

介護が必要な人の、自宅での暮らしをサポート
高齢や心身に障害があるなどの理由で、日常生活を送るのが困難な人の家庭を訪問し、身体の介護や家事の援助などを行う。介護が必要な人が、より充実した暮らしができるようサポートするのがホームヘルパーのシゴトだ。食事や入浴、排泄のお世話から、掃除、洗濯、料理、買い物などの家事まで一手に引き受けることも。高齢化が進み、お年寄りの1人暮らしや高齢者夫婦だけの世帯が増えている現在、その役割は重要視されている。一時的なお手伝いではなく、将来を見据えたシゴトとして取り組むのなら、ホームヘルパー2級は取得しておきたいところ。資格は国が定めたホームヘルパー養成研修を修了すれば取得できる。最近では男性のホームヘルパーも増えてきており、男性利用者に喜ばれているそう。
給料の相場 | |||
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時 給 | 関東 1,153円 | 東海 1,027円 | 関西 1,128円 |
日 給 | 関東 10,959円 | 東海 11,203円 | 関西 9,507円 |
月 給 | 関東 187,760円 | 東海 176,585円 | 関西 178,415円 |
リクルート調べ2009年実績(※件数サンプルが少ない金額もあります)
おシゴト未来予想図
調理が全くできずに冷や汗
ホームヘルパーのシゴトの中でなかなか慣れないのが調理。栄養や塩分などにも気を遣いながら料理を作り、買い物や後片付けなども決められた時間内にこなさなければいけない。最初は研修を受けることも多い。

時間内に手際よくシゴトができる
ご飯、味噌汁、煮物、焼き魚…などと栄養バランスの取れた食事を素早く作れるように。利用者の好きなメニューを盛り込むなど、献立に気を配る余裕も出てくる。料理をしながら掃除をしたり、手際もよくなっているはずだ。

聞かせておシゴト体験談
●高齢者の方をベッドから起こすときなど、腰を痛めがち。自分の身体も気遣いながら働いています。(山口・37歳・女)
●ギスギスした人間関係に嫌気がさして福祉の世界へ。男性ヘルパーが家事をするのを嫌がる方もいますが、男性利用者の方に喜ばれることが多いんですよ。(神奈川・28歳・男)
●いつも「味付けが濃い」って叱られていたのですが、初めて「おいしい」と言ってもらえたとき、お世話しているおじいちゃんと心が通じ合えた気がしました。(茨城・33歳・女)
関係性を解く!業界マップ

治療院でおなじみ。肩凝りや腰痛、ねんざなど、身体の不調をあん摩やはり、灸などで治療する。
歯垢や歯石の除去から、歯磨き指導も行う。歯医者さんをサポートするエキスパート。
資格を必要とせず、歯医者さんで診療の補助ができる。専門用語などは、ある程度覚えよう。
病院や薬局などで活躍する薬の専門家。患者さん1人1人に適した調剤を行い、相談にも応じてくれる。
介護を必要としている人と、介護サービスや介護施設を結びつける橋渡し的な存在。
学校や医療、福祉施設などで、バランスのいい献立を提案。栄養コンサルタントとしても活躍。
明るい笑顔でテキパキと患者さんの身の回りをケア。優しく親身な対応で、頼りになる存在だ。
高齢者や障害のある人が利用する介護福祉施設などで活躍。高齢化にともない需要も上昇。
病院での受付業務や、医療費関連の書類、伝票の処理を行う。医科・歯科別に専門知識が必要。