学芸員の仕事は博物館法に準拠して美術館や博物館などの専門職員として、施設内の資料の保管、整理分類、展示などを行います。正規の職員の求人は多くはないため、まずはアルバイトからのスタートもめずらしくありません。

学芸員は資料の収集、研究、保管管理といった一般人には目につかない業務に就いていることがほとんどですが、企画展では一般の人に向けた仕事をすることになります。企画展を準備するにあたっては、知識とセンスを活かすこともできます。コンセプトから展示方法までこだわりぬいた企画展が反響を呼べばやりがいを感じることもできます。特にアルバイトの場合は、来場者への対応などにも携わるため、手応えを最前線で感じることができます。指定の大学で必要な単位を習得しさえすれば学芸員の資格を得ることができます。しかし、指定大学以外からでも、何らかの学士学位があり、学芸員補の職務経験が4年以上あれば学芸員資格審査を受けることができます。指定大学以外に進んでしまったとしても、まずはアルバイトでも学芸員補の経験を積めば学芸員になる道が開けるため、あきらめることはありません。