タレント・モデルとして幅広く活躍しているたくぽんさん。普段からツイキャスやツイッターなどでバイトの悩み相談を受けることも少なくないといいます。今回はそんなたくぽんさんに、バイト先で楽しく働くためのコツを教えてもらいました。
忙しくても、工夫して楽しみながら働いていたバイト時代
――これまでたくぽんさんが経験したことがあるバイトについて教えてください。
高校生のときは夏休みの間だけコンビニでバイトしたこともありますが、ほとんどラーメン屋さんで働いていました。家から通いやすかったという理由で始めたものの、重労働な上に、お客さんの回転率も速いのでとにかく忙しくて大変でしたね。それでもすごく楽しみながら働いていました。
――どんなときに楽しいと感じましたか。
たとえば、混雑するランチタイムではオーダーもすぐにたまるしとにかく焦るんですよね。でも、そこでいかに早くさばけるかを考えながら働くのが楽しかったです。ベテランのパートさんよりも早く仕事を終わらせられるようにしたいと思っていたし、よく店長と「どっちが早くねぎを切ることができるか」みたいな競争もしていましたね(笑)。
――忙しいときでも、その状況を楽しんでいたんですね。反対にバイトでしんどいと思ったことはありますか。
お金を稼ぐためにバイトする人が多いのはわかるんですけど、お金だけが目的になってしまうのはどうなのかと思っていました。「いかにラクして時給をもらうか」という感覚の人もやっぱり少なくなかったんですよね。サボっているのを見ると、ついイライラしてしまって「仕事する気がないなら帰っていいよ」なんてキツく言ってしまったことはよくありました。それを見た店長が慌てて仲裁に入る、みたいな(苦笑)。
でも、厳しく言うほど相手も反発しちゃうものですよね。そこでぶつかり合うのではなく、みんながうまくやる気になるよう、自分の注意する態度も改めるようになりました。
バイトが面倒だと思ったら「面白い部分を探すこと」
――注意の仕方を変えるようになったきっかけはあったのでしょうか。
当時、学校では生徒会長を務めていたんです。ただ、そこでも同じようにやる気がない人にむかって「なんでこんなこともできないの」「どうしてやらないんだろう」と感じてしまっていたんですね。自分でやった方が早いと思って、ひとりで仕事を抱え込んでいました。
それを見て、先生から「何でもかんでも自分ひとりでやったら周りが成長しないのはもちろん、自分自身も成長しないよ」と言われたんです。その言葉を聞いて、僕は周りの気持ちを理解できていなかったのかなと反省しましたね。そこで、責めるような言い方よりもいいところを褒めたり、他の人に思い切って仕事を任せてみたりするようになりました。それがきっかけでバイトでも同じように、周りとの接し方を改めるようになったのだと思います。
――伝え方によって相手も変わってきますよね。たくぽんさんとは反対に、バイトが楽しくないと感じている読者も少なくないかと思います。そんな人に向けてアドバイスをお願いします。
楽しくないと思う理由は、人間関係や仕事の内容とか、人によって色々あると思います。ただ、どんな理由でもバイトが嫌だと思った瞬間に面倒になっちゃいます。だから自分が置かれている環境の中で、面白い部分を見つけられるようになってほしいです。
――面白い部分を見つけるためのポイントはありますか。
何事も知ることによって、面白い部分を見つけられるようになると思います。「嫌だ」と思うよりもまずは行動すること。バイトに限らず、学校や勉強でもまずは自分から積極的に楽しめる部分を探しに動いてみるといいと思います!
1994年6月26日生まれ、福岡県出身の23歳。
2013年よりツイキャスを始め、癒しボイスと天使のような笑顔で「ツイキャス王子」と呼ばれるほどの人気を獲得。ツイキャスで培ったトーク力を武器に、多数のイベントや配信番組にMCとして出演。また雑誌Popteen「第2回イケメン総選挙」で見事1位を獲得。Twitterのフォロワーは15万人を超え、最近では、2017年6月にTBS「ラストキス~最後にキスするデート」に出演。