

シャベリで会場を盛り上げる、各種イベントの舵取り役
イマ風にいえばMC。ブライダルやパーティー、式典にキャンペーン、舞台公演、はては子ども会主催のゲーム大会、町内の運動会まで、様々なイベントで司会進行役を務める。滑舌のいい明瞭な発音と正しい言葉遣いが求められるのはもちろん、台本を頭に叩き込む暗記力も必要だ。それ以上に重要なのが、的確な状況判断と決断力。イベントにつきもののハプニングにも動じることなく、主催者側が設定したタイムスケジュール通りに、全体の進行を仕切っていかなければならないのだ。場数を踏めば踏むほど技量は上がっていき、空気を読んでアドリブで笑いが取れればもう一人前。一般的にはアナウンス関係の専門学校を卒業し、事務所に所属してシゴトを受けることが多い。おめでたい席では、ギャラ以外にご祝儀がもらえることも。
給料の相場 | |||
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時 給 | 関東 1,225円 | 東海 1,131円 | 関西 2,070円 |
日 給 | 関東 13,417円 | 東海 7,500円 | 関西 13,438円 |
月 給 | 関東 211,200円 | 東海 ― | 関西 170,000円 |
リクルート調べ2009年実績(※件数サンプルが少ない金額もあります)
おシゴト未来予想図
事前の予行演習でガチガチ
プロになって初めての司会。ミスがあっては大変と、1週間前から原稿を暗記。鏡の前で笑顔を作って練習すれど、どうも顔が引きつっている。本番を前にしてさらに緊張。そうだ、手のひらに「人」と書いて飲み込むんだ!

アクシデントもアドリブでかわす
本番前は軽い緊張に襲われるのが常。とはいえ慣れてくれば、思わぬできごともアドリブで笑いに転嫁。静かな会場で泣いた子供をあやしておとなしくさせ、拍手喝采なんてこともあったなぁ…軽い緊張と機転の利くトーク、もうオレったら一人前?

聞かせておシゴト体験談
●もともとバンドやってたんですが、MCが面白いと評判に。大学ではアナウンス部にいたので、しゃべりには自信があったんですけどね。ミュージシャンにはなれなかったけど、人前に立つシゴトがしたくて1年前に司会業に転向。今は友人がやってるイベント会社に所属してます。(埼玉・26歳・男)
●本業は落語家なんです。でも地方のイベントでよく司会をやらされまして、友達の結婚式の司会もやるうち、いつの間にか司会が本業。今はフリーで活動してます。(東京・28歳・男)
身につけよう!必要スキル
正確な発音と聞きやすい話し方を
これといった資格は必要ないが、なんといっても人前で話すシゴト、発声練習や話し方のコツはつかんでおくべき。必須ではないが話し方教室やスピーチの学校に行くのもいいだろう。本や我流ではわからないヒントが見つかるかも知れない。また、話し方だけでなく臨機応変な対応が求められるのも司会の難しいところ。予定外のことにもすばやく対応できる、機転のよさは備えたい。このあたりは各自で磨いていくしかないだろう。
いわゆる楽器演奏者。才能と技術、チャンスだけを頼りに自分の音を作り出すアーティストだ。
音楽の選曲を通して人を楽しませる。センスはもちろん雰囲気を判断する能力も必要!
コンサート会場の警備、グッズの販売、アナウンスなどを通して、舞台の裏側が見えちゃいます!
新製品の発売などでのキャンペーンを盛り上げるのがこのおシゴト。みんなの注目を集めちゃおう!
雑誌や広告で活躍するモデルという職業。派手なだけじゃない!地道な努力も必要なおシゴトなのだ。
新製品の発表会やイベントが活躍の場。会場での試供品の配布もあればフラッシュを浴びるシゴトも!
映画・ドラマで不可欠な、セットや小物作りのプロ。美術や設計などの専門知識も必要。
エキストラ、劇団員から俳優・女優まで。舞台や映画、ドラマに出られるチャンスも!
タレントのスケジュール管理に現場同行、営業活動…憧れのスターといっしょに働ける!?
音楽のジャンルによって様々なダンスがある。インストラクターとしえ活躍する道も。