

企業と派遣スタッフをつなぐ、掛け橋的存在
企業と派遣スタッフの間をとりもつ調整役となるのが派遣コーディネーター。派遣スタッフを欲している企業の要求をくみとり、必要な能力と人材を見抜く。そのうえで派遣会社に登録しているスタッフの中から、最適と思われる人材を選び提供する。会社とヒトを最適な形でつなぐ、やりがいのあるシゴトだが、派遣先でトラブルが発生した場合の責任を問われることもある。また、スタッフの精神的なケアも業務のひとつなので、相手の立場になり親身に相談に乗れる心と洞察力が、シゴトをうまくまとめるカギとなってくる。企業に向けた営業コンサル的な面と、派遣スタッフへのカウンセラー的な面の両方を備え、ヒトとヒトをコーディネートしていくわけだから、表面的なヒアリングデータには現れない、内面までも読み取れる能力が必要だ。
給料の相場 | |||
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時 給 | 関東 1,122円 | 東海 1,092円 | 関西 1,088円 |
日 給 | 関東 − | 東海 10,000円 | 関西 − |
月 給 | 関東 214,959円 | 東海 216,290円 | 関西 191,578円 |
リクルート調べ2009年実績(※件数サンプルが少ない金額もあります)
おシゴト未来予想図
派遣スタッフと企業の狭間で…
派遣スタッフ側の希望や都合と、企業側のニーズをうまく合致できないとツラい立場に。この場合、両者から苦情が来てしまうのでしんどさも2倍だ。スタッフと企業にヒアリングして、再度の仕切り直し。

企業とヒトの名仲人として
成立させたカップルは500人以上…まるで年季の入った仲人のように、その適性と相性を瞬時に見抜く能力を持つに至った。「今のキャリアじゃ荷が重いかもしれないけどチャレンジしてみたら?」そんな将来を見据えた提案をすることも。

こっそり教える!ウラ話
●このシゴト、営業的な側面もありますがカウンセラー的な役割も多いんです。企業の人事担当者と派遣スタッフ、両者から相談されますからね。ヒアリングした内容を元に企業と人の組み合わせを想像するんですよ。データだけでは判断できない気質を考慮しつつ「あの人がこの会社に入ったらどうかな?」って。企業といっても実際は「担当者」という人間ですから、相手の立場に立った感情移入は必要。うまく一致したときはホント、キューピットの気分です。(愛知・24歳・女)
ためになる先輩アドバイス
●ある派遣スタッフで「困ったちゃん」な人がいまして。要求とキャリアのズレが大きくてどこを紹介しても不満だらけなんです。これは一度ステップアップさせないと…と思い、あるIT系の資格取得を勧めたら見事合格!その後キャリアを積んで、今じゃ私の秘蔵っ子です。(大阪・27歳・女)
●自分自身が派遣スタッフをやっていて、そのときの経験からコーディネーターに転職。相談を受けたりしてると昔の自分を思い出しちゃいますね。(東京・26歳・女)
人事組織や採用活動、スタッフの給与計算、社会保険など、会社全体にかかる業務を担当する。
企業や商品のイメージアップのため、広告やPR活動の戦略、プランを練る。企業の顔的な存在。
販売店でのPR業務やパンフレット作成。グッズなどの企画も行う。SPともいう。
電話応対から伝票整理など、オフィスワークをなんでもこなす万能プレイヤー。
企業の窓口などで来訪者の用件を聞き、その内容に応じた取り次ぎや、電話の応対を行う企業の顔。
営業所や営業部における様々な事務処理を担当。売掛金の処理や受注後の一連の事務処理などを行う。
営業担当のサポート。資料や企画書作成、電話の取次ぎなどを行う。顧客との渉外補佐も。
会社全体のお金の出入りを管理する。お金の運用は財務が、日常的なお金の出入りは経理が担当。
顧客のニーズ、あるいは自社のシゴトを円滑に進めるために、必要なモノ・ヒトを正確に手配。
輸出入の際の書類処理など、外国貿易に関する事務を行う。総合商社、貿易代行会社などで活躍。
企業の役員や議員など、特定の役職にある人について、その業務をサポートする。