書き間違え!バイトの履歴書を修正しても良い範囲とは?

書き間違え!バイトの履歴書を修正しても良い範囲とは?

アルバイトに応募する際、面接と同じように重要な履歴書ですが、せっかく時間をかけて書いたのに、書き間違いをしてしまったという経験がある人もいると思います。

間違ったのはほんの一か所だけ、ほんの一文字だけ、書き直すにはずいぶん時間がかかります。

そんな時、これを修正しても良いものなのでしょうか。アンケートで聞いた結果と合わせて解説します。

【目次】
1. 履歴書を修正したことが「ない」という人は7割近く
2. 修正した経験が「ある」という人も約3割
3. 履歴書は正式な書類であり、修正しないのが基本
4. どうしても書き直す時間がない!そんな場合の修正方法
5. 間違えないために、下書きなどをして準備しましょう
・鉛筆などで薄く下書きをする
・指定がなければパソコン作成も
・予備の履歴書を用意する

【質問】
履歴書を書いていて、修正したことはありますか?

履歴書を書いていて、修正したことはありますか?

【回答数】
ある:34
ない:66
 

履歴書を修正したことが「ない」という人は7割近く

修正した履歴書を使用したことがない人は、どのようにコメントしているのでしょうか。

【ない】
・修正するよりは、新しく書きなおした方が、印象がいいと思うからです。無事に採用になりました。(10代/女性/学生)

・以前、住所を書き間違えてしまったことがありましたが、修正はせずに別の紙で書き直しました。そのバイトには、履歴書が丁寧という理由で採用されました。(10代/女性/学生)

・まず最初に下書きをして推敲してもらってから仕上げているので、特になかった バイトのほうは合格でした(10代/男性/学生)

・履歴書を修正するのは相手にとって失礼なこととなるから。書き直したもので、合格をもらえた。(20代/女性/学生)

・ミスをそのままにしたりごまかすのはそういう仕事をする人と思われる可能性があるから。(20代/女性/学生)

相手への印象やマナーといった点だけでなく、ミスをごまかすような仕事をする人物と捉えられてしまうからなどという回答もありました。
 

修正した経験が「ある」という人も約3割

一方、履歴書を修正した経験がある人のコメントはどうでしょうか。

【ある】
・一文字だけ漢字の誤字を修正テープで訂正したことがあります。なるべく目立たないよう最小の面積でテープを使いました。面接の際には特に何も言われることなく、そのアルバイトは合格をいただきました。(20代/女性/学生)

・卒業年を間違えた時に2重線を引いて訂正印を押した。合格した。(20代/女性/学生)

・不合格になった場合でも修正したことが原因ではなく、条件が合わなかったというのが理由だった。修正した際は、二重線で訂正する・修正器を用いるなどを使った。(30代/男性/学生)

・面接前の見直しで、勤務希望の曜日に間違いがあることに気付き訂正印を押しました。 修正した文字数は少なく提出時に謝ったため、修正については何も言われませんでした。 結果も合格でした。(20代/女性/学生)

・修正テープで学歴・職歴欄を2か所ほど修正しましたが、特に問題なく採用となりました。 業務内容によるとも思いますが、よっぽど見苦しくならなければ問題ないと思います。(20代/男性/学生)

修正した履歴書のせいで不採用になったり、そのことを指摘されたりしたということは、この回答の中にはありませんでした。

修正箇所は多くても1,2か所、修正方法は、ごく目立たないように修正テープでするか、二重線をひいて訂正印という回答が多いようでした。
 

履歴書は正式な書類であり、修正しないのが基本

履歴書は自分のことを伝えるための正式な書類です。正式な書類である限り、改ざんを疑われるような修正はすべきではありません。修正液や修正テープによる訂正はもちろんやめましょう。

最近よく使われる「消せるボールペン」も、郵送中に熱で消えてしまうような例もあるので、使うべきではありません。

これらのことは、常識やマナーでもあり、特に指摘を受けなかったからそれで良いということではありません。自分の意識しないところで、印象が悪くなっているかもしれません。

間違いがないように、丁寧に書くことを心がけてください。
 

どうしても書き直す時間がない!そんな場合の修正方法

応募期限が迫っているなど、どうしても書き直す時間がない場合は、最終手段として「訂正箇所に二重線を引いて訂正印を押す」という方法があります。

修正箇所に定規で二重線を引き、その上に訂正印を押印、訂正箇所の1行上に正しい文言を記載します。

これは正式な書類の修正方法として認められていますが、何か所も訂正印が押してある履歴書は見栄えのいいものではありません。この修正方法を使うのは1箇所のみ、基本は間違えたら書き直すものと考えましょう。
 

間違えないために、下書きなどをして準備しましょう

書き間違えを防ぐために、あらかじめ準備と対策を考えておきましょう。

鉛筆などで薄く下書きをする

履歴書を書くときには、あらかじめ別紙に下書きなどをして、書く内容をまとめておくと、間違いを減らすことができます。

履歴書用紙に鉛筆などで下書きをして、清書した後に消しゴムで消すという人がいますが、下書きが消しきれずに残っていたり、消しゴムのせいで用紙が汚れてしまっていたりするのを見かけることがありますので、書類の扱いは丁寧に注意して行いましょう。

指定がなければパソコン作成も

「手書きの履歴書」という指定がないのであれば、パソコンで作成したものを印刷して持参することでもよいでしょう。ネット上に公開されている履歴書のテンプレートなどを利用しても良いと思います。

予備の履歴書を用意する

まずは時間に余裕を持つこと。あせりは書き間違えのもとですし丁寧に書くことを怠る原因にもなりかねません。それでも書き間違える場合を考え、常に予備の履歴書を手元に用意しておくことをお勧めします。

履歴書は大切な書類ですから、きちんと準備をしておきたいですね。

【アンケート概要】
■調査地域:全国
■調査対象:【職業】学生
■調査期間:2016年09月09日~2016年09月23日
■有効回答数:100サンプル
■協力会社:ウィルゲート
小笠原 隆夫(おがさわら たかお)
・人事コンサルタント
・ユニティ・サポート代表

SI企業にて開発SE・リーダー職を務めた後、同社内で新卒及び中途の採用活動、人事制度構築と運用、社内研修の企画と実施、その他人事関連業務全般、 人事マネージャー職に従事。2007年2月に「ユニティ・サポート」を設立し、同代表。以降、人事コンサルタントとして、中堅・中小企業を中心に、 豊富な実務経験と管理者経験を元に、組織特性を見据えた人事制度策定、採用活動支援、人事戦略作りの支援など、人事や組織の課題解決・改善に向けたコンサルティングを行う。パートナー、サポーターとして、クライアントと協働することを信条とする。
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