扶養を外れる心配がなく、短時間・低頻度で働けるお仕事はたくさんあります。例えば商品案内や受付の電話をするコールセンターは、1日の最低勤務時間が3時間程度というところもあり、出勤日も自由に選べることがほとんどです。ホテルの客室清掃や飲食店の仕込みスタッフなど、元から働ける時間が限られているお仕事を選べば、無理に短時間勤務を願い出る必要もありません。早朝から働けるお仕事では、朝6時から9時までの3時間だけなど、早朝の短い時間帯を区切ってひとつのシフトにしているところもあります。例えば24時間営業のコンビニなどでそういった枠を探すというのもひとつの手です。また同じ店舗や拠点で働いている人数が多い職場を選んでおけば、予想外に働きすぎてしまったという時などに、シフトを代わってもらう人を見つけやすいです。時間だけではなく、そういった点にも注目してみてください。

最初から、一度に働く時間が短かったり、週に1～2日程度の勤務でも問題ないというところを選んでおくと、誰に迷惑をかけることもなく自分で時間数を数えてチェックするだけで扶養内での勤務ができることになります。そこまで条件がそろっていなくても、扶養内で働きたいという人に配慮がある職場なら、扶養を外れてしまいそうだという時に訴えを受け入れてもらいやすいので、不安を抑えることができます。また扶養内勤務OKを掲げているところは、ワーカーの希望が通りやすかったり融通の利きやすいシフトや仕事の仕組みや、職場の風潮があることが予想されます。扶養のことを気にしている人でなくても、厳格なシフト体制に不安を抱えている人はこうした条件を気にしてみると希望に合った仕事が見つけられるかもしれません。