アルバイトに応募すれば、一般的には面接があって履歴書を持ってくるように言われると思います。履歴書には写真を貼る欄がありますが、そもそも面接で本人を目の前にしているのに、履歴書の写真は必要なのでしょうか。
アルバイト面接の時の履歴書に写真を貼るか、それとも貼らないか。皆さんからのアンケートを元にどっちがいいのか考えてみましょう。
【質問】
アルバイト面接の時に履歴書を持参することに。この時の履歴書の写真は貼る?貼らない?
【回答数】
念のため貼っておく:95
実際に会うので写真は貼らない:5
「念のために貼っておく」という人が圧倒的多数!
アンケート結果では、やはり「念のために貼っておく」と回答した人が大半で、念のためではなく「貼っておくのが当然である」という意見が数多く見られました。
・念の為貼っておくではなく、確実に貼っておいた方がいいと思います。会うからといってはらないのはおかしいです。本人確認のための写真だと思いますよ。(10代/男性/学生)
・貼らないと履歴書は未完成、未完成のまま提出するのは失礼だと思うから。指定がない限り貼っていくべき(20代/女性/学生)
写真の添付欄があるのだから、写真を添付しないと履歴書が未完成であるという考え方の人もいるようです。
また、マナーという意見以外には、選考する時にアルバイト先が見返すために必要、自分の印象をアップするために必要という意見もありました。
僅かだが、実際に会うのだから「写真は貼らない」という人も
少数ですが、全体の5%の人が「実際に会うので写真は貼らない」と回答しました。
・証明写真も安くはないので、アルバイト程度であればわざわざ貼ったりしない。(20代/男性/学生)
・写真を持ってはいきますが、貼る必要がない場合があるので、証明写真は持っていくだけが良いと思います。(10代/男性/学生)
・履歴書を先に送付し、それを見て面接をするかどうか決める場合は写真がいると思いますが、面接時に渡すのであればいらないと思います。対面して顔が見れますし、特に指示がなければ貼らなくてもいいと思います。(10代/女性/学生)
実際に顔を合わせるのだから、履歴書にわざわざ貼らなくてもいいと考えている人が多いようです。また、アルバイトの面接なので、写真までは貼らなくてもよいのではないかという意見もありました。確かに、登録制のアルバイトなどの場合は、必要ないこともあるかもしれませんね。
特別な指示がない限り、写真は貼るべき
アンケートでは、直接会うのだから写真は不要という意見がありましたが、アルバイト先で選考に関わる人は、必ずしも直接会った人だけとは限りません。何人かで手分けして面接している場合もありますし、その結果の報告を受けた上司が判断しているところもあります。
履歴書というのは、自分のことを相手に伝えるための正式な書面であり、過不足なく準備されたものの方が、相手に対する印象が良いことは間違いありません。写真を準備するにもお金はかかりますから、不要であれば節約したいという気持ちもわからなくはありませんが、特に指定がないにもかかわらずに写真を貼らなかったとして、それがプラスに解釈されることはありません。どんな場面でも履歴書には写真を貼って提出しましょう。
写真にもマナーがある
履歴書に貼る写真には気を付けた方がよいマナーがあります。正面、胸から上、無帽で、なるべく3ヶ月以内に撮影した証明写真などを使い、派手な服装や露出の高い服装、目立つアクセサリーは避けた方が良いでしょう。スナップ写真やプリクラなどは使ってはいけません。あまり意識しすぎる必要はありませんが、ちょっとした姿勢や表情で相手の印象は変わりますので、身なりを整えて自分なりの日常的な表情のものであれば良いと思います。
自分を知ってもらうために必要な物と考える
履歴書というのは、採用担当者に自分のことを知らせるための書類であり、自己アピールの材料という一面もあります。乱雑な書き方、使いまわしたような汚れたものなどは、当然印象が良くありません。また、写真がないということは、採用担当者からすれば、自分のことを知らせる気持ちがないという捉え方もできてしまいます。アルバイトの面接であっても、履歴書の写真はしっかり準備しておきましょう。
人事コンサルタント/ユニティ・サポート代表 小笠原 隆夫(おがさわら たかお)
SI企業にて開発SE・リーダー職を務めた後、同社内で新卒及び中途の採用活動、人事制度構築と運用、社内研修の企画と実施、その他人事関連業務全般、 人事マネージャー職に従事。
2007年2月に「ユニティ・サポート」を設立し、同代表。
以降、人事コンサルタントとして、中堅・中小企業を中心に、 豊富な実務経験と管理者経験を元に、組織特性を見据えた人事制度策定、採用活動支援、人事戦略作りの支援など、人事や組織の課題解決・改善に向けたコンサルティングを行う。パートナー、サポーターとして、クライアントと協働することを信条とする。
調査地域:全国
調査対象:【職業】学生
調査期間:2016年07月04日~2016年07月18日
有効回答数:100サンプル
調査協力:ウィルゲート
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バイト面接ノウハウのまとめ