バイト経験がある人の中には、バイト先で仕事中に上司や先輩から怒られた経験があるという人もいるのではないでしょうか。これからバイトを始めようとしている人は、どんなときに怒られることになるがあるのか知りたいでしょう。そこで、バイト先で怒られやすい人の特徴や怒られないようにするための対処法などについてお伝えします。
【目次】
バイトでよく怒られるのはなぜ?
バイト先でよく怒られる人には共通している特徴があります。怒られやすい人の特徴を理解しておけば、改善すべき点がはっきりして怒られにくくなるでしょう。怒られやすい人の主な特徴は4つです。
先輩や上司の指示に従わない
上司や先輩から具体的な業務手順や業務内容の指示を受けているにもかかわらず、ひとりの従業員の勝手な判断でやり方などを変更してしまうと、チームワークなど全体業務を考えたときに問題が生じてしまう可能性があります。本人は良かれと思って指示とは違うやり方で仕事をした場合でも、経験が浅いと気づかないリスクもありえます。
また指示通り作業をしない従業員は「生意気なバイト」という印象を持たれてしまうだけではなく、チームワークに悪影響を及ぼす可能性があるため怒られやすいのです。
指示を誤って理解してしまう
緊張感を持たずに指示を聞いている場合は正しく指示内容を理解するのが難しいでしょう。また早合点するのも問題です。指示を出す方も忙しさの中で丁寧な指導ができないなど理由は様々ある可能性がありますが、いずれもコミュニケーション不足が原因と言えるでしょう。指示内容を間違えて理解してしまうと当然正しく仕事ができず、その結果指示と違うことをしていると怒られることになります。
同じ失敗を繰り返す
人間誰でも失敗はしてしまうものです。しかし、何度も同じ失敗を繰り返していると上司や先輩としても「何度も言っているのに何の対策もせず怠けている」「失敗から学ばない」などとみられ怒られやすくなってしまいます。同じ失敗を繰り返していると人からの評価や信用を失って悪い印象になってしまうことが考えられ、そうなるとたとえ失敗をしなくてもプラス評価を得ることが難しくなってしまうのです。
上司や先輩に反抗的な態度をとる
仕事は同じ職場内の人が協力しないと進まないことがほとんどです。理解し合わなければ協力できません。少し注意されただけですぐにやる気をなくし、意欲なく業務をおこなったり、怒られた相手に対して反抗的な態度をとったりしていると、きちんと指導をして育ててあげようという上司や先輩の気持ちを削いでしまいます。怒られやすい人は怒られたことに過敏に反応してしまい、怒っている相手を理解しようという姿勢に欠けていることがあるのです。
バイトで怒られやすい人が取り組むべき対処法
バイトで怒られやすいと感じている人は4つの点に気をつけて仕事をするとよいでしょう。この4つの対策は、これからバイトを始める人にとっても有効です。
謙虚な態度でいる
怒られやすいバイトは謙虚さに欠けている可能性があります。上司や先輩はすでに仕事内容を理解して経営に貢献をしている人達です。一方、まだ就業経験が浅いアルバイトは上司や先輩と比較するとスキルが不足しているのが一般的です。そのため、上司や先輩のサポートがなければ業務が円滑に進まないこともあります。そのサポートは必ずしも目に見える形でおこなわれるとは限らず、本人が気づかない形でサポートを受けていることもあります。感謝と尊敬の気持ちで、「自分はまだまだ勉強すべきことがたくさんある」という謙虚な気持ちで仕事に臨むとよいでしょう。上司や先輩もそういう人に対しては積極的に育てようとして温かく接してくれるようになります。
約束を守るにはどうするべきかを考える
人が怒る理由はさまざまですが、理由の1つとして約束を破られるということがあげられます。例えば、上司や先輩から「明日までにこれをやっておいて」と依頼され承諾したにもかかわらず、期限になっても出来上がっていない場合は怒られてしまうでしょう。まずは約束を守るためにはどうするべきかを真剣に検討することが大切です。さらに、期限を守れない可能性がある場合などは、期限になって「できませんでした」と伝えるのではなく途中経過の報告を心がけることも有効な対策でしょう。
業務の理解に間違いがないか振り返る
業務内容を間違えて理解していると正確な仕事ができず失敗につながります。それが怒られる原因となるでしょう。仕事の指示を受けるときは必ずメモをとったり、理解に不安なところがある場合は自己解釈せずもう一度確認するなど、指示を出す人と十分にコミュニケーションを取ることが大切です。
同じ失敗をしない方法を考えてみる
「同じ失敗は繰り返さないで」と言われて「もうしません」と返事をしたにもかかわらず、同じ失敗を何度もしてしまうと怒られてしまうでしょう。そういった理由で怒られる人は、意識するだけでなく失敗を防止するための具体的な対策を考えること必要です。作業場所に注意点のメモを貼っておく、作業配置や順序をかえるなど失敗を未然に防ぐ工夫が有効な対策となる場合があります。
先輩・上司からアドバイスをしてもらう
上司や先輩が後輩に対して厳しくする場合、その人に成長してもらいたいという願いが込められていることもあります。そういった上司や先輩に対しては怒られて萎縮するのではなく、積極的にアドバイスを求めることをおすすめします。怒った方も「見込みがある後輩だな」と感じて親身になってアドバイスをしてくれるようになるでしょう。
理不尽に怒られることもある
バイト先で怒られるケースの中には、自分自身にまったく非がないというケースもありえます。身に覚えがまったくないにもかかわらず怒られた場合は、悲しい気持ちになる人もいれば怒りがこみ上げる人もいるでしょう。どちらにしても理不尽だと感じます。そういった場合は、相手の怒りを増幅しないようにしながら怒っている理由を冷静に確認してみることをおすすめします。指導者として好ましくありませんが、ただ単に上司や先輩の機嫌が悪くてとばっちりを受けて怒られるというケースもありますので注意しましょう。
ひとつずつ信頼を獲得していこう
バイト先で怒られないようにするためには、怒られやすい人の特徴を理解したうえでご紹介した対策を実行することが大切です。また、すでにいつも怒られているという人の多くは、「この人に仕事をまかせると心配だ」というレッテルを貼られてしまっている可能性もあります。一度悪い印象のレッテルが貼られてしまうと、少しのプラス評価では改善できない場合もあるので、指示を丁寧におこない、ひとつずつ信頼を獲得して評価をプラスに持っていけるように業務に取り組むとよいでしょう。