最後にこんな思い出もアリ!? 卒業旅行にぴったりな「珍スポット3選」

卒業旅行 珍スポット フロムエー
画像提供元:東京別視点ガイド
もうすぐ春休み。就職を目前にした大学4年生は、卒業旅行へ行く人も多いのではないでしょうか。海外や観光地に行って楽しむのもいいですが、ちょっと変わった体験ができる場所や珍しいスポットに行ってみるのも忘れられない思い出ができそうです。

東京を中心に全国各地にある“珍スポット”を紹介するサイト「東京別視点ガイド」を運営している松澤茂信編集長に、卒業旅行で行ってほしいオススメのスポットを教えていただきました。

 

店主が好きなことをやり続けている居酒屋「かがや」

 
地方在住で東京に遊びに行こうと思っている学生に立ち寄ってほしいのが、新橋にある東京で最も狂気に満ちているという居酒屋「かがや」。「ここは店長のパフォーマンスを見るための空間です」と松澤さんは言います。

基本的にコース料理だというメニューは全部で5つ。

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(かがや公式HPより)参照元:http://kagayayy.sakura.ne.jp/main.html
コースの名前だけで、その独特の世界観が伝わってきますよね……。ちなみに、感情をこめてコース名を読まないと、「気持ちが伝わってこない」とやり直しをさせられるとのこと。

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こちらはジャポニカ学習帳に書かれたメニュー表。独特なスタイルはその見た目のみならず、「ドリンクの持っていき方」も決められているそう。

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「日本」で注文した場合は、日本舞踊を踊った後にドリンクを持ってきてくれます。(画像提供元:東京別視点ガイド)
◆オススメの理由
松澤茂信 卒業旅行 珍スポット フロムエー

松澤さん:会社に入ると、どうしても数字や利益が求められるようになります。「珍スポット」と呼ばれるような場所は大体そうなのですが、儲けよりも自分がやりたいことを貫いているんです。ときにはクレームを受けることもあるのですが、それでも続けるんですよね。今では「かがや」は海外からも人気を集め、予約が取れないくらいの名店になっているんですよ。好きなことをやり続けた結果、国内外でしっかり評価を得ています。そういうケースも世の中にはあるのだということを知った上で社会人になるというのは、大学生の方にとっていい経験になるのでは……と思います。ぜひ東京に来たついでに寄ってほしいですね。

 

強烈なキャラクターの主人とのやりとりが楽しめる「とびない旅館」

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画像提供元:東京別視点ガイド
時間がある学生さんにオススメなのが、青森にある下北半島の先に位置する「とびない旅館」。

夜行バスで新宿駅から青森駅まで11時間。青森駅から最寄りの下北駅まで2時間。駅からタクシーで10分を含めると合計13時間10分という長旅を経て、やっとたどり着くことができます。しかし、これだけの移動時間をかけるだけの価値が十分にあるそう。

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画像提供元:東京別視点ガイド
滞在中は、旅館の主人である飛内さんが絶えずみっちりと接客をしてくれるスタイル。食事中も、飛内さんの遺産問題や政治の話など……さまざまな話を延々としてくれるそう。

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飛内さんのコレクションルームと化した「宴会場」
(画像提供元:東京別視点ガイド)
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理想の商店街をつくったという「妖怪ハウス」
(画像提供元:東京別視点ガイド)

「とびない旅館」の最大の見どころは、飛内さんがつくった作品やコレクションが見られるということ。こちらも飛内さんが案内してくれるので、そのパワーに圧倒されること間違いなしです。

◆オススメの理由
松澤茂信 卒業旅行 珍スポット フロムエー

松澤さん:「かがや」と同様に、オーナーのキャラクターが素晴らしいです。しかし、「とびない旅館」の周りにはクリエイティブな人も少なくて、やっぱりなかなか理解してもらえないそうなんです。しかし、そんな中でも自分のやりたいことを形にし続けている人が、本州の最北の辺境の地にもいるというのは、大人になってからもすごく励みになるんじゃないかと思うんですよね。

アクセスは悪いですが、そういった意味でも社会人になってからだとなおさら行きづらくなります。時間がある学生のうちだからこそ、青森まで足を伸ばしてみるのもいいのではないでしょうか。

 

ここは本当に東京!? 自然や歴史的財産が溢れる「父島」

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※イメージ
小笠原諸島は、聟島(むこじま)列島、父島列島、母島列島、火山列島(硫黄島列島)の4つに分かれています。大小30余の島々からなりますが、一般の人が暮らしているのは父島と母島のみ。

今回オススメしたい珍スポットは父島です。東京都に区分されながらもアクセスの方法が船しかないため、移動に丸1日かかります。さらに、船の出港本数が限られているため、最低でも現地に3泊4日する必要があるのです。

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画像提供元:東京別視点ガイド
しかし、山には世界的に貴重な固有種、海には美しい珊瑚や熱帯魚があり、「本当にここが東京!?」と思うような南国感が溢れる島です。

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画像提供元:東京別視点ガイド
収穫からドリップして飲むところまで体験させてもらえるコーヒー豆の農園も。なかなか東京でできることではないですよね。

◆オススメの理由
松澤茂信 卒業旅行 珍スポット フロムエー

松澤さん:小笠原諸島では、かつては「硫黄島の戦い」があったので、父島にも戦跡がとても多いんです。自然や文化だけではなく、歴史にも触れられる。それぞれの場所に詳しい専門家が父島にはいるので、島全体がアミューズメントパークのような感じですね。すごく近い距離で、専門家の方と一緒に島のという体験は他ではなかなかできません。島全体が観光に力を入れているという点で言うと、国内ならば沖縄に近いかもしれません。ただ、沖縄だったら社会人になってからでも行けるので……リゾート地としても、じっくり観光することもできるので、卒業旅行にはオススメです。

 

松澤さんが思う「珍スポットの魅力」とは?

 
松澤茂信 卒業旅行 珍スポット フロムエー

松澤さん:珍スポットというのは、店主やまちがやりたいことを具現化した場所なんです。そこに行けば、さまざまな人の価値観に触れることができます。普通だったら近づくことのできないラインまで、ぐっと入り込んで心の中を見られるのが珍スポットの良さでしょうか。

僕は、社会からドロップアウトしたときの保険が珍スポットだと思っているんですよね。社会に出ると、「こうあるべきだ」という常識が存在すると思います。僕自身、企業に就職して働くというような普通のことができなかった人間ですが、王道とは違うけれども、好きなことを貫いて生きている人がいるというのを知ると気がラクになるというか。それを社会に出る前に知っておくことって、実は大事なことだと思うんです。卒業を控えた学生さんには、ぜひ行ってみてその魅力を感じ取ってほしいですね

 

まとめ

 
ちょっと変わった店主がいたり、不思議な体験ができる珍スポット。ちょっとシュールでとっつきにくいと感じる人も多いかもしれません。しかし、社会に出たときにきっと役立つ経験になるはず。卒業前に、ちょっと足を伸ばしてみていろいろな人に触れてみてはいかがでしょうか。

 

■プロフィール
卒業旅行 珍スポット フロムエー
松澤茂信

1983年東京都生まれ。
2011年より、日本・世界中の変わった観光地を紹介する情報サイト「東京別視点ガイド」を始める。
現在までに1,000 箇所以上を紹介する。2016 年より観光会社「別視点」を立ち上げ、代表をつとめる。

 
聞き手:佐野智紀 構成:成瀬瑛理子

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