バイトに応募するために必要な履歴書。履歴書には学歴・職歴、免許・資格欄などがありますが、可能な限り空欄を作らないように努力したいですよね。しかし、該当する内容が思いつかないこともあるかもしれません。その一つに「特技欄」があり、迷う人もいるのではないでしょうか。そこで、特技欄に書く内容をすぐに思いつくかどうかについて、学生100人のみなさんを対象にアンケートを実施しました。
バイトの履歴書の特技欄に書くことはすぐに思いつきますか?
【回答数】
いくつか思いつく:26
1つなら思いつく:32
特に思いつかない:42
特に思いつかない人が最も多い!「特技」の捉え方への戸惑いも
アンケートの結果、「特に思いつかない」と答えた人が最も多いことがわかりました。
・バイトに活かせるような特技は持っていないので、特技を聞かれるととても困ります。(20代/女性/学生)
・ある程度得意なことはあってもどれくらい熟練していれば特技と言えるのか分からないから。(20代/男性/学生)
・趣味なら幾つか思いつくが特技は他の人に自慢できる技術のことだと思っているので、そこまで言える技術を持っていないので。(10代/男性/学生)
・そのバイトに関係することでなければいけないのか、それとも関係なくてもいいのか悩んでしまうから(10代/男性/学生)
42人の男女は、特技欄の記入に悩んでいるようですね。特技を持っていないとの声や、バイトに役立つ特技がないので困惑するとの意見も寄せられています。特技レベルかどうか判断できないとの回答にもうなずけました。
また「趣味」なら記入できても「特技」を求められると身構える人がいるかもしれませんね。さらに、就きたい仕事に関するものが条件になるのか、迷う人がいる様子も見て取れるようです。やはり、バイトの応募先に採用されたい気持ちが強いだけに、特技欄を埋めることが大きな課題になることがわかる結果となりました。
「思いつく」人たちは、これまでの経験から見つけて書いている
アンケートの結果、「1つなら思いつく」に次いで「いくつか思いつく」の順となりました。
・特技は何を書いてもいいと思うので、最低でも一つ頭に浮かびます。縄跳び。(20代/男性/学生)
・今までの経験をかいつまんで書けばよいので。水泳やピアノ、ライティングなど。(20代/女性/学生)
・自分の得意なことは、誰でも一つは持っているものと思います。自分は、ずっと続けていた野球と、英検の資格を持っているので英語を特技として書こうと思いますし、今までもそうしてきました。(10代/男性/学生)
32人の男女は、1つなら記入できるようです。茶道で培った礼儀作法や、誰でもできそうな運動など、特技は身近にあるのかもしれませんね。書く内容は自由との捉え方もうかがえました。いくつか思いつくと答えた人は26人。自分の経験を簡潔にまとめたら良い、継続してきたことや資格を書いてきたとの体験談も寄せられています。また、得意なものはみんなが持っているという、プラス思考の考え方には共感できる部分も大きいのではないでしょうか。このように、「特技」とあまり構えずに、自分の長く続けてきたことや好きなことを書いてみるといいかもしれませんね。
特技欄には、趣味や部活、好きな学科などを書けばいい
「特技」と言われると、人より優れているモノを書かなくてはいけないような気になりますが、バイト応募の履歴書ではそこまで構える必要はありません。面接官は、あなたの人柄や能力を見たいと思っているので、特に思いつくものがなくても、部活や趣味、好きな学科など、やってきたことを書けばOKです。
単にスキルや経験があるだけでなく、一緒に働きたい、他のスタッフとうまくやっていけそうだ、などと面接官に思ってもらえるかが大切です。特技欄はあなたの人柄を素直にアピールできる欄だと考えると、書きやすくなるかもしれません。
勉強・学科
専攻している学科や頑張っている科目があれば特技欄に書いてもいいでしょう。学校の科目でなくても、パソコンや健康系など興味をもって勉強していることがあれば、特にバイト業務に関係なくても問題ありません。
スポーツ
部活に参加していたり、続けてきたスポーツがあれば特技としてアピールできます。成果が出ていればもちろんアピール材料になりますが、そうでなくても真摯に取り組んだ姿勢は評価の対象となるでしょう。
趣味
趣味を特技欄に書いてもいいの?と迷う人も多いかもしれません。しかし、イベントや大会へ参加したことがあるなら、十分特技と言えますし、実績がなくてもその取り組み姿勢はアピールできます。面接の場で「あなた」を知ってもらう会話のきっかけになるかもしれません。
避けた方が無難な特技も
注意したいのは、例えば「ゲーム」など、娯楽イメージが強いものは避けたほうがベター。客観的にマイナスな印象をもたれやすいものに関しては得意であっても書かないように注意しておきましょう。
■調査対象:学生
■調査期間:2016年09月09日~2016年09月23日
■有効回答数:100サンプル
■調査会社:株式会社ウィルゲート