初心者必見!短期間でやめたアルバイトの経歴は履歴書に書く?書かない?

初心者必見!短期間でやめたアルバイトの経歴は履歴書に書く?書かない?

アルバイト経験が少なくて、アルバイトに応募するときの履歴書に書くことがあまりないことってありますよね。そんなとき、短期間でやめてしまったアルバイトの経験しかなかった場合、はたしてこれは履歴書に書くべきなのか、それとも書かないほうがいいのか、もし書くのならどのように書いたらいいのかと悩んでしまうと思います。今回は短期間でアルバイトをやめた経験がある方からのアンケートを元にその解決法をご紹介します。

【質問】
1週間で辞めたアルバイトの経験は、次のアルバイト面接の履歴書に書くべきだと思いますか?

2

【回答数】
書いたほうがよい:24
書かなくてもよい:76

印象が悪いから?「書かなくてもよい」が多数派

アンケートの結果、「書かなくてもよい」が大多数の意見となりました。

・選ぶ側の判断基準として、忍耐性、社交性、社会性を疑う要素になり兼ねないと思うからです。(20代/女性/学生)

・すぐ辞める人間だというイメージを与えそうなので、書かないようにします。(20代/女性/学生)

・正当な理由があって辞めることになったのであれば書いても問題ありませんが、世間的にみて悪印象な理由で辞めた場合は、書かなくていいと思う。相手にも悪い印象を与えてしまうので。(20代/男性/学生)

履歴書にすぐに辞めた経歴があると、採用担当者に「うちもすぐにやめてしまうのでは?」と不安に思われてしまうかもしれません。辞めた理由や回数にもよりますが、仕事内容や人間関係など、努力すれば改善できたのでは?と思われるような理由の場合は、書かない方がいいと思う人のほうが多いようですね。

事実は正直に伝える!逆に経験としてアピールする派も

一方で、すぐに辞めたことは事実なので「書いたほうがよい」という意見があります。

・少しでも実際にしたことなのでしっかり書いて「自分はこんな人間だ」と伝えるべきだからです。(10代/男性/学生)

・働いたことは事実ですし、履歴書で全てが決まるわけではないので正直に書いたほうが良いと思います(20代/女性/学生)

・例え一週間だけしか働いていなくても、それは良き経験でもあっただろうし、次のアルバイトにも役に立てる事かもしれないからです。なので、どんな経験でも履歴書に書いておけば可能性はあると思います。(20代/女性/学生)

「自分はこんな人間だ」と伝えるべきだ、履歴書だけで全てが決まるわけではない、例え一週間だけだったとしても経験といえるだろうという意見がありますね。どんな内容であっても自分が働いてきたことに対して自信をもち、少しでも今後に役立てようとしている姿勢は面接でも有利に働く可能性がありそうです。

面接官の立場から考えると書かないほうがいい!?

企業がアルバイトの募集広告を出すには紙媒体を使ったり、webなどを使ったりと色々な費用がかかっています。この費用は企業にとっては出費となるわけですから、費用を回収できて、なおかつ利益を上げてくれるような人を雇いたいと考えますよね。たとえアルバイトであってもすぐにやめてしまうような人を雇ってしまうと、また募集のための出費が増えてしまいます。こういうことが何度も続くと、せっかく売り上げがあがっても、費用が回収できずその会社やお店自体がつぶれてしまう可能性だってあります。雇い主からすれば、すぐにやめてしまうような根気のない人は雇いたくないというのがホンネでしょう。

アルバイトの仕事内容に活かせるなら書くべし!

アルバイト初心者であればすぐに辞めた仕事は経験が少なく、浅い部分しか関わっていないと思うこともあるかもしれません。しかし、短いながらも、応募先に少しでも関わりがあるような仕事なら全くの未経験ではなくなるので、アピールになるかもしれません。そして、このアピールがそのバイトにかける「情熱」ととらえてもらえるのなら採用につながる要素ともなり得ます。
一般的に短期間のバイト経験は書かないほうがよいと言われますが、それは短期間で辞めてしまった理由や回数によって変わってきます。たとえば辞めてしまった理由が「人間関係」や「漠然と自分に合わなかった」ということであれば、雇う側も「ウチでも同じようなことが起こると困る」と考えるでしょうし、何度も短期間でバイトが変わっているのなら「仕事を覚える気がない」「根気がない」などと思われるかもしれません。しかし、短期であっても身につけたことが応募先に役立つことなら積極的に書きましょう。ポイントは、雇い主にとって「この経験があるならぜひ採用したい」と思わせることができるかどうかです。

オフィス瀧本心理&キャリアカウンセラー 瀧本博史
17年間学校法人で新卒の民間企業および公務員試験の筆記・面接対策指導を行い、就職講演や内定者向けセミナーなどを実施してきた。職業訓練校ではキャリア研修担当講師とジョブカードの作成を担当。公共機関や大学では若年者から高齢者までの職業紹介と相談員としてのメンタル・ケアやキャリアカウンセリング業務を行い、自己理解や職業理解のためのセミナーや自治体主催の合同企業説明会での相談員などの業務を行なっている。
【アンケート概要】
調査地域:全国
調査対象:【職業】学生
調査期間:2016年07月04日~2016年07月18日
有効回答数:100サンプル
調査協力:ウィルゲート

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