

創意工夫が求められる、舞台裏のアーティスト
「大道具方」「小道具方」の略で、テレビ、映画、演劇の制作現場を支える裏方。大道具は建物、木、岩など、役者が手に取ることのない舞台装置で、セットともいう。「大道具方」は、大道具を製作・運用するスタッフのことで、実作業は大工さんに近い。一方小道具は、役者が手に持って使う小道具、机や椅子など置き道具の総称。「小道具方」はそれを事前に用意するスタッフで、既存のものを探してくる場合と、新たに製作する場合がある。大道具方、小道具方は合わせて「美術さん」とも呼ばれ、通常は映画やテレビ番組の制作会社に所属している場合が多い。演出者や役者の要望に応じて道具を揃えなければならず、内容的・時間的にとんでもない注文を出されることもあるため、それを形にするだけの創造力、手先の器用さが必要。まれにテレビで注目を浴びることも。
給料の相場 | |||
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時 給 | 関東 1,014円 | 東海 937円 | 関西 956円 |
日 給 | 関東 7,943円 | 東海 8,000円 | 関西 7,308円 |
月 給 | 関東 190,944円 | 東海 160,000円 | 関西 179,429円 |
リクルート調べ2009年実績(※件数サンプルが少ない金額もあります)
おシゴト未来予想図
最初はとにかくアシスタントから
大道具も小道具も技能職なので、最初から製作をやらせてくれるとは限らない。アシスタント的なことから始めて少しずつ任せられるようになるのが一般的だ。また深夜まで続く作業も多いのでスタミナも重要。

映画美術を担当、作品が後世に
キャリアを積めば映画などの美術監督として活躍の場が広がるかもしれない。セットはいつまでも残せるものではないが、映像となって記録されるのは嬉しい限り。作品クレジットにも名前が残るぞ!

聞かせておシゴト体験談
●大規模な船の甲板のセットを作ってたんですよ、もう建築現場みたいな感じで。ところが修正が入って深夜まで突貫工事。休憩しようと横になったらそのままセットの隙間で寝ちゃってました。誰も気づかなかったのが不思議ですが、それだけ巨大なセットだったんだなーと思いますね。(千葉・25歳・男)
●型抜きでプスプスと薄い紙をカットして、小道具用の桜の花びらを大量に作りました。使われるのはほんの一瞬だったけど、すごくキレイでしたよ。(東京・23歳・男)
身につけよう!必要スキル
美術に関する知識は必要!
監督やプロデューサーの注文に応じた制作物を作る関係上、美術の知識はあった方がいい。美大やアートスクールなどで造形やデザインの基礎を学んでおくと有利だろう。また、大がかりな舞台セットなどは設計や建築の知識も必要になるので、建築関連も学んでおくと○。実際の技能は現場で覚えていくことになるが、まず制作会社の美術部か専門の制作会社に入るためにも、アピールポイントはあるに越したことはない。
いわゆる楽器演奏者。才能と技術、チャンスだけを頼りに自分の音を作り出すアーティストだ。
音楽の選曲を通して人を楽しませる。センスはもちろん雰囲気を判断する能力も必要!
コンサート会場の警備、グッズの販売、アナウンスなどを通して、舞台の裏側が見えちゃいます!
新製品の発売などでのキャンペーンを盛り上げるのがこのおシゴト。みんなの注目を集めちゃおう!
雑誌や広告で活躍するモデルという職業。派手なだけじゃない!地道な努力も必要なおシゴトなのだ。
新製品の発表会やイベントが活躍の場。会場での試供品の配布もあればフラッシュを浴びるシゴトも!
エキストラ、劇団員から俳優・女優まで。舞台や映画、ドラマに出られるチャンスも!
タレントのスケジュール管理に現場同行、営業活動…憧れのスターといっしょに働ける!?
音楽のジャンルによって様々なダンスがある。インストラクターとしえ活躍する道も。
結婚式やイベントになくてはならない存在。発声練習や原稿の暗記など準備はなかなか大変。