

ウデとセンスが決め手の花形商売
美容師は女性客主体の美容院、理容師は男性客主体の理容院・いわゆる床屋さんの技術者で、微妙に業務内容が異なってくるが基本は同じ(下記の「給料の相場」は美容師の場合)。髪を切ってパーマやブローで整え、カラーリングを施し…さまざまな技術で理髪を行っていく。お客さんの注文や流行に合わせ、的確にヘアスタイルを仕上げるテクニックとセンスに加え、接客のための話術も欠かせない。繊細な作業を立ちっぱなしで行うので、意外にスタミナも必要だ。お店の立地条件や力量などによって収入は大きく変化し、指名客をつかむだけの力量があれば高収入も十分狙える。また他業種に比べ、独立して自分の店を構えるためのハードルは比較的低いといえるだろう。
給料の相場 | |||
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時 給 | 関東 931円 | 東海 867円 | 関西 878円 |
日 給 | 関東 10,952円 | 東海 6,000円 | 関西 7,800円 |
月 給 | 関東 199,906円 | 東海 187,122円 | 関西 247,308円 |
リクルート調べ2009年実績(※件数サンプルが少ない金額もあります)
おシゴト未来予想図
下積みを経てスキルを磨こう
一人前と認められるまでの下積み期間は長く、根気が必要。お店の雑務などもこなさなければならないうえ、技術向上のためには営業時間外の練習も欠かせない。

他人を美しくする満足感!
磨き抜いた自分の技術で他人を美しく仕上げる喜び、お客さんの満足そうな声が与えてくれる充実感!自分を信頼してくれるお客さんが増えていく実感が持て、やりがいのあるシゴトといえる。

聞かせておシゴト体験談
●とにかく髪を触るのが好き!という単純な理由でこの道を選びましたが、最初は根気が必要。資格を手にするまでよりも、そこから一人立ちできる技術を身につけるまでの期間が長いので、めげてしまう人も少なくないです。シャンプーなどで手も荒れるし…。自分は、お客さんの喜ぶ顔を見るとやる気が湧くタイプなので、手先の器用さに加えて接客が好きな人に向いている職業といえるかも。初めて指名客ができたときの嬉しさは、いまだに忘れません!(東京・25歳・女)
必ずゲット!必要資格
養成施設を卒業し国家試験を受験
理容師または美容師になるためには、まず厚生労働大臣指定の理容師/美容師養成施設を卒業することが第一段階。そこを卒業したら、最後の関門として国家試験にパスしなければならない。試験は実技と筆記に分かれていて、両方合格する必要がある。合格後、晴れて免許申請が可能となり、理容師・美容師を名乗ることができるようになる。
エステティシャンはマッサージ、痩身、脱毛など、ネイリストは爪のケア、カラーなどをする。
モデルやタレントにメイクをする他、結婚式場などでも活躍。ヘアの担当とセットになることも多い。