

老人ホームなどで高齢者の暮らしをサポート
老人保健施設や特別養護老人ホーム、グループホームなどで、身体的に障害がある高齢者の日常生活をサポートする専門職。「ケアワーカー」とも呼ばれ、主に食事や入浴、排泄などの介助のほか、本人や家族の精神面のフォローなども行う。対象は主に高齢者になるが、身体障害者や精神障害者のサポートも介護福祉士のシゴトの範ちゅうだ。そのほか訪問入浴や通院の介助、家事の援助など、在宅ケアをサポートする施設でもニーズがある。医療と異なり、福祉のシゴトは資格がなくても働くことができるが、より専門性が問われるようになってきている昨今、介護福祉施設の採用基準として、国家資格の「介護福祉士」取得が求められることも多い。そのほか在宅介護支援センターの職員などのように、相談業務を行うことで高齢者らの生活をサポートするシゴトもある。
給料の相場 | |||
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時 給 | 関東 1,062円 | 東海 925円 | 関西 961円 |
日 給 | 関東 12,237円 | 東海 9,371円 | 関西 9,363円 |
月 給 | 関東 197,699円 | 東海 180,857円 | 関西 180,766円 |
リクルート調べ2009年実績(※件数サンプルが少ない金額もあります)
おシゴト未来予想図
やる気はあるけどうまくいかない
福祉・介護のシゴトはヒト対ヒト。自分がよかれと思ってしたことも、相手には迷惑に思われるなど、マニュアル通りにはいかないものだ。お互いに信頼関係が築けるまでは、気持ちが空回りすることもあるかもしれない。

信頼関係が築けてツーカーの仲に
歯磨きや着替えひとつとっても、人によって自分のやり方がある。そんな1人1人の性格や個性、特徴などを理解して、心地よく生活できるようなサポートを目指そう。介護する対象者と「ツーといえばカー」の状態になれればベストだ。

必ずゲット!必要資格
介護福祉士
「専門学校や短期大学、大学など2年以上の養成施設を卒業」もしくは「福祉系の大学で指定科目を履修後、1年間の養成施設を卒業」「社会福祉士養成施設や保育士(保母)養成施設を修了後1年間の養成施設を卒業」など、養成施設を卒業することで資格を取得するのが一般的。そのほか介護などの業務に3年以上従事するか高校の福祉科福祉コースを卒業後、介護福祉士の国家試験を受験する方法もある。
関係性を解く!業界マップ

治療院でおなじみ。肩凝りや腰痛、ねんざなど、身体の不調をあん摩やはり、灸などで治療する。
歯垢や歯石の除去から、歯磨き指導も行う。歯医者さんをサポートするエキスパート。
資格を必要とせず、歯医者さんで診療の補助ができる。専門用語などは、ある程度覚えよう。
病院や薬局などで活躍する薬の専門家。患者さん1人1人に適した調剤を行い、相談にも応じてくれる。
介護を必要としている人と、介護サービスや介護施設を結びつける橋渡し的な存在。
学校や医療、福祉施設などで、バランスのいい献立を提案。栄養コンサルタントとしても活躍。
明るい笑顔でテキパキと患者さんの身の回りをケア。優しく親身な対応で、頼りになる存在だ。
「老後を住み慣れた自宅で過ごしたい」そんな想いを叶える在宅介護のスペシャリスト。
病院での受付業務や、医療費関連の書類、伝票の処理を行う。医科・歯科別に専門知識が必要。