お笑いサークル団体戦「NOROSHI2018」優勝!! 大学生芸人が実践する“友達作り”のコツ

お笑い 友達づくり

4月に入り、大学生や専門学生としての生活がスタートしたり、新しい授業やゼミが始まり環境が変わったりしますよね。初めて顔を合わせる人も多くて緊張する中、いかに友達を作っていくかは大きな課題。

初対面のお客さんを笑いの渦に巻き込むお笑い芸人であれば、人の懐に入り、友達になる術を知っているかもしれません。そこで、今年2月から3月にかけて開催されたお笑いサークル団体戦「NOROSHI2018」で、見事優勝をつかみ取った上智大学お笑いサークルSCS「オデッセイ」の田中亜輝人さん、金澤春徳さんに、友達作りのコツを聞いてみました。

 

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2人で漫才を行う時は、田中さん(左)がボケ、金澤さん(右)がツッコミを担当

 

面白さを追求する過程で、めちゃくちゃ人から嫌われた(苦笑)

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――2人がお笑いサークルに入ったきっかけは、何だったんですか?

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金澤 僕は高校で漫才愛好会に入っていたことがきっかけで、彼女ができたので、大学でも同じようにいい思いができるんじゃないかなって。

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田中 動機が欲深いな(苦笑)。僕はもともとボクシング部に入ろうと思って、部室に行ったんですよ。先輩から「君のパンチ見せてよ」って言われたからミット打ちをしたら、「才能はないね」って言われて、入部を取りやめたんです。その帰り道に“お笑い”って書かれたでかい看板を見かけて、部室に入ったらお笑いライブをやってて、面白くて入った感じですね。

 

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田中さんがサークルに入るきっかけとなった“お笑い”看板

――サークルに入ってからは、順調に笑いを極めていったんですか?

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田中 とりあえず自分が面白いと思ったことを、片っ端からやりましたね。その過程で、めちゃくちゃ人に嫌われましたけど(苦笑)。

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金澤 田中は夏合宿とかで、女性部員がいる前で脱いだりするから、嫌われていくんですよ。確実に人に嫌われるであろうことを、選んじゃうから(笑)。僕は遊びでやれたらいいなって感覚だったんですけど、サークル全体がストイックで、本気でお笑いやっていたから、感化されましたね。

――人に嫌われながらも、体を張って、「NOROSHI2018」では優勝しましたね。

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田中 2017年の大会に出た時に、めちゃくちゃ滑ったんですよ。お客さんの咳払いが聞こえるくらい。だから、もう一回チャレンジしたかったんです。今回の準決勝は全然ウケた感じがしなくて、やけ酒してベロベロになってた時に「決勝進出」って聞いて、泣くほどうれしかったですね。

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金澤 僕は優勝より前に、初めてサークル内の一軍チームに誘ってもらえたことがうれしかったんです。同じチームの先輩2人がすごく面白くて大好きだから、一緒に決勝の舞台に立てて、よかったなぁって思いますね。先輩が頑張ってくれて、僕らは決勝まで連れてきてもらったくらいの気持ちです。

――ネタを見せる時、お客さんの心をつかむために意識していることは?

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田中 大切にしていることは、インパクトを与えること。「さっきの人、やばかったね」って言われたいんですよ。知らない人の前で普通のことをやっても、印象に残らないじゃないですか。ネタに突拍子もない設定を入れたり、いきなり大声を出したり、普段できないことをやろうと心がけてます。

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金澤 田中とコンビを組むこともあるんですけど、そのインパクトで引かれ過ぎちゃう時があるから、僕がツッコミとしてお客さんと同じ目線に立つようにしています。僕はあくまで一般人として舞台上にいることで、バランスが取れるのかなって。

 

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「NOROSHI2018」で優勝した「オデッセイ」メンバー

 

お笑いサークルに入る全員が、陽気な性格とは限らない

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――正反対なキャラクターですね。

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田中 そうかもしれないですね。僕は舞台上も日常も変わらなくて、思ったことは言っちゃうから、好き嫌いが分かれるみたいです(苦笑)。中学高校と、海外に住んでいたことが影響しているのか、日本人っぽい間接的な伝え方があまりできないんですよ。

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金澤 逆に僕は、誰とでも馴染めるタイプです。田中に圧倒されて、サークルを辞めてしまいそうな後輩を拾い上げるのが、僕の担当みたいな感じですね。

 

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同期で正反対の2人は、後輩への接し方も真逆

――お笑いサークルに入る人って明るいイメージですが。

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田中 そんなこともないですよ(苦笑)。そもそもお笑いサークルに入る人って、暗い人が多いと思うんですよ。1年生の時は「面白いことだけやりたいから、コミュニティなんかに属すもんか」みたいに尖っていて、友達作りはヘタな気がします。でも、いざサークルに入ると、丸くなっていくんですよ。自分より面白い人がいっぱいいるから、心が折れて謙虚になって、先輩が好きとか後輩を大事にしようとか、人間味が増していくんです。僕も最初は尖ってましたね。

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金澤 僕も高校時代までクラスの人気者ってポジションだったから、多少自信があったけど、すぐにサークルの中では凡人だと思い知らされましたね。

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田中 でも、後輩達はすぐに金澤を好きになるんですよ。人当たりがいいし、話しかけてくれるから。でも、こいつは何でも笑うから、少し経つと「中身がない」って思われる(笑)。

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金澤 面白くなくても、笑ってあげてんの。先輩のやさしさだからね。

 

友達作りは、自分から仲良くなりたいって姿勢を示すことも大事だと思う

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――新4年生の2人が、新入生に友達作りに関してアドバイスするとしたら?

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田中 最初って人に嫌われないよう、トゲを出さないようにするけど、それで友達ができるわけじゃないと思うんです。だったら、我を出していいんじゃないかな。自分が自信のあるところを出していけばいい。僕の場合は“面白さ”を出し続けたことで、他大学のお笑いサークルの人にも「面白い」って言ってもらえるようになりました。自ら一歩外に出る努力は必要だけど、学部内や学内だけにこだわる必要もない。

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金澤 僕が新入生の時に心がけていたことは、とりあえず笑っていること。それだけで「愉快なやつだな」「明るいな」って寄ってきてくれる人が増えるから。交友関係を広げていって、その後で深く付き合っていける人を見つけていけばいいんじゃないかなと思います。

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田中 あと、趣味を作るのもいいかも。サークルって大事だって、最近気付かされました。僕なんかは、入っていなかったら友達ができてなかったですよ。だから、気になったサークルとか部活は全部入ったらいいと思う。アルバイトでもいいけど、何か始めた方が、輪は広がっていくかもしれないですね。

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金澤 サークルは入った方がいいね。大学って高校までより世界が広がるから、サークルでも地元の友達でも、この人との関係を保っていたいって思わないと、すぐ薄れちゃうと思うんです。恥ずかしがらずに、自分から“仲良くなりたい”って姿勢を示すことも大事じゃないかな。

 

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どこでも練習場所。ネタ作りは、田中さんが担当することが多いそう

――大学生活も残り1年ですが、その間にやっておきたいことは?

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金澤 お笑いサークルSCSの人数は50人ぐらいなんですけど、もっと大きくなってほしいんです。上智大学内でも大学お笑いの中でも、存在感を増してほしいから、認知度を上げていきたいですね。

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田中 僕は、残り1年間も人前に立っていたい。「キングオブコント」とかでかい大会に出つつ、学内のライブにも出る感じで、お笑いはずっとやっていきますね。

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金澤 個人的なことで言ったら、「すげぇな」って言われたいです。学内を歩いている時に、「あの人だ」って見つかりたいんですよね。

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田中 そこまで行ったら芸能人じゃん。僕はそうなるのはヤダ。いち人間として生きたいじゃん。

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金澤 お前のその考えが、もっとも芸能人寄りだからな(笑)。

 

まとめ

お笑い 友達づくり

破天荒で友達作りが苦手だった田中さんと、持ち前の人当たりの良さで友達を増やしていった金澤さん。正反対の2人が、タイプの違う友達作りのコツを教えてくれたかと思えば、“興味のある分野のサークルに入ってみる”という共通の答えに辿り着きました。それだけお笑いサークルでの経験や思い出が、プラスに働いているのでしょう。共通点を持つ人とつながることで、自然と友達が増えていくと考えると、肩の力も抜けそうですね。

 

■Profile
上智大学お笑いサークルSCS

定期的に学内ライブを開催中。他大学の学生も歓迎。
Twitterアカウント:@sophia_scs

 
取材・構成・文:有竹亮介(verb)
撮影:鬼塚裕介

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