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Profile 松本琢磨さん(24歳)
東京都出身 勤務歴:1年 高校卒業後、パチンコ店や現場作業のアルバイトを経て、株式会社プラザ・エンタープライズに入社。職場では“癒し系”キャラとして、お店の女のコたちから慕われている。今ハマッていることは、シャンパンを音を立てずに開けることだとか。 |
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『エマーブル』 東京都台東区上野2-12-23 u・oneビル3F 電03-5818-0333 営19:00〜翌2:00(金曜は〜翌3:00)休年中無休 http://www.plaza-ueno.com 今年2月にオープンしたばかりの新店。エマーブルとは、フランス語で“愛らしい”の意味をもつ。 店名どおり愛らしいママが出迎えてくれる、アットホームなお店だ。60分8000円〜と、良心価格な価 格で楽しめるのが魅力。女のコが私服姿で登場する「カジュアルDay」をはじめ、毎月開催される趣 向を凝らしたイベントも好評だ。 |
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 株式会社プラザ・エンタープライズ
東京都台東区北上野2-3-11 百千和(ユチワ)ビル
電03-3844-9151(代)
http://www.plaza-j.com
上野にある7店舗をはじめ、都内各所にクラブ・ショークラブ計14店を経営。キャリアアップシステムやフィードバックシステム、リカバリー制度などを導入した人材育成に定評がある。また、音楽スタジオやインターネットcafe、外食事業の経営、衣装制作など、さまざまな分野で幅広く事業を展開中。 |
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15:00 |
出勤 本日出勤予定のスタッフを確認。モーニングコールをかける。 |
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16:00 |
開店準備
ウェイターさんのお手伝い。ときには、スタッフの名刺の発注やHP・DM用の撮影に立ち会うことも。 |
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19:00〜 |
お店オープン テーブル移動の時間を伝えたりといった、女性スタッフの管理全般。退店するお客さんたちのお会計も担当する。 |
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翌2:00〜 |
閉店 終礼、ミーティング。レジ締めや帰宅する女性スタッフたちのエスコートも。 |
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自分から仕事を見つけないと、 “いても仕方がない人”になってしまう。
― サブマネージャーってどんな仕事ですか?
「女性スタッフたちのマネージメントが一番の仕事ですね。出勤予定のスタッフを確認して電話をしたり、彼女たちの名刺を発注したり……。その他にもウェイターさんのお手伝いや会計なども、僕の仕事なんです。この仕事は、自分から仕事を見つけないとホントやることがないんですよ。だからといってボーッとしてたら、“いても仕方がない人”になってしまう。ウェイターからサブマネージャーになったばかりの頃の1ヵ月くらいは、何をしたらいいのかわからなくて、正直辛かったです
― 研修期間とかはないんですか?
「ウェイターの期間が、研修期間なんですよ。僕はこの仕事をはじめて、8ヵ月ぐらいでサブマネージャーになれました。けっこう早いほうだと思うんですけど、3ヵ月でなれた人もいるんです。逆にもっと遅い人もいます。ウエイターの仕事は、買い出しやお酒の発注など主に“モノ”を管理する仕事。この仕事がキチンとこなせないと、いつまで経ってもサブマネージャーにはなれません。なぜなら、サブマネージャーは“モノ”じゃなくて“人”を管理する仕事だから。例えば『ボールペン何本ある?』って聞かれて、間違えたとしても『すみません』で許されるじゃないですか。でもスタッフたちの出勤予定を間違えたりしたら、『すみません』じゃ済まされないですよね。だからウェイター時代と比べて、責任感はすごく増しましたね」
― 始める前と今とじゃ仕事に対するイメージは変わった?
「変わりましたね。僕はお客としてこのようなお店に行った経験があまりなかったから、どんな仕事なのかいまいちピンときてなかったんですよ。それに“夜のシゴト”ってちょっと抵抗があったりもするじゃないですか。でも、実際始めてみたらすごく楽しかった。知らない人は厳しいイメージを持っているかもしれないけれど、営業前にやることさえやってしまえば、わりと自由に過ごせるんですよ」
学歴や経験は関係ない。自分の実力だけで勝負できる。
― この仕事の醍醐味は?
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スタッフの出勤チェックは大事な仕事 |
「例えば新人のコに指名がついたり、……スタッフ達の人気があがっていくのを間近で見られること。スタッフにお客さんがつくために僕たちがいるワケだから、それが一番嬉しいですね。あと、頑張れば頑張るほど評価してもらえること。この会社は実力主義なんですね。学歴や経験はまったく関係ないんですよ。だから自分の実力だけで勝負できる。出世だけでなく、目標を達成すると“売上げ賞”という賞&賞金がもらえるなど、常に目に見える形でキチンと評価してもらえるんです。だから、すごくやりがいがありますね」
― この仕事をする上で一番気をつけていることは何ですか?
「身だしなみです。この仕事は人に見られる仕事なんですね。だから、服装には気を配ってますよ。ちなみに今日着ているスーツはオーダーメイド。シワシワになってしまうとみっともないので、スーツは毎日替えてます。今ではバシッっと着こなせるようになったんですけど、入店したての頃はなかなか……。『ネクタイの結び方、下手だね』ってスタッフに言われちゃったこともありました(笑)」
― では最後に、この仕事を始めてトクしたことは?
「女のコと気軽に話せるようになったことです(笑)。実は僕、それまで女のコとしゃべるのがけっこう苦手だったんですよ。めちゃめちゃ緊張しちゃって。でもこの仕事をしてたら、しゃべらないわけにはいかないじゃないですか。毎日言葉を交わすうちに、いつの間にか慣れちゃいましたね。今では一緒に飲みに行ったり、相談事を聞いたりするくらい打ち解けています。ちなみに僕、“癒し系キャラ”として女のコたちにけっこう人気があるんですよ(笑)」
経験が財産なんだから、失敗を恐れずに行動したほうがいい!
大谷明夫さん(本社営業部支援室室長)
― 面接で最も重視する点を教えてください 「第一印象での好感度や清潔感。それだけですよ。経験や技術はなくてもいい。もっといえば、最初は腰掛け気分でも動機が不純でもいい。働き始めて変わっていってくれたらいいんです。面接で『頑張ります!』っていくら自分をアピールされても、一度会っただけじゃわからないじゃないですか。今までの傾向では、逆にそういう人ほどすぐに辞めていってるんですよ。入社してから成果を出してくれればいいんです」
― 貴社が求める理想の人材は?
「“失敗を恐れずに行動できる人”ですね。人は失敗して学んで、そして成長していく。経験が財産なんですよ。それに上司がいるうちはフォローしてもらえるじゃないですか。だから、早いうちにいっぱい失敗したほうがいいんです。マネージャーになってから失敗ばかりしてると、フォローしてくれる人がいませんから。行動力をつけるには、頭でっかちにならないことが大切ですね。あれこえ考え込んじゃうと、行動に移すのが遅くなってしまうんです」
― この職種で成功する秘訣は?
「どんなことでもおもしろがれる好奇心をもつこと。そうすれば、きっと楽しく仕事ができると思うんです。それと、“負けん気”をもつことも大事。とくにウチの会社は実力主義なので、部下だった人間に久しぶりに会ったら、いつの間にか上司になってた、なんてことも起こりうるんです。そんなときに『何クソー!』と思って頑張れないようじゃ、成功なんてしませんよね」
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