この4月、大学や専門学校への進学をきっかけに、1人暮らしを始めた人も多いのではないでしょうか。食事の用意なんてしたことないけど、まだ自由に使えるお金も少ないから、自炊をしてみようかな、と考えている人もいるのでは? しかし、引っ越ししたてで調理器具が少ない…。そんな悩みを解消するべく、料理研究家のリュウジさんに“フライパンだけ”で作れる主食メニューを教えてもらいました。
バターのコクが効いた素朴なホクホク麺「北海道じゃがバター塩焼きそば」
1品目は、焦げ目をつけたジャガイモが香ばしい塩味焼きそば。リュウジさん曰く「コンソメとバターの組み合わせは間違いない!」。覚えておくと、他の料理にも応用できるかも♪
焼きそば用の麺 1食分
じゃがいも(中) 1/2個
ベーコン 40g
コンソメ 小さじ1
バター 10g
水 50cc
サラダ油 小さじ2
塩 ひとつまみ
黒コショウ、パセリ 適量
(1)じゃがいもを7mmぐらいの半月切り、ベーコンを短冊切りにする。
(2)フライパンにサラダ油とじゃがいもを入れて、中火で焼き、じゃがいもに焦げ目がついたらベーコンを加えて焼く。
(3)ベーコンに焦げ目がついたら、麺、コンソメ、水を入れて炒め、麺がほぐれたら火を止め、バターと塩を加えて和える。
器に盛り付けたら完成です♪ 好みで黒コショウとパセリをふりかけて。
スープが染み込んだスパゲッティが絶品「ガーリックコンソメスープのワンポットパスタ」
続いては、麺の下準備も具材の調理もすべてフライパンだけで完結するスープパスタ。一般的にスーパーで売っている1.4mmの細めのスパゲッティと、相性抜群のレシピ。
スパゲッティ 100g
ソーセージ 40g(3本)
ほうれん草 1/4袋
ニンニク 2片
唐辛子 1本
コンソメ 小さじ1と1/2
水 350cc
オリーブオイル 大さじ1
塩 ひとつまみ
(1)ソーセージを斜め切り、ほうれん草をひと口大のざく切り、ニンニクを粗みじん切りにする。
(2)フライパンにオリーブオイルとニンニクを入れ、弱火で火を通し、ニンニクに軽く焦げ目がついたら、ソーセージを入れる。
(3)ソーセージに焦げ目がついたら、唐辛子、水、コンソメ、スパゲッティを入れてフタをし、スパゲッティの袋に表示されている分数煮る。スパゲッティはお湯に入れると柔らかくなるため、折らずに折り曲げながらお湯に浸していく。
(4)煮上がる1分前にフタを開け、ほうれん草を加えて、ほうれん草がしなっとなったら塩を加え、全体をかき混ぜる。
器に盛り付けたら完成です♪
さっぱり食べられて、ボリューム満点♪「新たまねぎのツナサラダそば」
最後は、そばの新しい食べ方を提案! 新たまねぎのシャキシャキ感がアクセントのサラダ麺。そば1人前であれば、底が浅いフライパンでも十分ゆでられるんですよ。
そば 1束(80g)
ツナ缶 1/2個
新たまねぎ 1/8個
マヨネーズ 大さじ2
めんつゆ 大さじ1強
ワサビ 小さじ1/2
オリーブオイル 大さじ1
水 400cc
カイワレダイコン、七味唐辛子 適量
(1)新たまねぎを薄切り、カイワレダイコンをひと口大にし、ツナの油を切る。
(2)フライパンに水を入れて沸かし、そばを入れてフタをし、そばの袋に表示されている分数ゆでる。そばはお湯に入れると柔らかくなるため、折らずに折り曲げながらお湯に浸していく。
(3)ゆで上がったら、フタを少しズラしてお湯を捨て、フライパンに冷水(分量外)を入れてそばを締め、冷水を捨てる。
(4)(3)にツナ、新たまねぎ、マヨネーズ、めんつゆ、ワサビ、オリーブオイルを加え、和える。
器に盛り付け、カイワレダイコンを飾ったら完成です♪ 好みで七味唐辛子をふりかけて。
まとめ
フライパンって“焼く”“炒める”しかできないと思っていませんでしたか? 実は“煮る”“ゆでる”といった調理もできる万能器具なのだと、リュウジさんが教えてくれました。この事実を知っていれば、さまざまな麺類がフライパン一つで楽しめるし、味付けを変えればバリエーションも増えそうですよね♪
「今日食べたいものを今日作る!」をコンセプトに、Twitterで更新するレシピが人気を集める。2017年8月に公開した「無限湯通しキャベツ」は『あさチャン!』(TBS系)、『ZIP!」(日本テレビ系)などでも取り上げられ、話題に。初となるレシピ本『お手軽食材で失敗知らず! やみつきバズレシピ』(扶桑社)好評発売中。
料理研究家・リュウジ
Twitterアカウント:@ore825
取材・構成・文:有竹亮介(verb)
撮影:森カズシゲ関連する求人情報
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