

バランスのとれた食生活を考える専門家
学校や病院、老人ホームから社員食堂まで、集団給食を提供する様々な施設で、栄養バランスのいい献立を考え、正しい食生活のための指導をする。最近は健康志向が高まっていることもあり、スポーツクラブやレストラン、エステティックサロンなどで栄養コンサルタントとして働くケースもあり、活躍の場はますます広がってきている。このシゴトに就くためには「栄養士」の資格が必要で、資格取得には各食物の栄養素をはじめ、栄養量の計算方法など、幅広い知識を身につける必要がある。さらに上位資格には「管理栄養士」があり、この資格をもっていると大規模な施設でより複雑な栄養管理に携わることが可能だ。健康や食品について関心が高く、自分で料理したり献立を考えるのが好きな人には最適のシゴト。一方で多くの人の食を預かるだけに責任感も求められる。
給料の相場 | |||
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時 給 | 関東 990円 | 東海 960円 | 関西 947円 |
日 給 | 関東 9,021円 | 東海 9,000円 | 関西 8,143円 |
月 給 | 関東 188,240円 | 東海 177,934円 | 関西 195,774円 |
リクルート調べ2009年実績(※件数サンプルが少ない金額もあります)
おシゴト未来予想図
慣れない献立作りに四苦八苦
栄養のバランスを考えた献立作りといっても、施設によって任される予算も規模も異なる。複数の栄養士がいる職場では、自分が考えた献立がなかなか採用してもらえない…なんてことも。

個別の栄養指導も行うアドバイザー
個別の栄養指導や調理のアドバイスもこなせるようになり、シゴトの幅が広がる。努力と運次第では、栄養コンサルタントとして出版や講演を行うなど、華やかな将来も夢じゃない!?

聞かせておシゴト体験談
●学校給食の栄養士をしています。公務員なのでお給料も安定しているし、残業もほとんどないし、まったりと暮らしたい私にはピッタリです。(奈良・26歳・女)
●病院で糖尿病患者さんの個別食事指導をしてるんだけど、せっかく指導してもなかなか実践してもらえなくてストレスがたまる。(栃木・28歳・女)
●資格があるだけでは、年々就職が厳しくなってきてる気がする。特に公立の施設は入るのが難しい。(福井・24歳・女)
必ずゲット!必要資格
栄養士、管理栄養士
厚生労働大臣が認定した栄養士養成施設で、2年以上学んで卒業すれば、都道府県知事から栄養士免許証の交付を受けることができる。一方、管理栄養士国家試験は、4年制の養成施設を卒業すれば受験資格が与えられる。2年制や3年制の養成施設を卒業した場合は、栄養士の資格を取得後、所定の実務経験を積めば受験資格が得られる。いずれも受験資格を得たのち、国家試験に合格する必要がある。
治療院でおなじみ。肩凝りや腰痛、ねんざなど、身体の不調をあん摩やはり、灸などで治療する。
歯垢や歯石の除去から、歯磨き指導も行う。歯医者さんをサポートするエキスパート。
資格を必要とせず、歯医者さんで診療の補助ができる。専門用語などは、ある程度覚えよう。
病院や薬局などで活躍する薬の専門家。患者さん1人1人に適した調剤を行い、相談にも応じてくれる。
介護を必要としている人と、介護サービスや介護施設を結びつける橋渡し的な存在。
明るい笑顔でテキパキと患者さんの身の回りをケア。優しく親身な対応で、頼りになる存在だ。
「老後を住み慣れた自宅で過ごしたい」そんな想いを叶える在宅介護のスペシャリスト。
高齢者や障害のある人が利用する介護福祉施設などで活躍。高齢化にともない需要も上昇。
病院での受付業務や、医療費関連の書類、伝票の処理を行う。医科・歯科別に専門知識が必要。