

雑誌や広告、CM、テレビ番組のデザイン責任者
アートディレクターは、メディアにおける視覚的表現の責任者。略してADともいう。雑誌や広告、CM、テレビ番組まで幅広い分野で活躍し、そのメディアの視覚的表現を取り仕切る。たとえば雑誌の場合、異なるデザイナーが担当したページ全てに目を通し、色遣いやデザインの統一感などをチェックする。もちろん表紙のデザインなども編集部と相談のうえアートディレクターが決める。一方CMやテレビ番組では、全体のイメージを作るのがシゴト。美術さんや大道具さん、ときには衣装にも指示を出し、思い描いたイメージを作り上げる。雑誌や広告などの紙媒体と、CMやテレビ番組などの映像媒体ではやや役割が異なるものの、いずれも豊富な経験が必要。紙媒体の場合はデザイナーとして、映像の場合は美術担当として経験を積んだ人がこのシゴトに就くケースが多い。
給料の相場 | |||
---|---|---|---|
時 給 | 関東 1,009円 | 東海 800円 | 関西 942円 |
日 給 | 関東 ― | 東海 ― | 関西 10,000円 |
月 給 | 関東 223,268円 | 東海 189,167円 | 関西 170,000円 |
リクルート調べ2009年実績(※件数サンプルが少ない金額もあります)
おシゴト未来予想図
デザインチェックに追われる日々
なりたての頃はデザイナーなどにどう指示を出していいのかわからず、チェック作業に追われる。意志の疎通ができないと、当然ながら修正も多くなり、作業の負担は増える一方。

有名ADになればシゴトが選べる
アートディレクターとしてそこそこ知名度が出てくると、広告やCM、雑誌創刊時などに指名されるようになる。ディレクション料金も知名度によってぐんぐんアップ!

聞かせておシゴト体験談
●アルバイトで広告のADをやってました。デザイナーからあがってきたデータに間違いがないかチェックするシゴトなのに、肩書きはアートディレクター。おかげでより大きな責任感を持ってシゴトに取り組めたと思います。(大阪・28歳・男)
●デザイナーになって6年目に、初めて某雑誌のアートディレクターを任されました。もちろん編集部の意向あってのことだけど、雑誌のイメージを丸ごと自分で作れるのって快感。責任は重いけどやりがいのあるシゴトです。(東京・29歳・女)
関係性を解く!業界マップ

企画から制作運営まで、Webサイトの制作全般を担う。シゴト範囲は広く、やりがい十分!
ゲームソフトの企画から完成に至るまで携わる。ヒット作を生み出せば、一躍名を馳せることも!
ポスターやカタログ、雑誌などの誌面で、自分の表現したい内容を感性豊かにアピール。
住居や店舗などの室内空間をデザイン。人気のショップや快適な住空間は、この人たちが作っている。
インテリアショップやショールームなどで活躍。インテリアについてアドバイスをする。
アニメーションの制作に欠かせないクリエイター。テレビや映画などのアニメは、彼らが作っている!
雑誌や書籍、広告などに挿し絵を描く。タッチや作風に個性やセンスがあれば売れっ子も夢じゃない!
コミック誌で活躍する漫画家に憧れる人は多い。そのシゴトに就くには、どんなスキルが必要なのか?
雑誌や書籍などを印刷する前に、所定の場所に文字を入れたり、レイアウトや画質の体裁を整える。
企業の広告を作る。クライアントの要望と世間の動向をくみとり、映像や紙面上に表現。
街のポスターや雑誌の広告などで、キャッチコピーを書いているのはこんな人たちだ。
出版社などに勤務して、企画立案から誌面が出来上がるまでを一手に担当するシゴト。
クライアントと広告制作の現場、印刷会社などを結び、原稿を運んだり、中身をチェックする。
新聞や雑誌に記事を書いているのはこの人たち。有名ライターになれば印税生活だ!
ビデオカメラや音響卓、編集機など専門の機器を自在に操り、業界の制作現場を陰で支える。
報道から雑誌や広告まで活躍の場はさまざまだが、センスとフットワークの軽さが求められる。
出版社などと、どんな紙でどういう体裁の本にするかを決め、印刷・製本の工程に携わる。
ファッションアイテムのデザイン画を描く。自分のブランドを立ち上げるのが夢…なんて人は注目!
タレントやモデルが着用する衣装や小物をコーディネート。中にはタレント専属のスタイリストも!
デザイナーが描いたデザイン画から型紙を制作。アパレル業界の中でも重要ポジションだ。
型紙に沿って裁断された生地を縫い合わせるシゴト。手先の器用な人は注目してみよう。