「コールセンターバイト」とは?仕事内容と満足度って実際どうなの?体験談あり

コールセンターバイトの仕事内容と満足度

電話を使ってお客様と企業をつなぐコールセンターバイト。みんなはどこに満足しているの?時間、時給、仕事内容について詳しく聞いてみました。

【目次】
1.コールセンターバイトとは?
2.仕事内容
3.総合評価
4.労働時間
5.時給
6.この仕事の満足度
7.コールセンターで働いてみた体験談
8.向いているのはどんな人?
9.必要なスキルや資格はある?
10.メリット・デメリットは?
11.面接の服装の注意点
12.まとめ

コールセンターバイトとは?

コールセンターは、電話の向こう側にいるお客さまの対応を受け持つ部署です。業務は自分から電話をかけるインバウンド、かかってきた電話に対応するアウトバウンドの2つに分けられます。さまざまなお客さまからの問い合わせやサービスの紹介を行う企業の顔として、丁寧で分かりやすい言葉づかいが求められる業務になります。

コールセンターバイトの仕事内容

コールセンターの仕事は、大きくわけて受信業務と発信業務があります。

●受信業務(インバウンド)
インバウンドと呼ばれ、ヘッドフォンを付けて、お客様から商品やサービスなどの問い合わせや相談の電話に1対1で対応します。

●発信業務(アウトバウンド)
アウトバウンドと呼ばれ、個人または企業宛に電話をして、新商品や新サービスの紹介をしたり、資料送付の手配などを行います。また、商品の満足度調査や市場調査などを行うこともあります。

どちらもマニュアルが用意されていて、受け答えや敬語の使い方などの研修を受けてから仕事をスタートすることが多く、コールセンターの仕事が初めてで、専門知識がなくてもチャレンジ可能です。仕事を始めてからも、困ったことがあればスタッフをまとめる役のスーパーバイザーやマネージャーに相談できるのも安心です。

総合評価:時給が高めで満足度が高い。時間の融通も★5つ

時間の融通,時給に満足,仕事が好き,トータル評価コールセンターバイトは、比較的時給が高めに設定されています。また、オフィス環境が整っているところが多く、「座って仕事ができるので疲れない」という声も。声の仕事なので、服装や髪形が比較的自由なところも人気の理由のひとつです。

1回の労働時間:3-5時間が47%。時間や勤務日に融通がきくことが多く働きやすい

3時間以下,3-5時間,5-7時間,7時間以上
3-5時間という回答が47%。勤務形態はシフト制のところがほとんどです。昼間、夕方からなどの勤務時間や、土日のみ、週3日以上など勤務日の融通がきくことが多いので、授業やサークルに忙しい学生や、かけもちバイトをしたい人にとっては働きやすい環境です。
※平日の労働時間を集計

時給:1000円-1100円がボリュームゾーンと比較的高時給!

800円以下、800円‐900円,900円-1000円,1000円‐1100円,1100円-1200円,1200円以上時給は900-1000円と1000-1100円が合わせて約6割と、比較的高めです。上記では3-5時間勤務が多い結果となったものの、週5日や長時間の勤務も歓迎されるなど、シフトの融通もききやすいので、がっつり稼ぎたい人にとっては嬉しいバイトです。
※バイトの時給は地域や時期、時間帯によっても変わります。

>満足度:仕事は「社会人としてのマナーが身に付く」という回答が56%!

仕事内容そのものが好き,比較的仕事が楽,社会人としてのマナーが身に付く,専門的な知識・技術が身に付く,友達・仲間ができる,服装・髪型が自由,その他コールセンターは、仕事に入る前に敬語や対応に関する研修をしっかり行うところが多く、「社会人としてのマナーが身に付く」という回答が56%という結果に。また、仕事を通じて丁寧な言葉遣いや電話での対応方法、コミュニケーション力など、社会人になってからも役に立つマナーやスキルが身に付くようです。
※複数回答可

1.社会人としてのマナーが身に付く
「社会人としてのマナー身に付く」ことに満足する回答が56%。
直接対面する接客ではないので、ある意味難しい面もありますが、企業を相手に電話対応する場合もあり、パブリックなコミュニケーションマナーが身に付きやすいといえます。特に敬語の使い方や受け応えの基本を学ぶことができるでしょう。

2.服装、髪安心型が自由
半数近くが「服装や髪型が自由」であることをよかったこととして回答しています。
オフィス内勤務のコールセンターの場合、服装について厳しい規則がない場合が多いです。学生が学校帰りにセンターへ向かう場合、服装や髪型をあまり気にしなくていいのはメリットといえるでしょう。仕事帰りのプライベートな予定も組みやすく、時間を有効に使うことができます。

3.比較的仕事が楽
オフィス内で座ってできる仕事なので比較的仕事が楽だと感じる人が多いようです。肉体的にあまり疲れないので、仕事の後の予定も影響されにくいでしょう。基本的にマニュアルが完備されている点も気持ちの上で安心できるでしょう。

コールセンターで働いてみた体験談

<ココがよかった>
・人と話すことが好きだったので、人とコミュニケーションをとれるこの仕事は楽しく取り組めました。
・時給が高い、髪型・服装などが自由、シフトはある程度融通が効く。この三点に満足。
・休みが取りやすい。シフトを誰かと変わってもらう必要がない。
・座り仕事であるため肉体的疲労がなく、アルバイト後の予定に影響しない。
・知り合いができ、高時給で電話応対のマナーが身に付く。また、打たれ強くなった気がします。

<ココが大変>
・クレーム対応が難しく、慣れるまで時間がかかりました。
・一日中座りっぱなし、喋りっぱなしは辛かった。
・何件も電話をしなければいけないところと、電話をしても冷たい対応をされた時は仕事をしていてとても辛かった。
・お客様は私を学生ではなく、社会人として話してくるので、大変と感じることがあった。
・ときには嫌な対応をされることもあるので、私は楽しめるタイプだったけれど、人との会話が苦である人には厳しいだろうと思う。

向いているのはどんな人?

コールセンター①

●インバウンド
インバウンドはお客様からかかってきた電話を受けて対応します。

まずはお客さまの話を聞き、内容を理解することからスタートするので、向いているタイプは「聞き上手」であることでしょう。その上で、正確な情報を伝えることが求められる仕事です。お客さまの問題を解決し「ありがとう」という言葉をもらえることもあるようです。

また、苦情の電話を受けた場合は、「なんで私が?」と理不尽に思うことがあるかもしれません。それでも仕事として割り切って対応できることや気持ちの切り替えが早く出来る人は向いているといえるでしょう。

●アウトバウンド

アウトバウンドは該当するお客さまに電話をかけてサービスや商品などの説明を行います。

自分から電話を掛けるので、慣れもありますが電話に抵抗感がない人、積極的な人が向いているといえるでしょう。商品やサービスの紹介をきちんと伝えられれば達成感にもつながります。

事前にリストを渡されて電話をかけるケースやデスクに備え付けられたモニターの表示に従い行う場合などがありま。す。コールセンターからお客さまに連絡するので、例え電話に出てくれたとしても時間がなかったりして話を聞いてもらえないことも珍しくありません。少しのことでくじけない前向きさがあると良いでしょう。

必要な資格やスキルはある?

コールセンターのバイトでは、特に欠かせない資格やスキルはありません。
しかし企業とお客さまをつなぐ業務ですから、敬語を使えることや丁寧な受け答えは求められます。
商品やサービスの知識は基本的にマニュアルが用意されていて、お客さまへの対応は事前に研修を受けることがほとんどです。実際に業務を始めた後でもスーパーバイザーのフォローがあり質問できるので心配しすぎることはないでしょう。

メリット・デメリットは?

コールセンターバイトのメリットは、比較的時給が高めに設定されていることが多く、シフトの融通がききやすいことがあげられます。学生であれば、言葉遣いや電話での応対など社会人としてのマナーをバイトで身に付けることができるでしょう。
デメリットとしてはクレーム対応や電話の相手からそっけない態度をされてしまうなど、精神的に辛くなることもあるようです。ある程度は受け流せる気持ちも大切になります。ずっと座っていることが苦痛に感じる場合もあるでしょう。

面接時の服装の注意点

コールセンターのバイトで服装を厳しく問われることは基本的にはないでしょう。とはいえ基本的にオフィス内の勤務になるので、浮かない服装を選びたいものです。
学生であればスーツを着る必要はありませんが、ラフな服装はさけ、清潔感のあるきれい目な服装で面接には臨みましょう。襟付きのシャツやブラウス、男性ならチノパンやスラックス、女性なら短すぎないスカートやオーソドックスなパンツスタイルなどがよいでしょう。

まとめ

電話を使った業務となるコールセンターのバイトは、相手の顔が見えない分、より丁寧なコミュニケーションが必要です。大変な部分もありますが、学生のうちから社会人として覚えておきたいビジネスマナーが身に付きやすいアルバイトだといえるでしょう。

データ:データ:18歳~25歳までの学生時代にアルバイト経験者(2157人)を対象に調査(調査期間:2015年12/4~12/21)。
調査協力/株式会社クラウドワークス

文:荒川文乃

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