アルバイト先では、仕事以外で上司や同僚と交流を深める機会がでてくると思います。上司とランチに行ったり、休日に同僚とバーベキューをしたり。職場によっては「飲ミニケーション」のようなかたちで飲み会を定期的に開催するところもあるでしょう。ここではそんなアルバイト先での飲み会の際に気を付けておきたい基本マナーや注意したいこと、または断る際の断り方など、飲み会前に知っておきたい内容をご紹介します。
【目次】
バイトで飲み会をするときの基本的な4つのマナー
バイトの飲み会は、自分だけでなく多くの人が楽しめるように参加者としてのマナーを守る意識が大切です。ここでは基本的な4つのマナーについてご紹介します。
（1）遅刻をしない
バイトが終わってから飲み会が行われるのであれば、参加するバイト仲間は一緒に会場まで移動することが多いです。しかし、当日が出勤日でなければ、一人で会場に向かわなければなりません。自分だけが遅刻をすると非常に目立ち、悪い印象を持たれてしまいます。開始の5分～10分前には到着しておきたいところです。
（2）座席の座り方に注意する
バイト先では上司やリーダー、新人といった上下関係がある場合が多いため、座り方には配慮をした方がよいです。例えば自分が新人の場合は、席の一番手前に当たる「下座」に座り、上司やリーダーのような立場の方については席の奥に当たる「上座」に座ってもらうようにしてください。
（3）積極的に会話に参加する
飲み会が始まったら、できる限り参加者全員と会話をすることも大切です。プライベートの飲み会は好きな友人とだけ話していても構いませんが、バイトの飲み会はそうではありません。仕事をスムーズに行えるように、多くのバイト仲間と親睦を深めることも目的の一つだからです。会話中にスマホをいじっていたり、一部の人とだけ話すのではなく、積極的に会話に参加をしていきましょう。
（4）喫煙者がいない場合はタバコはできる限り吸わない
また、参加者に喫煙者が少なかったりいない場合は、タバコを吸うのはできるだけ控えるのが望ましいです。どうしても吸う場合は喫煙所にいくことも基本的なマナーといえます。
お酒の飲み方（飲ませ方）に注意をする
飲み会といえばお酒がつきものですが、お酒の飲み方（飲ませ方）については注意が必要です。ここではお酒の飲み方（飲ませ方）について注意したい3つのことについてご紹介します。
（1）飲んでいない人に無理に飲ませる
飲む量やペースは人によって異なります。あまり飲んでいない人がいても、指摘するのは良くありません。ましてや無理に飲ませようとするのは、もってのほかです。その人がお酒が苦手であれば、プレッシャーをかけることになってしまいます。
（2）お酒の種類にについて指摘する
お酒の種類について指摘するのもNGです。お酒が苦手な人は、飲みやすいお酒を選ぶことが多いでしょう。たとえば、他の参加者がビールで乾杯するときでも、一人だけ甘くてアルコール度数の低いカクテルを持っていることがあります。そのようなときにお酒の種類を指摘すると、恥ずかしい思いをさせることになるかもしれません。
（3）お酒を飲めない人にお酒を飲ませる
お酒ではなくソフトドリンクを飲んでいる人がいても、お酒を飲むように強要をするのは避けたほうが良いです。体質的にお酒を一切飲めなかったり、運転をしなければいけないケースもあるからです。逆に自分がそういった立場にある場合は、しっかりと理由を伝えたうえで断るようにしましょう。
バイトの飲み会は仲間意識を育むのが主な目的です。お酒はそれを円滑にするアイテムにすぎないので、バイト仲間が飲むお酒の量や種類にこだわる必要はないことを覚えておきましょう。
飲み会に参加したくないときの対処法は？
バイトの飲み会への参加は、参加できない、またはどうしても気が進まなければ断っても構いません。しかし、どうやって断れば良いのか分からないケースもあるのではないでしょうか。断り方によっては協調性がないという印象を与えてしまう恐れがあります。ここでは断る理由の4つの事例をご紹介します。
（1）「体調が悪いため参加できません」
不参加もやむを得ない理由を伝えたほうが良いでしょう。風邪や腹痛など、つらそうにしている人を無理に連れていくわけにはいきません。
（2）「他の予定が入っているため参加できません」
飲み会の当日に急に誘われた場合は、他の予定が入っているという理由で断るのが無難です。予定が入っていても不自然ではありませんし、先約のキャンセルを要求してくる人は少ないでしょう。
（3）「今月お金に余裕がないため参加できません」
お金に余裕がないことをアピールするのも一つの手です。一般的に飲み会に参加すると、数千円は出費することになるからです。それを払うのが難しいというのは断る理由になります。
（4）「宿題をやらなければいけないため参加できません」
さらに、大学の課題があることを理由にする方法もあります。課題を放棄させてまで参加させようとするのは非常識です。このように、不可抗力で参加できない理由であれば、スムーズに断りやすくなるでしょう。
バイトの飲み会で仲間と親睦を深めよう
バイトはあくまでも仕事なので、勤務中はバイト仲間とはゆっくり話せないことが多いです。そのため、なかなか親睦が深まらないことも珍しくありません。せっかくバイトをするなら、良好な人間関係を築いて楽しく勤務したいところです。飲み会に参加すれば、仕事中には気付かなかったバイト仲間の一面が見られるでしょう。どのような性格をしているのか把握できたり、逆に自分のことを理解してもらったりする良い機会です。仲良くなってサポートしあえるようになれば、仕事を効率よく進められるようになります。
また、バイト以外のことにも良い影響を及ぼす可能性もあります。たとえば、先輩から就職や恋愛に役立つ情報を得られるケースもあるでしょう。意気投合した相手と、バイト以外で交流が始まることなども考えられます。このように、バイトの飲み会には多くのメリットがあるため、基本的には誘われたら参加するのが得策です。参加する場合は、マナーをしっかり守って楽しく過ごしましょう。
