CADオペレーターアルバイトの経験者に
体験談を語ってもらいました!
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30代 男性
設計事務所でCADオペレーターのアルバイトをしていました。手書き図面の製図や組み立て図から、個別の部品図を製図するのが主な仕事です。機械図面は基本的に日本工業規格に則って製図しますが、こまかな記号や公差の指定は俗称や略記号が多く、規格にがんじがらめにならずにより一般的に通じる図面を製図する技術を身に付けることができました。また、部品加工業者向けの図面は加工内容が分かり易いようにしたり、全体を把握するための組み立て図の場合は余計なものを排除して全体がつかみ易くするなど、受け取り側が何を望んでいて、どう描けばより伝わりやすい図面を描くことができるか意識して製図するということを身に付けました。
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20代 女性
私は2年間、建築系のCADオペレーターの仕事をしていました。CADオペレーターは、設計士の描いた設計図をCADソフトで正確な図面に仕上げるのが仕事です。設計士の指示通りに図面に起こす正確性や、期日どおりに仕上げる計画性が必要で、丁寧かつスピーディーというなかなか両立するのが難しい2つを同時にこなす力がつきました。また、設計士からは専門用語で指示を受けることもあるので、設計・製図の知識や技術が身につきます。細かい作業も多く、納期が厳しい時もありましたが、自分が起こした図面で建物が完成したときの達成感も味わうことができました。もともと興味のある分野だったため、CADの技術や設計・製図に関する知識があると即戦力として見なされ、転職にも有利でした。
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20代 女性
高校を卒業してすぐ機械系CADオペレーターの仕事に就きました。家庭の事情で希望の大学に入学できなかったので、大学入学資金を貯める目的もありました。高校2,3年に理系に進んだのが幸いしたようで、ほぼ決まりという感じで面接をパスしました。ただし機械設計という業界は普段まったくなじみが無く、また地道な作業が多く苦労はしました。先輩がマンツーマンで教えてくれたことも幸いして、入社して1年後にはほとんどのことができるようになりました。ただし、工程的に間に挟まれている仕事なので短納期の時は大変ですが、地道に設計の方のミスを発見したりチェックをしっかり行うことなどが身につきました。結局5年半就業し通信大学に入社、希望の職種に転職しました。地道な仕事を根気よくすることは現在の仕事に生きています。
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40代 女性
建築設計事務所で、CADオペレーターのアルバイトを約9ヶ月間したことがあります。その間に身についた事は、周りとのコミュニケーションを取りながら仕事を進める力です。CADオペレーターはパソコンに向かって設計図を描いてゆくだけで、コミュニケーションなど必要ないように思われるかもしれません。しかし、設計図をCAD図面化するためには、図面を理解していなければなりません。少しでも不明な点や曖昧な点を勝手に判断すると、後で複数の図面を手直しする羽目になってしまう可能性もあります。解らない点はすぐに質問し、理解した上で作業を進めることが重要です。また、その様に積極的にコミュニケーションをとることにより、相手との関係も良好なものとなり、働きやすい雰囲気になります。このアルバイトで「何を共有するべきか」を考えるコミュニケーションの精度、業務の精密さを身に付けることができました。