携帯電話は軽い方が良いという方は多いのではないでしょうか。機構設計とは、携帯電話やテレビ、パソコン、アイロンなどの電化製品を計量化し、使いやすくするための設計をする仕事です。私たちにとって身近な製品の設計に携わってみてはどうでしょうか。

製品の軽量化や操作性などを追求していく中で、どれだけ目標のサイズに近づけられるか、ということが腕の見せ所です。構造計算をし、発想力でさまざまな研究を重ねて不可能を可能にしていきます。サイズは0.1ミリ、0.01ミリといった単位で考えていく仕事で、それが違うことで操作性が全く変わってくるのです。さらに、簡単には壊れないように頑丈に作らなければなりません。また、コスト面も考えるのも機構設計の大事な仕事。大量生産をすることを考えれば、1円のコストも重要に考える必要があるのです。機構設計の仕事は、電化製品の部品の知識や構造などの知識を深めることができます。技術的なことやCADの操作などの経験も積むことができます。さらに、柔軟な考え方ができるようにもなります。部品の使い方、素材などについて常に考えていく習慣が付いていくのです。柔軟に物事を考えることができることは、仕事でも私生活でも必要なことです。また、自分の手がけた商品を目にすることは大きな喜びに繋がります。