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いざ応募!面接マナー編


上は、雇用と非雇用の中間段階を示す図だ。これらを、雇ってもらうために欠かせないステップということもできる。 ここではその第2ステップ、面接段階のマナー・必勝法について解説しよう。
●面接の意味
Web応募は24時間いつでも応募が可能で、電話のように連絡の時間帯によって相手に迷惑をかける心配も無いので、非常に便利である。しかし意味合いは電話での応面接、それは言わば「試験」だ。雇う側が「その人を雇うことが妥当かどうか?」をテストする場なのだ。 しかし雇用という関係の上では選ぶ権利が互いにあるので、お見合いみたいなものでもある。 どんな募集主にでも言えることだが、直接会って話をするいちばんの理由は、相手との相性がとても気になるからだ。 その応募者と現職場(または仕事内容)との相性が悪いと、働いていても楽しくないし、仕事の能率は下がるし、 場合によってはその良くない影響が全体に及んでしまう可能性まである。逆に相性が良ければ、働く方も楽しいし仕事の能率も上がる。 そのせいで会社の売り上げまで上がることがある。募集条件がピッタリでも面接の結果で不採用になることはあるが、 それは「会社や仕事との相性が悪かったのだ」と考えることをおすすめしたい。


●面接でよく出る質問とその狙い
  1. 当社のどこに魅力を感じましたか?
    もっとも代表的な面接の質問がこれだ。どう答えればいいか?詮索する必要はない。ただ感じた魅力を率直に言葉にすればOKだ。 というのも、これこそ相性判断の最大の材料だからだ。「給料が良かった」「職種に興味があった」「扱ってる商品に好感が持てた」 「社名から受けた印象が良かった」「勤務地が家の近くだった」なんでもいい。ただし、NGワードがないわけではない。 できれば避けた方が良いのは、こんな回答「…ただ、なんとなく…。」これでは、意志や表現力が乏しい印象を与えてしまうからだ。

  2. この仕事を選んだのはなぜですか?
    これは上とほぼ同様の意味の質問だが、上に比べてやや「仕事面」に絞り込んだものだ。その点を強調すると、応募者の回答から、 仕事の理解度や意気込みを読み取ろうとする狙いがある。特に「この職種を選んだ理由は?」となれば、ますますその傾向は顕著だ。 できるだけ具体的に答えた方が良いだろう。下はその具体化の例だ。
    「調理補助という職種を選んだ理由は?」→「将来にそなえて料理の勉強がしたかったからです。」

  3. これまでにどんなバイトをした?
    経験職種にもよるが一般的には経験度が高いとき、「社会常識がある」と高評価されることがある。だが逆に、様々な職種を短期間で渡り歩いている場合には「持続性がない」と低評価になることもある。また、まったくのバイト未経験者を歓迎するところも多いが、その理由は「育て甲斐がある・育てやすい」というもの。 この系統の質問には、ただ正直に答えるのが妥当。事前に予習しておくことがあるとすればバイト経験がある場合はその職種・経験から得られたもの を明確にしておくといい。自分の成長の軌跡を実感でき、自信につながるからだ。下はその例だ。
    「経験職種/喫茶店のホール」→「得られたこと/サービス業の楽しさを知ることができた」

  4. あなたの長所・短所は?
    自分自身の長所・短所ほど答えにくいものはないが、これこそ質問者がいちばん知りたがっている点だ。 「カンタンに言うと、アナタはどんな人なの?」をただ知りたいがために、この質問はいまだに存在する。「その人間の成熟度や、自己客観性の度合いを見る質問」 などと面接攻略本に書かれていたりするが、アルバイトの場合そこまで深い理由などないと思って問題はない。この質問が来た時のために、 数人の仲のいい友達に「私の長所・短所ってどこ?」と聞いておくことをおすすめしたい。

  5. 何か質問は?
    これもかなり高い頻度で飛び出す質問だが、あまり裏を読まずに、素直に聞きたいことを聞けばいい。 質問する際の口調や態度に気をつける必要は当然あるが、どんどんいろんな質問をすることは、「積極的だ」と評価されることが多いのだ。ちなみにここでの質問は、面接に役立つというよりも、実際に働き始めてからの時のためのものだと考えよう。 雇う側・雇われる側の双方によくある「そんな話は聞いてなかった!騙された!」という騒動の大半は、事前に互いの理解を確認しきれていないことによって起こる。「相手がどこまで理解できているのか」を把握することが非常に難しいからだ。 質問は多いに越したことはない。


●その他・注意事項
  • 面接時の服装
    営業職などの面接ではスーツ着用が基本だが、一般的にはほどんど日常の私服で問題はない。考え方としては、服装でプラス評価されることはない。 逆に言えば「マイナス評価されない服装なら何でも良い」ということだ。マイナス評価になりやすいのは「不潔に見える服装」 「自己主張が激しすぎる服装」など。採用されたい意思があるなら、この時くらいは自重しよう。

  • 面接時の態度
    採用されたい!という意思を相手にわかりやすく伝えるためには「良い態度」が欠かせない。「態度」は「言葉」よりも雄弁だ。 口でいくら良いことを言っても、話し方や視線、姿勢が良くなければ、それは相手に響かない。 採用されたい意思があるならできるだけ以下のことには注意しよう。
    1. 携帯電話の電源は切っておく
    2. 背筋はピンと伸ばす
    3. 相手の話を聞く時や自分が話す時は相手の目を見る
    4. タメ口は使わない

  • 面接の必需品
    履歴書/書いてもっていくのが普通。あと、ちゃんとした証明写真を貼るのも忘れずに。
    印鑑/面接後にすぐ結果が出て契約に入る場合があるため、一応持っていこう。
    メモ・鉛筆・黒のボールペン/筆記試験や契約書作成があることを想定して、これも持っていったほうが無難。
    応募先の求人広告/面接場所や条件確認のために。
    小銭・テレカ・携帯電話/急連絡が必要な時もあるため。
    自信/自分のいちばんいいところを相手にアピールするために。

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