バイト面接で「短所は?」と聞かれてもすぐには答えにくいのではないでしょうか。その場で慌てないために、答えにくい質問の答えを用意しておくと安心です。とはいえ、素直に短所となる欠点を答えていいものか不安…。そこで紹介したいのは、短所を長所として理解してもらえるようなアピールをすることです。
1.面接で短所を聞かれる理由
2.短所の答え方のポイント
3.短所を長所への言い換え例
4.まとめ
面接で短所を聞かれる理由
そもそも何故、面接で短所を聞かれるのでしょうか。
まず、雇用側は応募者が仕事をする上で何らかの問題を抱えていないかどうかを面接でチェックします。雇用側は長く勤めてもらいたいと思っていますから、採用後に職場の雰囲気に馴染めなかったり、苦手な業務をお願いすることになってはお互いにとって損失です。だからこそ、あえて応募者にとって都合の悪い部分も質問することで、本音の部分が聞きたいという思いがあるのです。また、応募者に短所を話してもらうことで、自分の性格をしっかり把握できているかどうかの確認もすることができます。自身の短所も理解した上で、克服にむけて努力する姿勢が見られれば印象もよいものになります。
短所の答え方のポイント
1)直接バイトに関わる短所は控えたほうが無難
バイトの面接では短所を聞かれたら、仕事に直結しそうな部分はあえて答えないほうが無難です。例えば、面接で短所を問われて「時間にルーズなところがあります」と話したら、雇用側は採用してもちゃんと仕事に来てくれるか不安に思うでしょう。例え本人としては謙遜を含めた発言だったとしても、面接で自ら不利になるような短所を言う必要はありません。
2)短所は長所の裏返しでフォローする
では、短所をどのように言い換えればよいのかというと「長所の裏返し」が有効でしょう。短所が「物事に熱中しすぎて周りが見えなくなる」ということであれば、裏返すと「周囲の状況に関わらず物事に集中できる」ともいえるわけです。このように短所も長所でフォローする言い換え例をみていきましょう。
短所を長所への言い換え例
短所:「飽きっぽいこと」
例文:飽きっぽいと受け止められることもありますが、変化にも素早く対応できる柔軟性があると思っています。
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短所:「慎重過ぎること」
例文:慎重過ぎて作業が人より遅れがちですが、確実な仕事を心がけているので誰よりもミスが少ないです。
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短所:「おとなしいこと」
例文:見た目はおとなしいと思われますが、何事にも動じずに対応できる落ち着きある性格です。
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短所:「思ったことを言ってしまうこと」
例文:思ったことがつい口に出てしまうタイプですが、改善できる部分があれば口を出さずにはいられない性分です。
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短所:「消極的なこと」
例文:積極的なタイプではないのですが、与えられた仕事をきっちりこなすことができる確実さが売りです。
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短所:「あまり考えず行動してしまうこと」
例文:あと先を考えずに行動してしまいがちですが、状況に応じて対処できる切り替えは早いほうだと思います。
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短所:「計画を立てるのが苦手なこと」
例文:計画を立てるのが苦手ではありますが、予定外のアクシデントが発生しても乗り切れる柔軟さがあります。
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短所:「自信が無いこと」
例文:自信が無さそうだと見られますが、過剰な自信を持たないからこそ慎重に動いている結果、ミスが少ないほうだと自認しています。
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短所:「ボキャブラリーが少ないこと」
例文:ボキャブラリーの少なさから幼稚な印象を受けられるかもしれませんが、素直な意見が誤解を生まずに円滑なコミュニケーションとなる場合も多いです。
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短所:「手先が不器用なこと」
例文:手先が不器用なほうだと思いますが、自覚しているので常に丁寧な仕事をしようと心がけています。
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短所:「必要以上に人の世話を焼いてしまうこと」
例文:必要以上に人の世話を焼いてしまいがちですが、作業に自信の無い方と一緒に仕事をすると「丁寧に教えてくれて助かる」と言われます。
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短所:「無口なこと」
例文:口数は少ないほうだと思いますが、余計な私語をしないので仕事は早いほうです。
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短所:「即決ができないこと」
例文:物事が即決できない性格ですが、じっくり考えてから行動に移すので後悔しないタイプです。
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短所:「自分の意見を言うのが苦手なこと」
例文:自分の意見を主張するのは苦手ですが、チームの和を第一に考える性格です。
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短所:「表情があまり変わらないこと」
例文:人から無表情だとよく言われますが、ハプニングでも落ち着いて対応できる冷静な人間だと思います。
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短所:「周囲の人に影響されやすいこと」
例文:周囲の影響を受けやすいタイプではありますが、指摘を素直に受け止めて物事の変化に柔軟に対応してきました。
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短所:「集中すると周りが見えにくくなること」
例文:集中すると周りが見えにくくなりがちですが、時を忘れるほどの集中力で何度となく成果を挙げてきました。
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短所:「物覚えが悪いこと」
例文:物覚えは悪いほうだと自覚していますが、必要なことを忘れないようにメモをつける習慣があり、慎重さが増しました。
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短所:「考えるより先に行動してしまうこと」
例文:思いついたらすぐに行動してしまう癖がありますが、気づいたら言われなくても仕事をする積極的なほうだと思います。
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短所:「人に教えるのが苦手なこと」
例文:人に仕事を教えるのは苦手なのですが、作業を単独ですることによって成果を挙げられる職人気質なところがあります。
まとめ
短所も長所も表裏一体のケースが多いもの。雇用側も応募者の性格を判断したいというより、採用後もしっかり働いてくれるイメージを持てるかが大切になります。「短所は?」という質問は答えにくいかもしれませんが、長所でフォローすることで前向きな印象を与えたいですね。
協力会社/ウィルゲート
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