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「レコード屋は厳しいと判断。 じゃあ雑貨屋だ。それしか思いつかなかった(笑)」
最初は、レコード屋をやろうと思ってました。音楽に関係ある商売がいいと思ったし、高校生のころバイトをしていたので。それで、レコード店に就職してみたんです。でも、働くにつれ、レコード屋では儲からないと思ったのです。レコードって、仕入れ価格と、販売価格がすでに決まっている。そして、利益率は低い。じゃあ、たくさん売れるかというとそうでもない。レコード屋じゃなければ何がいいか? 売る商品が好きじゃなければ、続かないだろうとは考えていたので、僕には雑貨屋しか思いつきませんでした。雑貨を買うのが好きだったし……。そんな単純な理由なんです。レコード店で働きながら、一生懸命貯金をし、開業できる程度の資金が貯まったので、じゃあやろうかと本格的に準備を始めたのが、23歳のときでした。
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