ランプをこすらないでも勝手に出入りするアルバイトに詳しい魔人・バイト番長と、いったい何の動物なのかわからない謎の生き物・後輩どうぶつの2人がお届けする「バイト道」。第五回目は、ファッション・アパレル業界のアルバイトについて紹介するぞ!
あらゆるアルバイトの極意に精通している、大柄な男。学生帽に袖を引きちぎった学ランという出で立ちだが、特にどこかの学校に所属しているわけではない。
また、誰かがランプをこすらなくても、自分で自由にランプに出入りしている。
アゴがきれいなケツアゴになっており、間にいろいろな細いもの(アスパラガスやナナフシ等)を挟むことが可能。巻き寿司を挟んだときのみ、高層ビルを3分で平にするほどのパワーを発揮する。
いったい何の動物なのかわからない、謎の生物。学者もサジを投げたくらい謎。
常に何も考えていないので、アルバイトをしても全くスキルが上達しないのが悩み。溶かしたチョコレートを壺に入れて持ち歩いているが、絶対に蓋は開けない。
銃撃による後方支援能力に優れており、某国では「ベージュ色の死神」と呼ばれ、恐れられていた。
ファッション・アパレル業界は、若者にとっては憧れの職業だぜ!しかしそれは、そういったお客さんから「憧れの的であり続けなければならない」という厳しさもあるんだよな。美的センスはもちろん、ずっと立って接客する体力やお客さんとのコミュニケーション力がどんどん身に付いていくぜ!
普段からほぼ全裸で外をウロウロしているげっ歯類のおいらでもチャンスはあるかな?!
お客様のことを褒めるのはアパレル業界において基本中の基本。バイト道を極め始めた者ならば、このレベルのオーバーリアクションなど朝飯前だ! この顔をされて買わないお客様はいないぜ!
もはや褒めの暴力だね!
一度入店したお客は、たとえ忍者であろうとぴったり張り付いて逃さねえ!多少強引でもお客様がオシャレになるお手伝いをしたいという強い気持ちが、超人的なフックワークを生むぜ!
忍者もアパレルショップに服買いにくるんだ!
伝説のカリスマ店員ともなれば扱う商品も並じゃねえ! 相当な修練を積まなければバランスを取って履かせることは不可能!だが、一度履きこなせば見渡しが良くなり、どんなお客様も満足してもらえるぜ!
下駄の高さも身体能力も天狗以上だね!
動かぬ人形に服を着せるのも、まあいいだろう。だが、バイト道を極めた者ならばマネキンに生命を与え、服を着て動いている姿までお客様に見せることができる! そうだ! お前こそファッションの魔法使いだぜ!
おいら、こないだこういうホラー映画見たぞ。
服が最も売れる場所はどこか? それは服をまだ発明していない原始時代に他ならない! そのことに気付いたなら取るべき行動は一つ! タイムスリップして服を売りまくるしかないよな! おめでとう、お前は今、史上最大のマーケットを掴んだのだ!
タイムスリップの方法は?ねえ、方法は?