バイトの応募電話はつい緊張して固くなってしまいますよね。電話に出る人がどのような人なのか、電話のやり取りの時点もチェックされているのかといったことが気になって不安になってしまう人もいるでしょう。電話での緊張を少しでも解消したいなら、事前に会話の準備をしておくことが大切です。そこで、バイト応募の電話をする際の準備事項や注意ポイント、具体的な電話トークの例をご紹介します。
【目次】
1.電話をする前に準備しておくこと
2.緊張する気持ちを和らげるには?
3.話すときに心がけるポイント
4.実践!電話応募のトーク実例
5.緊張しやすい人は事前準備を万全に
電話をする前に準備しておくこと
筆記用具とメモ帳を用意する
バイト応募の電話をかけるときには、前もって手元に筆記用具とメモ帳を用意しておきましょう。応募の方法や面接の予定など、覚えておかなければいけないことをメモするための大切な準備となります。用意したメモ帳には、これから電話で話す内容も事前にメモしておくと安心です。電話で話すことが苦手な人であれば、具体的なトーク内容をセリフ書きのように記載しておくのもよいでしょう。
事前に質問、確認事項を控えておく
また、応募をするにあたり、確認しておきたいことや疑問点がある場合には、それらもメモしておくようにします。たとえば、仕事の内容や勤務の開始時期、といった募集内容について求人広告を見てもわからないことについては整理してメモしておくと、慌てずに確認することができます。いざ電話したときにスムーズに話せるように、話す内容を声に出して練習しておくとよいでしょう。
電話をする時間、場所を確保する
電話をかける準備ができたら、いつ、どこで電話をするかを確認しておくことも大切です。電話をかける時間は求人広告に記載されている時間内に行うことが基本のマナーです。また、メモを取ることができ、お互いの声がしっかりと聞こえるような静かな場所で電話をかけると落ち着いて話がしやすくなります。
緊張する気持ちを和らげるには?
緊張はしてしまうものと考える
事前に準備を行い、万全に整えられた状態で電話をしても、やはり、いざ電話をかけるとなると緊張してしまうものですよね。無理に緊張を解かなければと思うと逆に意識しすぎて余計に緊張してしまうこともあります。緊張はしてしまうもの、という気持ちで肩の力を抜いて電話をするように心がけてみましょう。
腹式呼吸を意識する
また、腹式呼吸でリラックスするというのも、緊張を解消させるための対策となります。腹式呼吸を行う場合には、まず、口ですべての息を吐ききった後、鼻からゆっくりと息を大きく吸います。そして、そのまま10秒ほど息を止めたら、今度はゆっくりと息を吐き出すのです。これを何度か繰り返し行っていると気持ちが落ち着き、高いリラックス効果が期待できるようになります。
話すときに心がけるポイント
実際に電話をかける際には、5つのポイントに注意しておきましょう。
1)挨拶を忘れない
1つ目が挨拶を忘れないことです。挨拶は社会人として基本のマナーとなりますが、声をはっきり、トーンを明るくすると良い印象を与えるでしょう。相手が電話に出たときや電話を切るときなど、適切な挨拶の言葉をかけるようにしましょう。
2)ゆっくり話す
2つ目が話し方です。緊張すると、つい早口になってしまうという人は少なくありません。意識的に、ゆっくり話すように心がけるようにしましょう。
3)しっかり要件を伝える
3つ目のポイントは要件をしっかりと伝えることです。緊張しながら頑張って電話をかけたからには、その電話が無駄にならないように、きちんと自分が伝えたいことを話したいですよね。。すべての要件を伝えられるように、事前に準備したメモをしっかりと活用しましょう。
4)ミスをしても焦らない
ポイントの4つ目がミスをしても焦らないことです。緊張してミスしてしまうことは誰にでもあります。ミスしても気にしすぎず、落ち着いて話を続けるようにしましょう。
5)聞き返すことを恐れない
そして、5つ目のポイントは聞き返すことを恐れないということです。特にミスをしてしまった後には緊張が高まり、話を聞きそびれてしまうということがあるかもしれません。大切なことを聞きそびれてしまったら大変です。聞き返すことは確認をするためなら失礼にはなりませんので、電話の内容はすべて明確にしておきましょう。
実践!電話応募のトーク実例
ケース別に電話での話し方の実例をいくつか紹介します。電話をかける際に参考にしてみてください。
バイト先に応募するときの電話トーク
応募用の電話に出るのは担当者とは限りません。電話をかけたら、まず担当者につないでもらいましょう。
「お忙しいところ、恐れ入ります。アルバイトの求人を見てお電話しました〇〇と申します。採用のご担当者様はいらっしゃいますでしょうか」
と伝えた後、続けて話す2つのケースでトーク実例をご紹介します。
担当者がいる場合
(担当者に取り次がれたら)
「お忙しいところ、恐れ入ります。アルバイトの求人を見てお電話しました〇〇と申します。〇〇のアルバイトはまだ応募可能ですか」
(可能な場合には応募方法を確認し、メモに書いた質問事項を伝える)
(要件が終了したら)
「ありがとうございました。(面接日時が決まっていたら)当日は何卒よろしくお願いいたします。失礼いたします」
担当者が不在の場合
(不在である旨を伝えられたら)
「わかりました。では、お電話を改めさせていただきたいのですが、何時ごろがよろしいでしょうか」
(時間を伝えられたら)
「では、〇時にお電話あらためます。ありがとうございました。失礼いたします」
バイト募集の締め切りを確認するときの電話トーク
「お忙しいところ、恐れ入ります。アルバイトの求人を見てお電話しました〇〇と申します。〇〇のアルバイトに応募したいのですが、まだ募集は行っていますか」
合否の判定を確認するときの電話トーク
基本的には自分から電話をかけることは避けた方が無難です。ただし、日数が経っているのに連絡がこない場合には下記のように確認してみるのもよいでしょう。
「お忙しいところ、恐れ入ります。〇日に〇〇のアルバイトの求人に応募して面接を受けた〇〇と申します。面接から日が経つのですが、採否の選考の状況はいかがでしょうか」
緊張しやすい人は事前準備を万全に
アルバイトの応募の電話をかけるときには、誰でも多少は緊張してしまうものです。しかし、事前準備をしっかりとしておくことで、焦る気持ちも和らぎ、落ち着いて電話をかけることができるようになるでしょう。紹介した注意ポイントをおさえながら、トーク実例を参考にして、ぜひ応募にチャレンジしてみてくださいね。