ミスタードーナツの現役大学生チャンピオンに聞く、ブラックキャップ獲得物語

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ドーナツでおなじみのミスタードーナツに、黒色のキャップをかぶった特別なスタッフがいるのをご存知でしょうか? 通称『ブラックキャップ』です。

ブラックキャップは、『フレンドシップフェスティバル』という社内コンテストにおいて、東京地域のTOP5の成績を収めた優秀者だけへ贈られる貴重なもの。

 
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そんな成績優秀者のなかに、現役の女子大生がいます。東京経済大学の三年生、金子紗也さんがその人。昨年の2016年に、見事ブラックキャップを手中に収めました。

そんな彼女に、アルバイトの三年間で学んだことをいろいろとお聞きしました。

 

2015年の安請け合いがきっかけで、やる気に火がつく

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Q:まずは、フレンドシップフェスティバルという大会のことから教えてください。

ミスタードーナツは、株式会社ダスキンが運営している事業の一つなんですが、その加盟店が主体となって、毎年行っている、仕事の技能を競う社内のコンテストです。

 
Q:金子さんは、どんなきっかけでコンテストへ出ることになったのでしょう?

最初は、本当にささいなことです。

エリアマネージャーより、「この店舗から接客部門に一人だけエントリーできるんだけど、出てみない? 」って声をかけられました。「じゃあ」って気軽に返事をしたのがきっかけ。それが2015年です。

 
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Q:一昨年が最初の出場ということですか?

そうなんです。初めは本当に軽い気持ちで引き受けました。だから、たいして勉強や対策をせずにいたので、本番は散々だったんです。結果もまったく振るいませんでした。

でも私、自分がすっごい負けず嫌いだってことをすっかり忘れていて(笑)。結果を知ったときは、「やっぱり、もっとちゃんとやっとけばよかった!」って、悔しくてたまらなかったんです。

 
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Q:では、リベンジのつもりで、翌年のコンテストへ出場した?

そうなんです。正式に、私が再挑戦させてもらえると決まったときは、「今度こそ本気でやって。せっかくなら、入賞を目指す!」そう心に誓いました。2015年の結果が悪かったことで、負けず嫌いな私の性格が私のやる気に火をつけました(笑)。

 

2016年に屈辱を晴らす! 96名のなかでTOP5になれた理由

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『フレンドシップフェスティバル2016』の会場で、檀上にあがり、表彰される金子さん [写真提供元:株式会社ダスキン]

Q:悔しさを晴らすために、金子さんが取り組んだことを教えてください。

接客部門のコンテストは、筆記試験の点数と、接客の様子を採点した点数の、二つの合計点で争われます。

まず筆記試験の勉強として、私は試験に出る範囲をひたすら書いて読むことをしたんです。試験範囲には“物流管理”などの、アルバイト中でもあまり聞かない言葉がたくさんあって、覚えるのに苦労しました。

 
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Q:覚えるのが大変、ということは学校の試験でもよくあると思うんですが、そんなときの自分なりの対策はありますか?

徹底的に繰り返すことでしょうか。

寝る直前に覚えられない言葉だけを見て、「覚えた!」って目をつぶって寝て、翌朝起きたらすぐに教科書やマニュアルなどを広げて、「ちゃんと覚えてるかな」と確認する方法は、かなりやりました。

ほかにも、電車に乗っている通学の時間や、授業と授業の合間の時間を見つけては覚えてましたね。試験前の半年間くらいは、ほとんど毎日そんな感じでした。

 
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Q:接客の様子を採点されることへの対策としては、何かされましたか?

前年の2015年に、ブラックキャップを勝ち取った主婦のかたと知りあえたので、連絡先を聞いて、自分でやりとりをしました。

相談すると、そのかたは自分がオフの日に、わざわざ私のいる店舗まで来て、私の接客の様子をチェックしてくれたんですよ。ご自宅からここまで、遠いところをわざわざ来てくれて、とても感謝しています。

おかげで、「金子さんは、お店が忙しいと “いらっしゃいませ”という基本的な言葉を抜かしてしまうことがあるから要注意!」などの具体的なアドバイスをもらえたんです。それからは、「いらっしゃいませ」を特に意識して言葉にするよう、徹底しました。

 
そしてコンテストの結果は、96名のなかで4位! TOP5以内の成績優秀者には、“チャンピオン”の証として、ブラックキャップが贈られます。

 

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瞳に涙をにじませながら、TOP5に入賞した喜びを語る金子さん [写真提供元:株式会社ダスキン]

半年以上にわたって雪辱に燃えたわけですが、続けるって、スゴいことですね(笑)。今回のことで、私は、「継続は力なり」を実感しました。

 

「毎朝、早く起きて出かけるお父さんって、すごい」

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Q:接客のアルバイトを始めた理由を教えてください。

人と接することが好きだったので、初めてのアルバイトは接客がいいなって思ってました。

そんなとき、家の近くにあったこの店舗を通りかかって、「ミスタードーナツって、小さいころから食べに来てるし、ちょっと働いてみたいかも」って思って、高校三年生の冬に応募したのがきっかけです。

 
Q:アルバイト初日のことを覚えていますか?

覚えてます。ものすごく混雑した日でした。二時間のアルバイトだったんですが、もう、あっという間に時間がたっていて。気がついたら終わっていた、みたいな(笑)。

 
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Q:初めてのアルバイトを経験した、率直な感想を聞かせてください。

「仕事って大変だな」って、思いました。

家に帰ってから、お母さんに「初日どうだった?」みたいに聞かれて、「大変だったけど楽しかった。でも、お金稼ぐって大変だね。毎朝、早く起きて出かけるお父さんって、すごいね」みたいに答えたんです。そうしたらお母さんが「そうだよ」って(笑)。

 
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Q:今年でアルバイトは四年目ということになりますが、現時点でこれまでのアルバイト経験をどう振り返りますか?

最初はアルバイトそのものが初めてで、何もわからなかった私が、ミスタードーナツでアルバイトをしていくなかでお客様対応を学び、少しずつ、常連のお客様に自分の顔と名前を覚えてもらえるようになりました。

お客様とのコミュニケーションは、たわいない会話であっても楽しいので、私にとってはアルバイトの楽しさの一部でしたね。

大学一年生の夏からは時間帯責任者を任され、アルバイトながら、仕事の責任が増えることの一端を垣間見た思いです。

そんな私に、いつしか後輩ができて、ブラックキャップをもらってからは、「後輩の見本にならなきゃ」という意識を一層強くしました。

 
そうした、働くというリアルな自分の経験は、今後の就活へ生かしていきたいです。

 

やらない後悔より、やった後悔

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Q:最後に、ご自身の経験から、新しいことを始めようかどうか迷っている人に向けてアドバイスをお願いできますか?

みなさんが実際に何かへ挑戦しようとしたとき、

「アルバイトなのに、なんでそこまでするの?」
「たかがバイトでしょ?」
「よくそこまでやるよね」

 
そういう声が、周りから聞こえたとしても、

「やらないで後悔するんだったら、やって後悔したほうがまし」
「人生も学生時代も一度きり」

 
そんなふうに思って、自分がちょっとでもやりたいって思ったことなら、まずは小さな一歩を踏み出してほしいなって思います。そして自分の意思を貫くことができたら、どんなことであっても、きっと何かを成し遂げられるんじゃないでしょうか。

 

まとめ

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いかがだったでしょう? 軽い気持ちで始めたことが、結果として大きな成果へ結びつくこともあるのですね。年度の変わる4月は、そうしたきっかけ作りに最適だと思います。

あなたの物語も、きっかけさえあればきっと動き出すはず。動き出す新たな物語の1ページが、アルバイトや新学期の学校生活になるとよいですね。

 
取材、構成、文:verb
撮影:島村 緑
取材撮影協力:ミスタードーナツ・河辺とうきゅうショップ

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