気になる職場でアルバイトの面接を受けるなら、最低限のマナーを守る必要があります。何となく知っているつもりでも、実は間違ったマナーだったということは少なくありません。そこで今回は、面接にあたっての準備から服装、話し方まで具体的にどんな部分に注意するべきなのかを徹底紹介します。面接が初めてではないという人もチェックしてみてください。
【目次】
1.バイトの面接に必要な持ち物
2.バイト面接で心がけたい服装・身だしなみのマナー
3.面接本番の入退室のマナー
4.面接で印象の良い話し方のマナー
5.マナーのポイントを押さえて面接を
バイトの面接に必要な持ち物
まずはバイトの面接に必要な持ち物から確認していきましょう。以下の4つは忘れずに準備してください。
封筒
郵送をするわけでもないのに封筒が必要なのか疑問に思う人もいるかもしれませんが、履歴書の持ち運びに必要です。なぜなら、ビジネスでは大切な書類を持ち歩く時は封筒に入れるのがマナーだからです。そのため、きちんと封筒に入れておくことで印象がアップするでしょう。封筒は白いA4サイズのタイプを使用します。
クリアファイルに入れた履歴書
履歴書はそのまま封筒に入れるのではなく、クリアファイルに入れます。封筒に入れただけでは鞄の中でシワになる可能性があります。また、クリアファイルに入れておけば、気が付かないうちに写真がはがれたり汚れたりする心配もありません。
筆記用具&ノート
職場によっては面接シートやバイト登録の書類に記入しなければいけない場合があるので筆記用具は必須です。重要事項をメモしたりスケジュールを確認するために、ノートやスケジュール帳も準備しておくといいでしょう。
会社・店舗から指定された持ち物
会社や店舗によっては身分証や印鑑などを持ってくるよう指示されることがあります。会社から事前に指示された持ち物を忘れると、だらしない人という印象を与えてしまう可能性もあるので気を付けましょう。
バイト面接で心がけたい服装・身だしなみのマナー
面接にあたって第一印象は重要です。面接にふさわしい服装を選ぶよう心がけてください。
華美過ぎる・ラフ過ぎるものはNG
普段はちょっと派手な色が好きな人や、ラフな格好が好きな人でも面接のときは避けた方が無難です。面接は面接官が一緒に仕事をする人を選ぶ場面です。華美過ぎる・ラフ過ぎる服装ではTPOを考えていないという印象を与えてしまうかもしれません。
避けたほうがいい服装
ダメージジーンズ・ジャージ・サンダルはだらしなく見えるので避けましょう。露出の高いミニスカートや派手なアクセサリーも面接にはふさわしくないでしょう。ネックレスやブレスレットは付けていかないほうが無難です。髪の毛を結ぶシュシュやリボンも避け、なるべくシンプルな服装にしてください。
面接にふさわしい服装
バイト面接ではシンプルで清潔感のある服装を心がけましょう。女性なら、明るく淡い色合いのシャツやブラウス、ニットに落ち着いた雰囲気のスカートやパンツを合わせるといいでしょう。派手なデザインや短すぎるスカートやパンツは避けたほうが無難です。男性の場合は、落ち着いた色の無地やチェック、ストライプの襟付きシャツがおすすめです。パンツはチノパンが無難。ジーンズの場合はきれいめなものをセレクトし、ダメージ加工されたものは避けたほうがいいでしょう。シャツやブラウスはきちんとアイロンをかけ、ジャケットにホコリや毛玉が付いていないかもチェックしましょう。
髪型も大切なポイント
印象を決めるのは服装だけではありません。寝ぐせが付いていたり、ボサボサになっていたりするとだらしなく見えます。きちんとセットすれば清潔感をアピールできます。
面接本番の入退室のマナー
面接時の入退室のマナーも覚えておきましょう。
受け答えはハキハキと
面接は緊張する場面ですが、ハキハキと受け答えをすると印象がアップします。挨拶をする時はもちろん、名前や用件を伝える時にも下を向いてモゴモゴと話すと内容がきちんと伝わりません。口角を上げてお腹から声を出すよう心がけてみてください。「えっとー」や「○○なんですけどー」というように語尾を伸ばすと、だらしない印象になりかねません。「○○です」「○○だと思います」とはっきり話しましょう。
入退室の際も気を抜かない
面接をする部屋に入る際は必ずドアをノックします。中から「どうぞ」という声が聞こえたらドアを開けるのがマナーです。入室したら「失礼します」と言い、振り返ってドアを閉めます。椅子の左側に立ち名前を名乗り一礼しますが、指示されるまで椅子に座ってはいけません。退室する時はドアの前で立ち止まり、振り返って「失礼します」と言いながら一礼します。部屋を出てからドアを閉めるときもゆっくり優しく閉めましょう。
面接で印象の良い話し方のマナー
面接では話し方もチェックされます。次のポイントを意識してみてください。
相手の目を見て話す
面接中にきちんと相手の目を見て話すと真剣さが伝わります。逆に、キョロキョロと視線を動かしていると、落ち着きのない人という印象をもたれてしまいます。
姿勢を正す
椅子に座ったら背筋を伸ばして肩の力を抜きます。なるべく椅子の背もたれに寄りかからないで座りましょう。脚や腕を組むのはもちろんマナー違反です。普段無意識にしている人は気を付けてください。
笑顔を忘れずに
緊張していると笑顔を忘れがちですが、笑顔は印象を良くする大切なポイントです。ただ、あまりにも無理をして笑顔を作っていると不自然になるので、事前に鏡で練習しておくと良いでしょう。また、真剣な話をされている時まで笑顔でいると、真面目に聞いていないのかと捉えられる可能性もあります。最初の挨拶や、志望動機など自分のアピールをするとき、帰り際などには笑顔でいることを意識してください。
正しい敬語を使う
言葉使いも大切なポイントです。例えば「○○っす」は敬語ではありません。サークルの先輩などとの会話では気にならないかもしれませんが、きちんと「○○です」と言わなければ敬語を使えない人と思われてしまいます。また「わかりました」の意味で「了解しました」という言葉を使うことがありますが、これは目上の人に対して失礼な言葉です。正しくは「承知いたしました」です。日頃から敬語の練習をしておくと正しい敬語で受け答えができるようになります。
マナーのポイントを押さえて面接を
面接では服装や身だしなみはもちろん、行動や言葉使いまでチェックされます。マナーが悪ければ、一緒に働く仲間として受け入れたいと思ってもらえないでしょう。今回紹介したポイントを意識して面接に挑んでみてください。笑顔や正しい言葉使いは普段の生活で練習しておくと面接でも自然に出てくるので、日頃から心がけましょう。
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バイト面接ノウハウのまとめ