サブウェイ「サービスコンテスト」3位の現役大学生が明かす!相手を笑顔にする接客術【バイトの達人】

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注文が入ってから、サンドイッチを1つ1つ手作りするサブウェイ。ファーストフード店の中でも特にお客様とのコミュニケーションが多いからこそ、社内で重視されているのが「サービスコンテスト」。サンドイッチアーティスト(アルバイト)を対象とした、接客コンテストだ。昨年の全国大会で3位に入賞した現役大学生の安部真由子さんに、接客の難しさと楽しさを聞いた。

 

メニューごとにおすすめの組み合わせを覚えるのは大変だけど、楽しい!

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「学業とアルバイトの両立の秘訣は、家と学校から近い職場を選ぶこと!」と話してくれた安部さん

――安部さんは、サブウェイ 武蔵境イトーヨーカドー店で働き始めて、どのくらい経つのですか?
2年半くらいになります。今は大学4年生で、情報工学を学びながら、平均で週3日シフトに入っています。

――サブウェイで働こうと思った決め手は、何だったのでしょう?
高校生の頃にサブウェイ好きな友達がいて、「一緒に行こう」って誘われたんです。その友達に「ドレッシングは絶対オイル&ビネガーにして」って言われたので、薦められたままに食べてみた時に、「サンドイッチってこんなにおいしい食べ方があるんだ」って思った記憶が残っていたんです。自分がいいと思った場所で働きたかったので、家の近所で求人募集していたサブウェイに応募しました。

――お客さんとやりとりしながらサンドイッチを作るって、難しそうだと感じませんでした?
大変そうだなってイメージがありましたし、実際に働き始めて、やっぱり大変でした(苦笑)。覚えなきゃいけないこともたくさんあるので、最初は楽しむ余裕もなくて、精一杯でしたね。

――どんなことを覚えていくのでしょう?
まずは、メニューですね。サブウェイでは、注文が入ったサンドイッチに合うパンやドレッシングをお客様におすすめしながら、作っていきます。だから、メニューごとにおすすめを把握する必要があるんですけど、最初はなかなか覚え切れなかったです。サンドイッチ作りでも、パンをきれいに切ったり、野菜を規定量通り盛ったりすることに苦労しました。

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サブウェイでは、サンドイッチに使うパンを店内で焼いているんです。これも大事な仕事の一つ

――納得のいくサンドイッチを作れるようになったのは、どのくらい経ってから?
2週間の研修期間で、基礎を教えてもらうんですけど、自分的に合格点を出せたのは2~3カ月経った頃ですね。サブウェイはサンドイッチ作りだけでなく、レジもパンを焼く作業もすべて行うので、一通りの仕事ができるようになったと思えたのは半年くらい経ってから。ただ、メニューやおすすめを覚えてからは、どんどん楽しくなりました。

 

お客様が自然と“笑顔”になれる接客じゃないと意味がない

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――「サービスコンテスト」を知ったのは、いつ頃ですか?
入ってすぐに知りました。毎年店舗の代表者が全国大会に出場されていて、優勝された先輩もいたので、身近に感じていました。その先輩は、お店が混んでいる時も疲れている時も、笑顔を崩さない人でした。笑顔やアイコンタクトの大切さを、教えてもらいました。

――「自分も全国大会に出よう」と思ったきっかけは?
武蔵境イトーヨーカドー店では、まず店内予選を行って、店長に選ばれた1人がエリア予選に進み、全国大会を目指すんです。働き始めた1年目に店内予選に参加させてもらってから、コンテストに目を向けるようになりましたね。

――そこから1年後、昨年のコンテストで店内予選を通過した時、どう感じました?
うれしさと同時に、エリア予選に向けての緊張感も湧いてきました。武蔵境イトーヨーカドー店は、15年以上サンドイッチアーティストが全国大会に出場しているんです。先輩方が引き継いできた全国大会出場というバトンを次に渡さなきゃいけないって、強く感じていました。

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実際の店舗で開催された全国大会。「エリア予選と比べて、全国大会はリラックスして挑めました」(安部さん)

――コンテストに向けて、特訓は行ったんですか?
店長や先輩に、指導してもらいました。特に表情には重きを置いていましたね。お客様と顔を合わせている時は笑顔でも、後ろを向いた瞬間に真顔になることを指摘されたんです。先輩に「真顔になるとお客様が不安になる」と教えてもらいました。

そこで、接客していない時でも10分間口角を上げたままにするといったトレーニングを行い、アルバイト中ずっと笑顔でいられるようになりました。サンドイッチを速く正確に作る技術も評価されるので、サブウェイでもう一つ開催されている、サンドイッチを速くきれいに作る技術を競うコンテスト「サブジャマー」に出場した経験のある先輩に、教えてもらいました。

――笑顔とスキルで挑んだエリア予選は、無事突破したんですよね。
エリア予選は、働いている店舗にエリアマネージャーが来て、普段の働きぶりを評価します。結果的に突破したんですが、審査中に接客した3~4人のお客様は、商品を渡しても笑顔になってくれなくて、悔しくて泣きました。いくら私が笑顔で対応しても、お客様が笑顔になる接客でないと意味がないと思ったんです。

――そのために、改善したことはありますか?
注文の時からお客様を引き寄せられるように、「私がおいしくお作りします」って言うようにしました。意外性や私の熱意に笑顔になってくれるお客様が多くて、一気に距離が縮まることを実感しました。

 

アルバイトは、みんなで気持ちよく働くために必要なことが学べる場

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――全国大会では見事3位に輝きましたが、その時の気持ちは?
すごくうれしかったです。指導してくれた店長や先輩に恩返しできたかなって。後輩に、もっといい影響を与えたいって気持ちも湧きました。私自身が先輩の指摘で成長できたから、後輩にも「今の接し方はこうした方がいいよ」って積極的に言えるようになりました。

――後輩の方に影響を与えたエピソードはありますか?
あまり接客が得意ではない後輩がいたんですけど、彼女の苦手意識を払拭できるように「おすすめのトッピングとかをアドバイスしてみたら?」って具体例と一緒に伝えたんです。その後、彼女がお客様にトッピングをおすすめしたら、「それを入れてください」って言ってもらえたんです。その時の彼女のうれしそうな笑顔は、ずっと忘れられません。その経験が自信になったのか、今では接客も楽しそうです。

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3位入賞の賞状と一緒に。右胸に刺繍の入ったエプロンは、全国大会出場の証し

――安部さん自身が、全国大会入賞を経て変わった部分は?
それまでは自分の接客に自信が持てなかったんですが、具体的に3位という数字をもらえたことで自信がつきました。店長がお店に賞状を飾ってくれているので、シフトに入る度に見て、「頑張らなきゃ」って気を引き締めています。

――最後に、アルバイトによって身に付けられるスキルとは?
遅刻をしない、挨拶をする、身だしなみに気をつけるといったことは、みんなで気持ちよく働くために必要だと思いますし、その基本を学べます。お店には先輩に後輩、学生や主婦の方もいて、1つの小さな社会ができていると思うので、自分の立ち回り方も学べると思います。私は、誰にでもグイグイ話しかけて、盛り上げるポジションが得意なんだなって気づきました。

 

まとめ

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エネルギッシュな安部さんは、一緒にいるだけで明るい気持ちにさせてくれる方でした。その雰囲気も、カウンター越しにお客様と接してきた経験から生まれたものなのでしょう。技術だけに頼るのではなく、自分ができることの中で工夫して、人に喜んでもらう方法を生み出す創造力の大切さも、学んだ気がします。うまくいかなかった原因を振り返り、足りなかったものを補っていくこと。仕事にも学業にも通じる成長術といえそうですね。

 
取材・構成・文:有竹亮介(verb)
撮影:森カズシゲ
取材撮影協力:サブウェイ 武蔵境イトーヨーカドー店

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