国際事務は、海外の取引先との折衝を中心とした事務業務です。貿易事務と同じ意味で使われることもあります。貿易が行われるときは、厳密な規制があるため、用意しなければならない書類が複数あります。その書類の作成やチェック、その際に発生するさまざまな手続きを担当するのが国際事務の仕事です。

国際事務を行える人材は、外資系の企業が日本に進出した関係もあり、一定の需要があります。国際事務の世界でキャリアやスキルを身につければ、これらの企業からは必要な人材として重宝される可能性が高くなります。また、この仕事は、正社員からスタートする必要はありません。アルバイトから働きはじめても、実績を積むことが可能です。また、「通関士」や「貿易実務」といった資格を取得することで、就職や転職を有利にすることもできます。国際事務の業務は、男性にとっても、女性にとっても一生の仕事にしやすい性質を持っています。専門性の高いスキルが要求されることもあるため、結婚や出産で職場をしばらく離れたあとでも、復職するチャンスを持ちやすいです。資格や実務能力は財産となります。