

就職先が豊富で独立も可能な、まさに手に職のおシゴト
手や専門の道具を使って、肩こり、腰痛など、患者さんの治療を行うのがシゴト。あん摩やマッサージ・指圧は、手のひらや指で、もむ・押す・さする・たたくなどして身体に刺激を加え、血行をよくしてコリをほぐす。一方のハリ・灸は、ハリやお灸を使って経穴を刺激するというのが主な治療方法だ。ちなみにあん摩とマッサージはよく混同されがちだが、あん摩は東洋医学、マッサージは西洋医学に基づいていて、まったくルーツが異なる。いずれも治療を行うためには資格が必要で、あん摩・マッサージ・指圧には、「あん摩マッサージ指圧師」、ハリには「はり師」、灸には「きゅう師」という国家資格がある。治療院から病院のリハビリ施設、スポーツ施設まで就職先は幅広く、経験を積めば独立することも可能。まさに手に職といえるシゴトだ。
給料の相場 | |||
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時 給 | 関東 936円 | 東海 866円 | 関西 911円 |
日 給 | 関東 7,846円 | 東海 8,425円 | 関西 7,514円 |
月 給 | 関東 197,972円 | 東海 196,730円 | 関西 201,178円 |
リクルート調べ2009年実績(※件数サンプルが少ない金額もあります)
おシゴト未来予想図
患者さんとのやりとりに悪戦苦闘
慣れるまではどこがどう辛いのか、患者さんから聞き出すのにもひと苦労。適切な治療を行うために問診は必須だから、コミュニケーション能力が求められるシゴトでもある。

独立して、自分の治療院を経営
しっかりした知識と腕があれば、将来は独立も可能。ただし患者さんが来てくれなければ成り立たないので、独立までにいかに多くの人脈を築けるかが重要なポイントとなる。

必ずゲット!必要資格
あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師
いずれも厚生労働大臣が認定した大学・短大・専門学校などの養成校で3年以上学んだ後、(財)東洋療法研修試験財団という組織が実施する試験に合格する必要がある。最近は癒しブームなどの影響もあり、養成校に入学すること自体難しくなっていて、そのための専門予備校もあるほど。試験自体は合格率が高いので、まずは養成校へ入学することが第一歩と言える。
独立費用Howマッチ?
治療院を構えるなら20〜500万円
あん摩・マッサージ・指圧の場合は、ベッドなどの設備とタオルなどの備品、ハリ・灸の場合は道具一式、さらには電気治療器など、それなりの設備投資が必要になる。自宅で自分1人だけで開業するなら初期投資は最小限に抑えられるが、物件を借りたりスタッフを雇ったりする場合、当面の運転資金も合わせ、少なく見積もっても数百万円の予算が必要。なお、物件の価格は立地などによっても異なってくる。
歯垢や歯石の除去から、歯磨き指導も行う。歯医者さんをサポートするエキスパート。
資格を必要とせず、歯医者さんで診療の補助ができる。専門用語などは、ある程度覚えよう。
病院や薬局などで活躍する薬の専門家。患者さん1人1人に適した調剤を行い、相談にも応じてくれる。
介護を必要としている人と、介護サービスや介護施設を結びつける橋渡し的な存在。
学校や医療、福祉施設などで、バランスのいい献立を提案。栄養コンサルタントとしても活躍。
明るい笑顔でテキパキと患者さんの身の回りをケア。優しく親身な対応で、頼りになる存在だ。
「老後を住み慣れた自宅で過ごしたい」そんな想いを叶える在宅介護のスペシャリスト。
高齢者や障害のある人が利用する介護福祉施設などで活躍。高齢化にともない需要も上昇。
病院での受付業務や、医療費関連の書類、伝票の処理を行う。医科・歯科別に専門知識が必要。