マスコミでもアルバイトは貴重な戦力です。テレビ局では、主に番組観覧やドラマ撮影のエキストラのアルバイトを募集しています。観客席に座り、拍手や歓声を挙げて番組を盛り上げたりします。収録が深夜に及んだり、予定よりも収録が伸びることがあるので、時間に融通が効きやすい学生やフリーターに向いているアルバイトだと言えます。また制作会社でもマスコミのアルバイト募集があります。ADの見習いなど、より番組制作の現場での仕事が中心になります。ディレクターの指示にしたがって、番組収録の準備や収録時のサポートをします。

マスコミのひとつ、出版社の編集部でも、アルバイトの募集はあります。取材や打ち合わせなど忙しく働く編集者やライターに代わって、電話の応対をしたり、資料集めを行うのが主な仕事です。出版社には資料室があり、過去のバックナンバーや他社の雑誌が集められています。参考になる記事を集めてコピーしたり、ときには図書館に足を運んで資料を集めてきます。そのほか雑誌などマスコミに掲載する写真データの整理をしたり、読者プレゼントへの応募はがきを整理し、商品の発送などをお手伝いするのもアルバイトの仕事です。

マスコミである、テレビドラマのエキストラや番組観覧のアルバイトをすると、間近でタレントや有名人の姿を見ることができます。憧れの有名人を直接目にすることができるマスコミならではのアルバイトと言えます。テレビ番組を盛り上げるのがアルバイトの役割ですので、タレントに話しかけたりすることはできませんが、憧れの人物を目の前で見たい人にはおすすめです。また番組制作会社でAD見習いのアルバイトをすれば、一緒になってタレントや有名人と仕事をすることができるます。

出版業界のなかでも、出版社の雑誌編集部でアルバイトをすると、マスコミ業界で働くプロフェッショナルたちと出会うことができます。編集者やライター、カメラマン、デザイナー、スタイリストらの仕事の一端を間近で見ることは、将来、マスコミ業界を目指している学生やフリーターにとっては、刺激的で非常にためになる仕事といえます。また一緒に働くことで、接点もでき、新しいマスコミ関連のアルバイトを見つける人やマスコミの就職をアドバイスしてもらう人もいるようです。まずは、学生の間にアルバイトからマスコミの仕事を経験してみるのは、とてもおすすめです。