電気通信主任技術者とは、電気通信ネットワークの維持、工事、運用の責任者を認定する国家資格です。電気通信事業者は、電気通信主任技術者を選任する義務があり、ニーズの高い資格です。電気通信設備の工事や維持に関する監督者としての業務を行う必要があります。

電気通信主任技術者の資格試験は、最低限の必要知識と能力について評価されます。試験は全科目マークシート方式となっており各科目60点以上で合格になりますが、その合格率は低く難易度が高い、難関試験と言われています。受験には資格や制限がありません。科目免除制度もあり、学歴や資格、経験により異なります。試験は7月と1月の年2回行われており、インターネットから申し込むこともできます。電気通信主任技術者は技術者としての経験を身に付けることができます。機械やインターネットが好きな方はさらに知識を深めることができます。問題発見や解決力が身に付き、現場の責任者となるためコミュニケーション力も習得できます。工事完了の際には自分が作業をしたという達成感を得ることができるのも魅力のひとつです。巨大なネットワーク事業に携わるため、その点でやりがいを感じる方もいるようです。