しとしと雨が降っていて、外食しに行くのも、買い物に出るのも億劫。だけど、冷蔵庫の中には食材がほとんどない…。そんな梅雨時期でもしっかりご飯が食べられるよう、定番メニューの「カレー」のリメイクレシピを、リュウジさんに教えてもらいました。きちんと保存する必要はありますが、一つのカレーが別の料理に生まれ変わったら、何日か続いても飽きずに食べられますよね。なんと、普段のカレーのレベルがぐっと上がるテクニックも伝授してくれますよ!
“ニンニク”“バター”をプラスして大人味に「豚肉とたまねぎのカレー」
一度にたくさん作れて、冷凍保存できるカレーは、一人暮らし学生の定番自炊メニューですよね。今回は、リュウジさんがよく作っているという、お肉たっぷりカレーをご紹介♪ 短時間で作る“飴色たまねぎ”がポイントです。カレールーは中辛、辛口で作るとより大人な味に仕上がりますが、もちろん甘口でもOK。
豚こま切れ肉 300g
たまねぎ 大1個
ニンニク 1片
カレールー(9皿分) 1/2箱
サラダ油 大さじ1
バター 10g
ウスターソース 小さじ2
砂糖 小さじ1
塩、コショウ 少々
水 600cc
(1)豚肉をひと口大にちぎり、たまねぎを薄切りにする。
(2)中火にかけた大きめのフライパンにサラダ油を引き、たまねぎを入れ、動かさないように5分程度焼く。片面に焼き色がついたら、全体を混ぜ、再び動かさないように5分程度焼く。
(3)たまねぎ全体が茶色くなったら、フライパンの片側に寄せる。空いた部分に豚肉を入れ、塩、コショウを振り、色が変わるまで焼く。
(4)(3)に水を入れ、沸騰したら、火を止めてカレールー、すりおろしたニンニクを加え、ひと煮立ちさせる。
(5)最後にバター、ウスターソース、砂糖を加え、なじませる。
器にご飯と合わせて盛り付け、好みでパセリを振りかけたら完成です♪
“+白だし”で手間なく和食に変身「カレーうどん」
家でカレーうどんを作るなんて、時間も手間もかかって大変…なんて思っていませんか? 実は、うどんをゆでる以外には調理器具を使わず、作れる方法があるんです。これを知っておけば、カレーライスに飽きた時に、サクッとリメイクできちゃいますよ♪
豚肉とたまねぎのカレー おたま2杯分
冷凍うどん 1玉
白だし 大さじ1強
湯 80cc
万能ねぎ(長ねぎでも可) 少々
(1)器に白だしを入れ、湯で割り、つゆを作る。
(2)ゆでたうどんを(1)の器に入れる。
(3)うどんの上に、温めたカレーをかける。
万能ねぎを乗せたら完成です♪ カレーとつゆを混ぜながら食べましょう。
バターを染み込ませたトーストとの相性バツグン◎「カレーホットサンド」
カレーパンを作るのは難しくても、カレーをトーストでサンドするなら簡単ですよね。リュウジさん流ホットサンドは、たっぷりのバターが味の決め手。焼き方をマスターすれば、具を変えても楽しめます♪
豚肉とたまねぎのカレー おたま1杯分
食パン(8枚切り) 2枚
卵 1個
サラダ油 大さじ1
バター 8g
(1)食パンにカレーを乗せ、豚肉を四角に置く。
(2)中火にかけたフライパンにサラダ油を引き、卵を割り入れて焼き、半熟の状態で黄身を割る。
(3)(1)に(2)で焼いた卵を乗せ、もう1枚の食パンで挟む。
(4)弱火にかけたフライパンでバターを溶かし、(3)を入れて、フライ返しで押しつけるように焼く。片面に焼き色がついたらひっくり返し、もう片方の面にも焼き色をつける。
器に盛り付けたら完成です♪
まとめ
今回はリュウジさんが普段作っているカレーをリメイクしていきましたが、「うどんやホットサンドは、普段作っているカレーやレトルトを使ってもOK」とのこと。しかし、「豚肉とたまねぎのカレー」のレシピ通り、たまねぎを焼き、ニンニクやバターを加えると、市販のルーを使ったとは思えないコクや深みが出るので、ぜひ挑戦してみてください。牛肉や鶏肉に変えてもおいしそう♪
梅雨の時期は特に菌が繁殖しやすいので、カレーはコンロに置いたままにせず、冷蔵保存、できれば冷凍保存しましょう。リメイクする時は、しっかり加熱してくださいね。
「今日食べたいものを今日作る!」をコンセプトに、Twitterで更新するレシピが人気を集める。2017年8月に公開した「無限湯通しキャベツ」は『あさチャン!』(TBS系)、『ZIP!」(日本テレビ系)などでも取り上げられ、話題に。初となるレシピ本『お手軽食材で失敗知らず! やみつきバズレシピ』(扶桑社)好評発売中。 取材・構成・文:有竹亮介(verb)
料理研究家・リュウジ
Twitterアカウント:@ore825
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