皆さんがバイトを辞めたいと思ったとき、辞めるどれくらい前にバイト先へ伝えたらいいか迷いますよね。2週間前?それとも1カ月? そこで、アルバイト経験のある大学生の皆さんに、実際にどれくらい前に辞める意志を伝えたのかを聞いてみました。ぜひ参考にしてみてくださいね。
バイトを辞める時に、どれくらい前に申告しましたか?
【回答数】
三ヶ月前以上:18
約一ヶ月前:73
一ヶ月未満:9
約一ヶ月前が最も多い!辞めるタイミングが必要な場合も
アンケートの結果、「約一ヶ月前」と答えた人が最も多いことがわかりました。
・バイト先の迷惑を考えると、1ヶ月前には言わなければと思うので、1ヶ月前に申告しました。(20代/女性/学生)
・あまり早すぎても周りのバイト仲間に気を使われてしまうと思うので、常識と言われている一か月前に伝えました。(20代/女性/学生)
・辞めると判断したのが4月で、5月のGWまでは自分が必要であると判断したから。(20代/男性/学生)
73人の男女は、約一ヶ月前に伝えた経験があるようです。この時期が妥当かどうかについては、まわりの人に聞いたりインターネットで調べたりして参考にした人が多いですよね。バイト先の迷惑を最小限に抑えたい一方、早すぎる申告は職場に居づらい空気を感じるかもしれません。また、ゴールデンウィークなどの「かき入れ時」を控えている場合など、バイトを辞めるタイミングが必要なこともわかる結果となりました。「立つ鳥跡を濁さず」ではありませんが、職場の事情を考えて辞めることも大切ではないでしょうか。
申告のタイミングは人それぞれ!契約更新時などとの関連性も
アンケートの結果、「三ヶ月前以上」に次いで「一ヶ月未満」の順となりました。
・更新が三か月ごとにあったため、その際にやめることを伝えておいた。(20代/男性/学生)
・シフトの提出が1か月に2回だったので、やめたいときの2週間前に申告した。(20代/男性/学生)
・辞めたいと思った時に辞めました。また1ヶ月前に言わなくても辞められることを知っていたため。(20代/女性/学生)
残りの18人は、三ヶ月以上前に申告したようです。バイト期間が採用時からわかっていたとの声や、進路(就職先)が決まったという体験もうかがえました。更新時期に伝えるのは、タイミングが良いかもしれませんね。一ヶ月を切ってから伝えたという人の中には、シフトの提出が月2回だったので、その半月前という声も。また、一ヶ月前に伝えなくても良いと知っていたとの回答も寄せられています。一ヶ月よりも前に伝えるか、一ヶ月を切ってからにするかは個々の事情にもよるかもしれませんね。そんな中、契約更新やシフトの提出がきっかけになることもわかる結果となりました。
退職の意思は一ヶ月前には申告を!
アンケートの結果、「約一ヶ月前」と答えた人が最も多く、全体の7割を超えることがわかりました。尚、法律上は二週間前に退職の意思表示をすれば辞められることになっていますが、退職の申告時期は、実は各企業の就業規則で決められているケースがほとんど。まずはバイト先の退職ルールを確認し、それに従うようにしましょう。
アルバイトが辞めるということは、バイト先は代わりのバイトを探したり、時期によってはシフトを組み直す必要があるということ。お世話になったバイト先に、迷惑がかからないように配慮して円満に辞められるようにしてくださいね。
最初に伝えるのは店長や上司
アルバイトを辞める決心をしたら、近くの同僚ではなく、まず上司や店長に伝えるようにしましょう。退職の手続きなどは上司や店長と進めていくことになりますが、もし同僚に先に伝え、噂となって上司や店長の耳に話が入れば、悪印象を与えてしまいます。辞めることはできても、退職日までの人間関係が悪くなってしまったり、手続きの際に気まずい思いをしてしまったりする可能性があるため、誰にどの順番で伝えていくかという点は円満退職の重要なポイントとなります。もし仲の良いアルバイト仲間などに退職の意思を伝えたい場合も、上司・店長との話が済んでからにしましょう。
直接会って伝えるのが基本
アルバイトを辞めたいという気持ちを、上司や店長に伝えるときは、どのような手段を取れば良いのでしょうか。シフトのやりとりなどは電話やメールで行う場合もありますが、退職はそれ以上に重要な事柄のため、直接会って伝えるのが基本です。「人手が足りない」「短期間しか働いていないので辞めにくい」といった不安から、直接会って伝えるのが心苦しいといった場合もあるかもしれません。
しかし退職は1つの区切りであるため、直接会って誠意を伝え、お互いに納得して雇用関係を終わらせることが理想です。ただし、身体を壊してしまった、家庭の事情があるなどの理由から、直接伝えることが難しいケースもあります。そんな場合は無理をせずに、電話口で「本来なら直接お会いしてお伝えすべきですが」などと前置きし、事情を理解してもらった上で話を進めるのがおすすめです。
退職理由とトーク例(高校生、大学生、フリーター、主婦・主夫)
ここではライフステージ別によくある退職理由とトーク例をご紹介します。
高校生の退職理由とトーク例
高校生の場合、試験や受験勉強など学業との両立や、未成年であることから引っ越しや家族の反対など、家庭の事情が退職理由になることが多いようです。
「受験に向けて勉強時間を確保する必要があるため、(日付)にバイトを辞めたいです」
「親の転勤で引っ越すことになったため、恐れ入りますが(日付)にバイトを辞めたいです」
「親に、アルバイトを辞めて塾に通うように言われたため、恐れ入りますが(日付)にバイトを辞めたいです」
大学生の退職理由とトーク例
大学生の場合も、学業との両立が退職理由になることは自然です。就職活動や資格取得、単位の取得など学業に専念したい旨が理由になることが多いようです。家庭の事情が退職理由になることもあるでしょう。
「就職活動に専念したく(日付)にバイトを辞めさせていただきたいです」
「単位の取得が厳しいため、学業に専念したいと思います」
「家庭の事情で家事を手伝う必要ができたため、恐れ入りますが(日付)にバイトを辞めたいです」
フリーターの退職理由とトーク例
フリーターの場合、社員登用や夢を持って頑張ってきたことの実現、そのための勉強などが退職理由としてあげられるでしょう。スキルアップのための転職も退職理由としてありえます。
「この度◯◯に採用されることになりました。長い間お世話になりました、入社日が(日付)ですので恐れ入りますが(日付)までに辞めさせていただけますでしょうか」
「一層のスキルアップを目指して◯◯に転職することにしました、そのため恐れ入りますが(日付)に辞めたいです」
「長年取り組んでいる◯◯の国家試験に本腰を入れて勉強することになりました」
主婦・主夫の退職理由とトーク例
主婦・主夫の場合は、家庭の事情が退職理由になることが多いようです。例えば、配偶者の転勤や昇進、子どもの成長による時間の使い方の変化、親の介護など理由はさまざまでしょう。
「配偶者の転勤にあたって、引っ越すことになったため、(日付)までに辞めさせてください」
「子どもが習い事(塾)を始め、送迎の時間などが増えたため、アルバイトに時間を割けなくなりました。(日付)でバイトを辞めさせていただきたいと思います」
「親の体調が悪く、家事手伝いをする必要ができました。退職日をご相談させていただけますか」
■調査対象:学生
■調査期間:2016年09月09日~2016年09月23日
■有効回答数:100サンプル
■調査会社:株式会社ウィルゲート
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「バイトを辞めたい…」辞め方・理由・伝えるタイミング
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