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vol4  ソニープラザ ショップスタッフ 樋口さんの場合
アルバイトから契約社員に、そしていま正社員を目指す!本当に好きなことを仕事にしたいから

今回はソニープラザ・横浜ルミネ店で契約社員として働く樋口さんに、学生アルバイト時代から今までの仕事ぶりを聞いてみた。オシャレな輸入雑貨や衣料を多く扱う人気のショップだけに、やりがいがある反面、大変なこともありそうだが…その真意を探る!

― このシゴトを選んだ理由は?
「以前から雑貨が好きでソニープラザ(以下ソニプラ)にも良く買い物に来ていました。大学2年の時、ちょうど友人がソニプラで働いていて、『海外商品や輸入雑貨に携われて面白いよ』と楽しい話を聞かされて自分も働きたくなったんです。その時はメンズのアパレル関係でアルバイトをしていました。けれど以前からソニプラの店員さんってちょっとイイなと思っていたので、応募しようと思ったんです」

面接官に爽やかさと笑顔をアピールし、接客が向いていることを伝えた

― 面接はどうでしたか?
「雑誌のフロム・エーを購入してソニプラの募集を探しました。面接のアポイントを取ってから、履歴書を持参してこのお店(横浜ルミネ店)で面接を。気合いを入れて挑みましたよ。誰もが知るソニプラですから。アピールしたことは、いままでのメンズのカジュアルブランドでアルバイトをしていたので接客業には自信があったことです。あとは、大学で経営学部に属していたので、将来お店を持つことにも興味があると伝えました。でもそんなことより、“爽やかさ”をアピールしたことが合格の秘訣だと思ってます(笑)。面接官に聞かれた質問にハキハキと笑顔で答えて、人と話すこと、接客に向いていることを体で表現したんです」

樋口さん
お仕事評価指数
― 売り場はどのように決まりましたか?
「アルバイトスタッフとして入社した時から、衣料品を担当しています。以前のアパレル経験が考慮されたようです。ソニプラのスタッフは1度、すべての売り場を経験します。衣料からおもちゃ、化粧品、お菓子・・・と1ヶ月くらいかけて担当するのです。そこで店長と自分がどの売り場に合っているか話して決まりました」

アルバイト時代はできなかった発注作業に手応えを感じます!

― なぜ、アルバイトから契約社員になろうと思たんですか?
ソニープラザロゴ
「契約社員になったきっかけは、本音を言うと就職ができなかったからなんです。大学4年生の時は『どこでもいいから就職したい』と就職活動に専念していました。自分の事も何がやりたいかもよく分かっていなかったのに、とにかく焦って『就職ありき』でした。そんな考えでは就職活動もうまくいくはずがなく・・・。でも今は、その時に自分の一生の仕事を決めてしまわなくて本当に良かったと思っています。今、「これこそやりたかった仕事だ」と実感しているんです。アルバイト時代からの流れでこの店で契約社員となって働いていますが、実績をもっと重ねて、いまはソニープラザの正社員になることが夢ですね! 契約社員から正社員になるのはとても狭き門で、これまでに試験を2度受けましたが落ちている状況です。試験は年に1回程度ありますので、次回にかけてさらに自分の仕事に磨きをかけたいと思っているんですよ」

― アルバイトから契約社員になって変わることは?
「アルバイト時代は接客が中心でした。とても楽しかったですよ。契約社員になると勤務時間が増え、関わる業務内容も多くなります。アルバイトスタッフの教育なども必要です」

今回出てくれた人
樋口さん
Profile
樋口敬介さん(24歳)
神奈川県大和市在住。昨年、大学を卒業後、現在に至る。ソニプラでの従事期間4年(うち契約社員として1年6ヶ月)。趣味はランニング。将来の夢は自分の店を持つこと。
最近のハマリ物!!
ナイキエアフォース。レアものから普段履きまで100足以上集める。
お店はここ
店内風景
『ソニープラザ』横浜 ルミネ店
〒220-0011
神奈川県横浜市西区高島2-16-1
ルミネ横浜店 B2F
(045)453-3621
営業時間10:00〜21:00
1966年より37年の歴史があるソニープラザは全国に56店舗で展開。この横浜ルミネ店トレンドの発信地横浜で電車でのアクセスが良く常に人気。11/14〜12/25までクリスマスをテーマにした『ギフト・fromニューヨーク』を開催予定。
スケジュール
週5日、1日8時間勤務(残業あり)
 9時〜 業務開始
納品物の仕分けと品出し。店頭・店内の清掃。朝礼で今日1日の連絡事項、発声練習(いらっしゃいませ〜etc)をする。
 10時〜 お店がオープン
デパートに入っているので正面入口でお客様に挨拶をすることも。
 13時30分〜 ランチタイム
 14時30分〜 レジや接客をメインに仕事を再開。お店の裏方で商品の補充や発注をパソコンを使って行なう。ピーク時前に洋服のお畳みや清掃を行なって、気を引き締めなおす。
 16時 お客さんのピーク時になるので接客とレジに徹する。
 17時〜 業務終了(8時間勤務)
業務終了とはいえ、接客や発注作業がある時は残業をする。
 21時 お店がクローズ
― 契約社員になってからの仕事の醍醐味は何ですか?
「今は衣料の売り上げと在庫の管理、発注、レジ業務、接客を担当しています。接客も好きですが、契約社員となったいま、一番やりがいと手応えを感じているのは商品選定と発注に関わる業務です。ソニプラはお店ごとに置いている商品が若干異なるんです。購買層やお客様の嗜好、お店の立地を考慮して、自分が『これだ!』と思う商品を検討します。全店共通の商品でも「この商品はうちのお店の注目商品としてメインに取り上げよう」と多めに発注したり、他店にない商品を特別に選定して仕入れしたりですね。いろいろ検討した結果がお客さんの嗜好と合うと、横浜ルミネ店からヒット商品が生まれたりするんですよ。ヒット商品が生まれるってことは、それだけたくさんのお客さんに喜んでもらえるってことですし、もちろんお店の売上にも貢献できる。商品の選定や発注に関しては、一任されているので失敗は出来ない。責任があると共にとてもやりがいのある仕事なんです」

― いままで自分でヒットさせた商品はありますか?
「女性用の“痩せて見える下着”です。販売価格も1000円と手頃な上、肌触りも良い。うちのお店にいらっしゃるお客さんに絶対ウケル!と思って、横浜ルミネ店のメイン商品にしました。いま衣料売り場の一番目立つ場所に堂々と置いています! 今すごく売れていて、これを目当てに来店するお客さんもいらっしゃるんですよ。レジや接客をしている時に、自分の選んだその商品を手にしたお客さんを見るとニヤリとしているかもしれないですね(笑)。間違いなく良い製品ですし、自分のセレクトが間違っていなかったんだと思うと、自信にもなります」

― 逆に失敗したこと・悔しかったことはありますか?
「女性のお客さんが『リップスティックください』と言われて、口紅ではなく薬用リップクリームしか思い浮かばなくて、その売り場に案内してしまったこともありました。笑い話で済みましたが、やっぱり悔しいという気持もありましたね。だから商品を覚えることは欠かせないんです。お客さんもソニプラが好きで目が肥えている人ばかりなので(笑)」

― 個人的に勉強していることなどはありますか?
オススメ手帳
樋口さんのオススメ「機能性重視の手帳の中が多い中で、シンプルである事の良さを教えてくれる手帳です。」
「ソニプラの衣料は女性物がメインとなりますので、男性として女性店員に引けを取らないよう勉強しています。本屋さんに行って、女性誌コーナーでJJやViViなどファッション誌を買い漁ってます。ちょっと恥ずかしいですけどね(笑)。『こういう服が旬なのか』や『この服はこう呼ぶのか』などの勉強です。またお店によって置いているモノやディスプレイが違いますので、勉強のためにほかのソニプラを休日に見に行くこともします。そうやって互いが競いあってお店が伸びていくんだと思いますよ」

― 同じお店で働く仲間はどうですか?
「スタッフはみな同年代が多いですね。私は契約社員ということもあってアルバイトスタッフの指導もしています。全部で15人いて、下は18歳の大学生から私と同年代までいます。後輩を含め雑貨好きの仲間ができたのが嬉しいです。何よりみんな同じようにソニプラが好きで入っていますから、ほんと気が合うんですよ。でも、後輩には先輩として信頼されて『見られているんだなぁ』という面はいろんな時に感じます。後輩がどこかしらで私の仕事ぶりを真似ていたりするので、気は抜けないですね!」

一般のセレクトショップに負けない洋服販売を!

― 目標としていることはありますか?
「お洒落で良いものを安く提供することをモットーにしていますが、接客は高級店に引けを取らないことです。それこそデパート内に入ってますから、多くのセレクトショップがひしめき合っています。そういうほかの洋服店に商品はもとより、接客でも負けたくないんです。扱う商品の大半が海外の製品で洋服のアイテム数だけで5千種くらいあります。知識が必要ですから勉強していくことは欠かせません。また季節の変わり目やイベント前には、夜遅くまでお店に残ってお店の正面ディスプレイ制作をするんです。スタッフ10人くらいで協力しながら、どうすれば見栄えが良くなるか、華やかな店内になるか提案をしあって、飾り付けをします。そうやってみんなでお店を盛り上げて、作り上げていけることも大きなやりがいです」

ソニプラで働くならモノが好きであることが大前提ですよ!
店長 石橋由起男さん
石橋さん― ズバリ採用した理由は?
「まず、モノが好きかどうかが大事です。ソニープラザで扱うのは様々な輸入品です。海外の製品には付加価値や遊び心がある商品が多い。その価値や楽しさを誰かに伝えたいという思いが店員にはないといけません。だからモノが好きであることは大前提ですね。接客経験は問いません。お客様に楽しい思いをしていただけるように、振まえる事が大事ですね。樋口君は男性ですが、爽やかさがあって、その点ではとても適していると思います。接客に関する技術は「モノが好きでソニプラが好き」とう気持で頑張ってもらえれば、身についてくると思います。女性の応募が多いですが、男性の応募も大歓迎ですよ」


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編集部から
「好きなことを仕事にしていきたいから」そう語る樋口さんは本当に楽しそうにお仕事を語ってくれました。
好きなものに囲まれて、やりがいをもってお仕事するって本当に素敵な事だよね。
キミもフロム・エー ナビでそんな素敵なお仕事さがしてみつけてね。

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