平成最後の冬休み&春休みはこれで決まり!経験者に聞いた「リゾートバイトの実態」

長かった夏休みも終わり、新学期がスタート。いろいろな場所に出かけた人も、とにかくのんびり過ごした人も、充実した夏を過ごすことはできたでしょうか。しかし、中には、バイトばかりで遊ぶ時間があまりなかった……なんて人もいるかも。そんな人におすすめなのが、リゾート地に住み込みで働くことができる「リゾートバイト」。働きながらレジャー気分が味わえるので、学生を中心に人気のバイトです。

しかし、「住み込みで働くって実際どうなの?」「知らない土地で働くのは大変では?」なんて疑問や不安も尽きないもの。そこで今回は、リゾートバイト経験者の3名にその実態を教えてもらいました。

 

従業員の特典も充実!「リゾートホテルのアルバイト」

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▲バイト仲間と一緒に撮影(Mさん提供写真)
一人目は、今年の夏に初めてリゾートバイトを経験したMさん。地元を離れて暮らしたいという思いがあったものの、両親の反対もありなかなか叶わなかったといいます。しかし、「だったら、まずはリゾートバイトで一カ月だけ地元を離れて働いてみるのはどう?」と提案したところ、両親から許してもらえたそう。そんなMさんが選んだのが、リゾートホテルのアルバイトでした。

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▲Mさんが働いていたホテル(Mさん提供写真)
――リゾートホテルでの業務内容は?
ホテルにあるバイキング形式のレストランで、ホールを担当しました。お客様の案内や配膳、ソフトドリンクのサーバー交換などもしましたね。ホールの仕事は未経験だったのですが、期間が限られているリゾートバイトだからこそ「自分に向いているか確かめられるチャンスだ!」と思い、応募しました。

――働いてよかったことや、楽しかったことを教えてください。
休憩時間や仕事終わりに、施設内の温泉やジムを利用してリフレッシュできたことがとてもよかったです! 従業員が設備を無料で利用できる特典付きなのは魅力的でしたね。あとは、バイト期間が終わった子の送別会をしたり、仕事が終わってから部屋に集まって朝まで女子会をしたり、毎日楽しいことの連続でした。

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▲勤務時間外も、バイト仲間と過ごしていたそう(Mさん提供写真)
――反対に大変だったことは?
働いていたホテルは、夏が繁忙期なので新しいアルバイトさんもどんどん入ってきていました。そのため、働きはじめて1週間で先輩として教える側に回ることも。そのときはプレッシャーもありましたし、自分の仕事で精一杯な中で教えるのは工夫も必要なので大変でした。

――リゾートバイトの経験を通して得られたものは?
自分の中にはない価値観をもった人と出会うことができたことでしょうか。地元にいたら出会えなかった人たちと話す中で、「そういう生き方もありなんだ」と思える機会がたくさんありましたし、本音で話せる友人もできました。
そして、今回のリゾートバイトをきっかけに、私が県外で働くことに両親が少し前向きになってくれたんです。なので、実は今も新しいリゾートバイトに応募しています。親元を離れて自立した生活を送る経験ができたのは本当によかったと思いますね。

リゾートバイトの経験は、自立した生活を送るための一歩にもなるようですね。リゾートホテルは、ホールやキッチン、接客など、募集職種も比較的豊富なので未経験でもチャレンジしやすいことが特徴。Mさんのように、初めてリゾートバイトをする人に向いているかもしれません。

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シフトの合間に観光や温泉が楽しめる!「温泉旅館のリゾートバイト」

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(※イメージ画像)
続いて、リゾートバイトをしながら全国を巡っているというKさんのエピソード。「地元以外の暮らしを経験してみたい」という思いから沖縄・石垣島でリゾートバイトに挑戦して以来、その魅力にハマッてしまったそうです。そんなKさんがおすすめするのが、冬の定番だという温泉旅館のリゾートバイト。

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▲Kさんが働いていた旅館(Kさん提供写真)
――温泉旅館での業務内容は?
広島県・宮島にある旅館で、仲居さんの業務をしました。お客様の食事の準備から接客まで、仕事内容は幅広いですね。6~10時まで働いたあと、16~22時で夜のシフトが始まるのでので、空き時間には職場の仲間と観光に出かけたりもしました。

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▲空き時間の観光中にこんなきれいな景色と出会えるのも、リゾートバイトならではの魅力!(Kさん提供写真)
――働いてよかったことや、楽しかったことを教えてください。
リゾートバイトって、求人に「食費・宿泊費・光熱費、完全タダ!」みたいに書いてあったりして、一見ちょっと怪しいじゃないですか(笑)。でも、私が働いた旅館含め、生活費が無料のリゾートバイトは本当にたくさんあるので、そこはとても魅力的です。
また、バイト仲間と厳島神社で初詣ができたときは、ここで働いていて本当によかったなと思いました。

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▲Kさんがお正月にバイト仲間と行った厳島神社のようす。年末年始を観光地で過ごせるところもうれしいポイント(Kさん提供写真)
――反対に大変だったことは?
冬休み期間の温泉地は繁忙期の真っただ中です。クリスマスから三が日にかけてはとくに忙しかったと思います。お客様がお休みを満喫している姿を横目で見ながら働くのは、なかなか大変でした。遊ぶ気満々でバイトに来ると、ちょっとしんどいかも……。

――リゾートバイトの経験を通して得られたものは?
やはり、人との出会いが大きいですね。年齢も立場も価値観も全く違って、普段だったら出会うチャンスのないような方々と働くことができるので、世界が広がりました。また、幅広いタイプの人たちと一緒に過ごすので、コミュニケーション能力もかなり鍛えられると思います。

住み込みで働きながら、温泉を楽しむこともできる温泉旅館のリゾートバイト。繁忙期のシーズンは忙しいでしょうが、合間に観光に行ったり、仕事終わりの温泉を堪能できたりすると疲れも吹っ飛びそうですね。

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ウィンタースポーツ好きには最適!「スキー場のリゾートバイト」

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▲N君が働いていたスキー場(N君提供画像)
最後にご紹介するのは、短期間でお金を稼ぐべくリゾートバイトに挑戦したN君。大学の試験期間中は忙しくてバイトする余裕がなかったN君は、冬休みを使って思い切り働こうとスキー場のリゾートバイトを始めたそうです。

――スキー場での業務内容は?
僕はリフト係を担当していました。機械を操作してリフトを動かしたり、降りるときに倒れた人を起こしてあげたりするんです。低い位置にあるリフトほど利用者が多いのですが、僕は一番下にあるリフト担当だったので忙しかったですね。実は、元々は屋内のレストランの勤務を希望していたのですが、現地で「君はリフトね」と発表されまして……(笑)。自分の希望が通るとは限らないので、マスクやサングラスなど、防寒・日焼け対策は志望職種にかかわらず用意していったほうがいいと思います。

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▲毎日たくさんのお客さんを案内したリフト(N君提供写真)
――働いてよかったことや、楽しかったことを教えてください。
ウエアやスキー板などのスキー用品が無料で借りられたり、3食500円で食事ができたり、Wi-Fi完備だったりと、住み込みで働くには充実した環境だったと思います。休みの日にスキーができるのももちろんですが、バイト仲間と一緒に過ごせる毎日が単純に一番楽しかったです。部屋にはテレビやゲーム機もあったので、贅沢な修学旅行みたいな気分でした!

――反対に大変だったことは?
滞在中のほとんどが仕事だったことに加え、朝も早いので体力的なしんどさはありました。仕事中は寒さと睡魔との闘いでしたね。

――リゾートバイトの経験を通して得られたものは?
新しい友達ができて、新しい考え方が生まれたことです。料理人に企業家、ワーキングホリデイで働く韓国人の方……他のバイトではなかなか出会えない生き方の人たちとお話できたことで、自分の価値観の幅の狭さに気づき、人生観を広げるきっかけになりました。学生のうちにリゾートバイトを経験しておいて本当によかったです。

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▲バイト先のメンバーと(N君提供写真)
雪山で冬らしさを思い切り味わいながら働くことのできるスキー場のリゾートバイト。スキー場とはいえ、レストランの仕事などゲレンデ以外の仕事もありますもんね。どんな仕事ができるかは、勤務先によっても違うのでチェックが必要かも。とはいえ、スキー用品が借りられるメリットはウィンタースポーツ好きには大きいですね!

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まとめ

3名とも、バイトを通じて「新しい価値観が生まれた」と言っているのが印象的でした。現地での暮らしや観光を堪能しながら、住み込みでがっつり働くことができるリゾートバイト。普段の暮らしから離れて働くことは、少し勇気がいるものです。しかし、だからこそ自分の人生観が広がるような経験ができるのかもしれませんね。平成最後の冬休み、皆さんもぜひリゾートバイトで特別な時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。

 
文:サノトモキ

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