義肢装具士とは義肢や装具を作成する、国家資格が必要な仕事です。義肢とは義手や義足のことで、装具とは四肢の動きを補助するものです。患者様とコミュニケーションをとりながら、不自由を感じさせない最良のものを作成します。

義肢装具士の仕事は、採寸から作成、メンテナンスまでほとんどひとりで行う、職人気質の仕事です。患者様にとってベストな義肢や装具を作ることは難しく、何度もトライアンドエラーを繰り返す、根気のいる仕事です。しかし、患者に満足してもらえるものを作り上げた達成感は、義肢装具士でなければ味わうことができません。また、義肢や装具は日々進化をしているものなので、常に最新の技術を知っておく必要があります。義肢装具士になるには国家試験に合格しなければなりません。高校卒業後に義肢装具士養成校に入学して、国家試験を受験します。義肢装具製作会社だけでなく、病院やリハビリテーションセンターなどの求人があり、安定した収入を得ることができます。会社によっては作成だけでなく、営業も兼任する場合があります。また、患部の採寸には資格が必要ですが、作成するだけの場合は資格がない場合でも可能です。患者様への熱意を持ってアルバイトに臨みましょう。