俳優、佐野 岳インタビュー「やりたいことがないなら、まず、アルバイトをすればいい」

佐野岳

現在、ドラマ『陸王』で天才ランナーを演じ活躍中の佐野岳さん。運動が好きという自分の得意分野を生かしながらここまできたといいます。しかし、ここ最近は「それだけではいけない」という考えから自分改革を実施。現在、取り組んでいることや、初めて社会の厳しさを知ったというアルバイト経験などを佐野さんの仕事観とともに聞いてみました。

 

昔からテレビに出たいという気持ちが強く、自らコンテストに応募

佐野岳

――佐野さんは幼い頃から芸能界に入りたいと思っていたそうですね。

昔から目立ちたがり屋だったので、いつか自分もテレビに出てみたいと思っていたんです。でも、高校生までずっとサッカーをやっていたので、高校3年生でサッカー部を引退してから本格的に芸能界を目指そうと行動しました。

――どんな行動を起こしたんですか?

芸能人の登竜門、「ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」に応募しました。そうしたらグランプリを受賞して、そこから事務所が決まって、さらに舞台のお仕事が入って。

――すごいスピードですね! でも、演技は未経験だったんですよね?

サッカーしかやってきてないですから、演技はまったくの未経験です。当時は愛知県に住んでいたので、地元で台本を覚えてから上京して舞台稽古を行うという感じでした。でも、すぐに現場に入る機会を与えていただいたのでとても感謝しています。

――順応力が高すぎですね! 普通、演技未経験で突然、舞台の仕事が入ったら焦りませんか?

「やるときはやるしかない」という考え方なんです。未経験だからといってやらないなんて損するじゃないですか。やらないという選択をして後悔はしたくないんです。

 

デビュー4年目で自分の仕事への甘えが露呈しはじめてきた

佐野岳

――そのまっすぐな性格だからこそ、順風満帆でここまで来たんでしょうね。

いえ、恵まれていたからこそ、悩みは増すばかりでした。今年でデビューして5年目ですが、3年目ぐらいまでは勢いや自分の感覚任せで仕事をしてきて、案外すんなりやれていた気がしていました。でも、4年目に差し掛かった時に、自分が甘えていた部分が露呈しはじめて、しんどくなってきたんです。

――「甘えていたこと」とは?

それまでは人から教えられることをすべて受け入れていて、自分で考えたり気付いたりすることがあまりなく、仕事への意識や責任の持ち方がどこか人任せな部分があったんです。そうすると、自分の個性がなくて埋もれてしまう。「このままじゃいけない」ともがき始めて、自分を変えようと動いている最中です。

―自分を変えるために、どんなことを始めたんでしょうか。

自分にしかできないことを増やすように、さまざまなことに挑戦しています。アクションや殺陣、将来的に海外でも活躍したいので英語、最近は茶道も習いはじめました。茶道の所作は、今後、演じる際に役に生かすことができるかもしれないですし。

 

自分だけの得意分野があることはすごく大切

佐野岳

――佐野さんはもともと運動神経がいいこともあってスポーツバラエティでも活躍していますが、現在放映中のドラマ『陸王』でもマラソンランナーの役を演じていますよね。

自分が得意なものでキャスティングしていただけるのは本当にうれしいです。スポーツを長くやっていたので、走ることも慣れていますし、動き方もスムーズに入れるので。

――得意分野があるって大切ですね。

本当に大切だと思います。僕の場合、運動が得意分野ではありますが、最近はそれだけじゃダメだと思って、他のこともいろいろ始めているんです。引き出しは少しでも多いほうがいいので。

――佐野さんはもともとテレビに出たいという気持ちから芸能界に入りましたが、その中でも役者にしぼった理由は?

最初はなんでもいいからテレビに出たいという気持ちだったんですけど、演技の仕事をするうちにどんどん魅せられていきました。自分以外の人生を演じられることや、演じることで人に何かを伝えられたりすることが魅力です。その幅が広がれば広がるほど自分も成長を感じることができますし。

今、『陸王』の現場で名だたる俳優の方と共演させていただいてますが、一緒の現場にいるだけで学ぶことが多くて。みなさんの作品への思いや、演技の仕方を目の前で見ているだけで日々成長している気がします。役者としてだけでなく、人としても素敵な方ばかりで、いつか自分も「ああなりたい」と思える方が身近にいるのは本当に幸せですし、最大のモチベーションです。

 

アルバイトで知ることができた、社会の厳しさ

佐野岳

――尊敬できる人が近くにいると成長できるし、幸せですよね。お話しを聞いていると佐野さんはやりたいことが明確な性格のようですが、やりたいことが見つからない場合、何からすればいいと思いますか。

アルバイトですね。特にやりたいことがなければ、まずはお金を稼げばいいと思います。資金づくりは大切ですから!

――おぉ、フロムエーっぽい回答、ありがとうございます(笑)。佐野さんはこれまでどんなアルバイトを?

飲食店、新聞配達、引っ越しスタッフ、舞台の搬出入、催事スタッフもやりましたね。

――いろいろやっていますね。バイト選びの基準は?

とにかくお金を稼ぎたかったので、時給がいいことと、シフトの自由がきくことです。僕、アルバイトで初めて社会の厳しさを知る出来事がありまして…。百貨店でバレンタインデーの催事スタッフのバイトをした時に、あまりチョコレートのことを調べもせずに働いていたので、お客さまからの質問にうろ覚えの知識で答えてしまったんです。それが、見事に間違っていてそのお客さまから「あなた、この仕事向いていない。辞めたほうがいい」と言われてしまったことがあったんです。

ショックだったのはもちろんですが、自分の間違った回答でお客さまを失うことによって、お店側にも迷惑をかけてしまうということに気づきました。

――でも、気づけてよかったですね。ちなみに稼いだお金は何に使っていたのかが気になります。

初めての給料は両親にプレゼントを…ではなく(笑)、「てっぽういか」を箱買いしました。僕、おつまみ系の駄菓子が大好きで、お金を稼いだら思いっきり食べたいと思っていたんです! 箱買いしてきたてっぽういかをひとり占めして食べたときは幸せでした(笑)。

お金を稼ぐことって自分が欲しいものを気持ちよく買えることでもあるので、そうすると心や生活にも余裕が出るし、すごくいいことだと思います。

―すごい幸せそうな笑顔で「てっぽういか」の話をしてくれましたね(笑)。佐野さんが今、「超、幸せ」なのは、どんなときですか。

仕事だと作品を撮り終えて、お客さんに観ていただいて、それで何かを感じてもらえたときですね。自分の演技や出演した作品が誰かに少しでも影響を与えられたらすごく幸せだなと思います。

 

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■プロフィール
佐野 岳(さの・がく)

1992年4月3日生まれ、愛知県出身。2011年『第24回ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト』にてグランプリ受賞。2012年舞台で俳優デビュー。2013年『「また、必ず会おう」と誰もが言った。』で映画初主演を務め、『仮面ライダー鎧武/ガイム』で話題に。現在はTBS日曜劇場『陸王』で天才ランナー、毛塚直之を演じている。また、公開待機作映画に『honey』、『となりの怪物くん』がある。

 
取材・文:中屋麻依子 撮影:八木虎造
スタイリング:津野真吾(impiger) 衣装協力/DANNER、TRIAA

 

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