女子のみなさん、知ってました?マフラーをしている女子を見つけては、一人で勝手にズキュン、バキュンとやられている男子がいることを。今回はそんな、マフラーにしまわれている女子の髪の毛、こと“マフラーしまい髪”に魅せられ、仲間と『マフラーしまい髪研究所』というサイトを作ってしまった人たちを直撃!
自称しまい髪フェチであり、サイトの所長でもある永野広志さん(写真右)と、サイト制作時に撮影を担当した柴田愛さん(写真左)に話をお聞きしました。今回は男子目線による、男子の愛と独断と偏見と情熱に満ち溢れた“男子ウケしまい髪”TOP3をご紹介します。
撮影に協力してくれたのは、笑顔とロングヘアーが素敵な大学生のしおりさん。普段はアニマル柄のマフラーで大人っぽい服装が多いとか。そんな彼女がマフラーしまい髪をすると、一体どんな感じに? まずは基本的なマフラーしまい髪からどうぞ!
~入門編~『花つぼみ』は、ふんわり感が重要!
男子ウケ度:★★★☆☆
難 易 度:★☆☆☆☆
ながの・ひろしさん(以下、ながの):春を迎えるために、花がつぼみのまま冬を越すというその見た目から命名した『花つぼみ』。厳しい寒さを乗り越えると、美しい花が咲くんだという、今は耐え忍んでいるのだという、見た目の期待感がかわいらくしていいんですよ。
ポイントは、マフラーへしまわれていく髪の毛のカーブ。ゆるやかで優しい女神のようなたゆみを作るのが最大のポイントですね。髪の毛がマフラーに弾んでいるような、マフラーと首元の隙間に優しく吸い込まれているような感じが、かわいくてなんともいえません。
『花つぼみ』は、こう作る!
ながの:マフラーを巻くときは、全部の髪の毛をマフラーのなかへ一度しまい、首元をきつめに巻きます。巻いたあとに、髪の毛をちょっとだけ引っ張って出し、写真のように、ふんわりとさせてください。そこを意識してセットするといいかと思います。
しばた・あいさん(以下、しばた):自分で鏡を見ながら、「もうちょっと、ふんわりさせようかな」と、好きな男子を思い浮かべながら鏡にむかえば、必ずいい感じになると思いますよ(笑)。
初めてのしまい髪なら、『花つぼみ』
ながの:初めてのマフラーしまい髪なら、『花つぼみ』で間違いなし。『花つぼみ』は、もっともスタンダードなしまい髪です。入門編なので、これまでマフラーを使ったことのない女子でもカンタンにできちゃいますから、おすすめですよ。
~中級編~“いい子なんだろうな感”が天使級の『しだれ桜』
男子ウケ度:★★★★☆
難 易 度:★★★☆☆
ながの:(髪の毛のしだれ具合が、桜みたいにかわいく見えるなあ)という印象からネーミングした『しだれ桜』。なぜか、清楚というか、性格のいい子なんだろうな感が、ビンビン伝わってくるんです。(天使のような内面をした、素晴らし子に違いないな)、そう思い込むほどの見た目、仕上がりといえますね。「たまたまココとココがでちゃった」っていう、このかわいさに、男子はやられるわけですよ。
夜遊びしてる子とか、チャラそうな子とか、軽いんじゃないかって誤解されそうな女子がギャップを狙いときにも使えますね、真面目さや親思いのいい子感を演出したいときに、すごくおすすめです。
『しだれ桜』は、こう作る!
ながの:まずは『花つぼみ』を作ります。次に自分の髪の毛の“触覚”部分をマフラーから出して、しだれさせてください。どのくらいの量を出すといい感じになるかは、個人差があるので、家で何度か練習してみてもらえればと思います。
しばた:女子目線だと、小顔に見える効果があるのでうれしい、しまい髪ですね。女子によっては「アイドルっぽい」、「女性忍者のくノ一っぽくてセクシー」、と受け取る女子もいます。あざとい感じがどうしても出ちゃうので、女子が大勢いて、男子が少数という状況なら、このしまい髪はしないほうがいいかも(笑)。気になる男子と二人きりなら効果テキメン!
「やばい!遅刻!」そんなときこそ『しだれ桜』
ながの:デートに遅れそうなときは、気になる男子と会う前に一度トイレへ入り、ぜひ『しだれ桜』を作ってから待ち合わせ場所へ。男子への言い訳は、「ごめーん、おばあちゃんが、道に迷っていて」ですね。すると男子は、(あ、この子、絶対いい子だ、あー好きだ!)と思い込みます。そうならなかったときの責任は一切負えませんが、少なくとも僕は、『しだれ桜』のしまい髪をする女子と出会ったら、(あ、この子は嘘をつかないな、うんうん。絶対にいい子だ)と信じられる男でいたいですね。
しばた:さすが! マフラーしまい髪研究所の所長! よくいった!
~上級編~男子ウケNo.1『みだれ髪』
男子ウケ度:★★★★★(モテ度MAX!)
難 易 度:★★★★☆
ながの:「乱れているな」とわかる感じがポイントになる『みだれ髪』。ちょっと文学的なネーミングにして、マフラーしまい髪という呼び方の世界観に寄せました。言葉の響きと女子の表情の繊細さが、たまりません。
ポイントは、マフラーと髪の毛が偶然に生み出すハーモニーの自然美。電車に駆け込んできた女子が、こうなっていると最高なんですよね。(寝坊して、一限目に遅れそうで急いできたのかな)って。そういうことも分かって、ぐっときます。急ぐ理由に夢中になって、一度はちゃんと整えた髪型が崩れてしまっているという、その無防備さに、男は「スコーン!」って、バットで頭を殴られるみたいな衝撃を心に受けるわけですね。数あるマフラーしまい髪のなかでも、これに勝る男子ウケはありません。
『みだれ髪』は、こう作る!
ながの:まずは『花つぼみ』を作ります。次に、自分でくしゃくしゃって髪の毛をいじって、鏡で見て確かめましょう。このとき、「自分が思ってた感じと違うな」ということはあっても、必ずそれをよしとすること。「これが自然なんだ」と割り切ることで、自然にこうなっちゃった感“自然美”を演出できます。
しばた:研究所のサイトの撮影をして気づいたんですが、多少、大げさなくらいにやらないと、人はなかなか気づかないというか。(あ、乱れているな)って思わないので、あざとくても、ガッシャって思いっきりやっちゃう、その大胆さが大事ですね。
猛ダッシュで『みだれ髪』を召喚できれば◎
ながの:無防備な乱れ感を出すために、あえて全力疾走するというのもアリですよね。出現率の低いレアキャラを道具や呪文で呼び出す、みたいな。だからマフラーをして急いでいるときは、『みだれ髪』を召喚する絶好のチャンスだと思います。多くの女子に覚えておいてほしいマフラーしまい髪の一つですね。
マフラーはなんでもOK! しまい髪のポイントは首元をきつめに巻くこと
ながの:マフラーしまい髪は、マフラーを持っている女子なら、だれでも今すぐにできます。使うマフラーは基本的にどんなマフラーでもOK。そんな手軽さから、冬の女子コーデのなかでも、マフラーしまい髪はコスパ最強のモテコーデではないでしょうか。
どんなしまい髪をするにしても、マフラーを巻くときに、首元をきつく巻き、一度は髪の毛の全部をマフラーのなかへしまうのがポイント。
ながの:使うマフラーの色は、『しだれ桜』に関してはピュアホワイト色のマフラーがダントツでおすすめです。清楚感がより伝わります。それ以外のしまい髪を作るなら、自分の髪の毛と同じ色のマフラーを避けるくらいでよいでしょう。同じ色のマフラーだと、しまい髪が目立ちませんからね。
最後に柄ですが、学生が使いやすいチェック柄と『みだれ髪』の相性が抜群です。初めてマフラーを買う、ということならチェック柄のマフラーをおすすめしておきます。では女子のみなさん。気になる男子と出会う準備、いいですか?
~ まとめ ~
お年玉を初売りにつぎ込んだ女子も、マフラーならNOフンパツ! 学校やバイト先の友達と写メを撮り合ってSNSへ投稿するのも面白そうですよね? その勢いで気になる男子へ、さりげなくアピールしちゃいましょう♪
※この記事はフロムエーしよ!!に2017年1月18日に掲載されたものです。
取材、構成、文:verb
撮影:片桐 圭
マフラーしまい髪研究所ウェブサイト:
http://mafumaken.tumblr.com/