接客バイトでは、お客様とコミュニケーションをとる機会も多いもの。お客様の対応中に思わずキュンときてしまった瞬間もあるのではないでしょうか。コンビニや居酒屋など、さまざまな接客バイトをしている大学生の皆さんに聞いてみました
ミスしても、優しく気遣ってくれた瞬間
「居酒屋バイトを始めたばかりのころ、お客様の服にうっかり飲み物をこぼしてしまった。怒られるかと思ったのに、お客様が『濡れませんでしたか?』とハンカチを貸してくれた」
お客様に迷惑をかけてしまうようなバイト中のミスは、「どうしよう……」と慌てますよね。そんなときに、お客様から優しくされたら感激してしまいそう。
お酒が飲めないことを察知してくれた瞬間
「お酒があまり飲めないのに居酒屋のバイトをしていたころ、お客様に日本酒を奢ってもらう場面があった。せっかくの好意に対して『お酒、苦手なので』と断るのは失礼かと思って困っていたら、察してくれたお客様が『ごめんね、お酒が苦手だったらソフトドリンクを奢らせて』と言ってくれた」
なかなか切り出しにくいことを察してくれるお客様……バイト中でなくても、キュンときてしまいそうですね。
半泣きで御礼を伝えてくれた瞬間
「常連客が多いバーのバイト先。とはいえ、普段はお客様と話す機会はほとんどなかった。そんな中、大学を卒業して就職するためにバイトを辞めることに。最後の出勤日、『実は今日が最後のバイトなんです』と伝えると、『今までありがとう』と半泣きで御礼を言ってくれたお客様がいた。いつもはクールにお酒を楽しんでいる人だったので、そのギャップにやられた」
話す機会はなくても、お客様から信頼されていたのでしょうか。「ここでバイトしていてよかった……」と良い思い出になりそうですね。
「おいしかったです」と伝えてくれた瞬間
「カフェのバイトで、会計のときに目を見て『ごちそうさまでした、おいしかったです』と毎回言ってくれる常連さんがいたので、従業員からは大人気。人気のあまり、キッチン担当の人も『その人の会計だけ私にやらせて』とお願いされるレベルだった」
毎回丁寧に御礼を言ってもらえると、うれしいですよね。これぞ接客業の醍醐味かもしれません。
意外なギャップを知った瞬間
「ケーキ屋のバイトにて。ダンディなおじさまがケーキを4個お買い上げ。『フォークはいくつお付けしますか?』と聞くと、照れながら『……私が1人で食べるので1つで結構です』と言われ、思わずギャップに胸を打たれた」
思わぬギャップにときめいてしまうのは、バイト中でも変わらないこと? お客様の意外な一面を知られるのも、面白いですね。
まとめ
接客バイトは、ハードな印象もあるもの。しかし、いろいろなお客様と接することは、やりがいにもつながります。こんな素敵なお客様がいるのなら、働くのも楽しくなっちゃいそうですね。最近ときめきが足りない皆さんは、接客バイトを始めてみるのもひとつの手かも!?
文:菅堀彩 イラスト:てぶくろ星人