本が好きならきっと気になる本屋バイト。実際どんな仕事をするのでしょうか。今回は仕事内容の他に、時給や体験談やメリット・デメリットなどを紹介します。
1.本屋のバイトって実際どんな仕事をするの?
2.どのくらいの時間働くの?
3.給料はどのくらい?
4.書店ごとの特徴と向いている人
5.メリット・デメリット、評判は?
6.体験談:実際働いて良かったこと、大変だったこと
7.どうやってバイトを探したら良い?
8.本が好きでないと辛い仕事?
9.有利になる資格やスキルはある?
10.まとめ
本屋のバイトって実際どんな仕事をするの?
本屋のバイトの業務は、主にレジ業務とフロア業務に分かれます。
●レジ業務
レジ業務には本購入の会計をはじめ、本のカバー掛け、予約・取り寄せ対応、お客様の質問に答える業務などがあります。
●フロア業務
フロア業務には本の品出しをはじめ、並び替え、オススメの本を伝えるポップの作成、雑誌などへのビニール掛けの業務があります。
どのくらいの時間働くの?
早朝や深夜に営業している店舗もありますが、基本的には日中が営業時間です。勤務時間は働く店舗にもよりますが、最低3、4時間以上としている店舗が多いようです。
給料はどのくらい?
地域によっても多少の差がありますが、900円~1,050円ほどが相場となっています。事前にインターネットなどを利用して、希望する勤務先の給料を確認しておくと良いでしょう。
書店ごとの特徴と向いている人
<大型書店>
フロアが複数あるような大型店舗の場合は、基本的には仕事の役割分担がされており、アルバイトはレジ業務を行うことが多いようです。本にカバーをかけるのもレジ業務の仕事となっています。間違えるとクレームになる場合もあるレジ業務なので、同じ作業をきっちり丁寧にこなす人が向いているでしょう。
<中型・小型書店>
中型・小型書店とは大型書店よりも小規模の本屋では、従業員の人数も少ない傾向にあります。業務内容は大型店と変わりませんが、少ない人数で多くの業務を回す必要があるため、レジ・フロア業務も行い、お客様の混雑状況に合わせて役割を変えることも少なくないでしょう。そのため、大型店よりも臨機応変に働くことが必要なので、周りを見ながら柔軟に動ける人が向いているでしょう。
本屋バイトのメリット・デメリット、評判は?
<メリット>
本屋バイトのメリットは、なんといっても新しい本の情報をキャッチできることでしょう。日々の業務のなかでさまざまなジャンルの本に触れられるため、知っている情報を増やすこともできます。本が好きな人にはぴったりの仕事といえるでしょう。
・発売日に取り置きしてもらえること、出版の情報がいち早く知れることが本好きにはありがたかったです。(50代/女性)
・本を少し安く買えることや、補充しながらいろんな本と触れ合えること。(20代/女性)
・たまに作家がサイン会を開くのですが、必ず貰えたことがメリットです。(50代/男性)
<デメリット>
本屋バイトのデメリットは、勤務先の店舗や役割によっては、同じ業務だけのルーティーンになることです。特に役割分担がされている大型店の場合などでは、レジ業務だけということも少なくありません。もし幅広い業務に携わりたい人は、中型・小型などできるだけ規模の小さい店舗で働くほうが向いているでしょう。
・本に関する幅広い知識がないと、客の質問に対応できないので常に勉強が必要(30代/男性)
・本屋のバイトをしていると指の水分を紙に持っていかれるので手が驚くくらいカサカサになる(30代/女性)
・重い本を持ち運んだり高い本棚に手を伸ばす時など、筋や腰を痛めてしまうリスクがあります。(30代/女性)
体験談:実際働いて良かったこと、大変だったこと
実際、本屋バイトを経験した人に良かったこと、大変だったことを聞いてみました。
●好きな本に囲まれる幸せ
・大好きな本に囲まれて、楽しい時間を過ごす事ができました。読書量も増えました。(40代/男性)
・やはり、なによりも本に常に触れることができる点かと思いますね。(20代/女性)
・本に詳しくなれることや、本が好きだったので本に囲まれているというのが良かったです(30代/女性)
●本の知識や新刊情報を得られる
・いろいろな本に詳しくなったことです。本がますます好きになりました。(40代/男性)
・本に囲まれているので、話題の新刊などに対する情報がすごく持てたことは良かったです。(20代/女性)
アンケート結果から、本好きな人が仕事の時間を楽しんでいることがわかります。まさに、本屋バイトはさまざまなジャンルの新刊などに触れられることが利点といえるでしょう。
●陳列作業が意外と大変
・陳列作業で、重い本を下から上へ持ち上げる作業を繰り返していると、気を付けていても腰にダメージが蓄積されていき、大変です。(30代/女性)
・本屋バイトで大変だったことは、本の運搬陳列が重くて大変でした。(20代/女性)
・レジ操作だけかと思いきや、重い雑誌などを並べたりもするので、大変だった。(20代/男性)
●本の場所がわからない!
・最初のうちは、本の種類や置いてある場所などを覚えるのが大変でした。(30代/男性)
・店に来た客に、見当もつかないような本の陳列場所を聞かれること。全然わからなかった。(30代/男性)
・本屋バイトで大変だったことは、本の運搬陳列が重くて大変でした。(20代/女性)
書籍や雑誌は意外に重いので大変だと感じる人が多いようです。また、お客様からの書籍や雑誌の場所を聞かれることがあり、タイトル、ジャンル、場所など把握するのは慣れるまでは大変かもしれません。
どうやってバイトを探したら良い?
大型~中型・小型書店のバイトは、求人雑誌や求人サイトから探すことができます。しかし、個人営業している古本屋などの店舗では、求人情報をださず、バイト募集を張り紙で行っている場合もあります。もし、個人の店舗が気になる場合は、直接問い合わせをしてみてもいいでしょう。
本が好きでないと辛い仕事?
本屋で働くことは、必ずしも本が好きでなくても大丈夫ですが、本が好きだとより楽しい仕事です。もし本屋で働く機会があれば、あえて興味をもつようにしてみてもいいですね。話題の書籍や新刊についてお客様から尋ねられることも少なくないので、本が苦手、嫌いというレベルの人にとっては辛い仕事かもしれません。
有利になる資格やスキルはある?
本屋バイトをするために必要な資格は特にありませんが、レジでもフロア業務でもお客様から雑誌や書籍について質問されることがあるので、ある程度の知識が必要です。売れ筋や新刊情報に興味を持てる方が向いています。多くのお客様と関わる仕事ですから、最低限のコミュニケーション能力は必要となるでしょう。
まとめ
本が好きな人にとっては多くのメリットがある本屋バイト。そうでなくてもお客様との出会いや最近の話題に敏感になるなど身に付くこともありあそうです。気になる方はぜひチャレンジしてみてください。
■調査地域:全国
■調査対象:年齢不問・男女
■調査期間:2017年07月28日~2017年08月08日
■有効回答数:100サンプル
■協力会社ウィルゲート