販売職に適した志望動機は?考えるポイントと例文紹介

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アルバイトで販売職を選択する場合、なじみのある職種だけに、なぜ自分が販売職で働きたいのか志望動機をうまく言語化できずに悩んでしまう人も多いのではないでしょうか。履歴書を書く上で志望動機は就労意欲が見えるとても重要な項目のひとつです。そこで、販売職のアルバイトを検討している人のために、志望動機を考える際のポイントと例文を紹介していきます。

【目次】

販売職向きの志望動機のポイント

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志望動機を書く際に特に重要なポイントとなるのが、いかに具体的なエピソードを盛り込めるかです。たとえば、「お店の雰囲気が良いから」「接客業が好きだから」といったことも立派な志望動機ですが、それだけでは漠然としすぎています。お店のどういった点に雰囲気の良さを感じたのか、何がきっかけで接客業が好きになったのかということを具体的に書けば、それだけ説得力も増してくるでしょう。

ただ、それがあまり販売職と関係ないものだと、アピール力も弱いものになってしまいます。できれば人のつながりや関わりに関する内容を盛り込みたいところです。なぜなら、販売職は主に人と関わる仕事だからです。人とのつながりを重視している事実を強調すれば、仕事に対する適性があると判断してもらえる可能性もそれだけ高くなります。

また、以前に販売職のアルバイトの経験がある場合は、その時に褒められたり、評価されたりしたエピソードを盛り込むのも一つの手です。そうすれば、販売職に活かせる自分の能力を自然にアピールすることができます。また、逆に、嫌な経験を乗り越えてプラスにしたといったエピソードも志望動機としては印象に残りやすいものです。

さらに、「家が近いから」「お金が稼ぎたいから」などといった他の多くの店舗にも当てはまる志望動機では、仕事に対する熱意が伝わりにくくなってしまいます。もし、「ぜひ、このお店で働きたい」と同じアルバイトを志望している人が他にいれば、そちらを採用しようという話にもなりかねません。そのため、なぜ他ではなく、その店舗なのかという理由を明確にしておく必要があるのです。

 

販売職に効果的な志望動機は

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販売職において有利になりやすい志望動機とは「自分の強みが伝わる」「店舗が求める人物像である」「キャリアビジョンが明確である」という3点です。ちなみに、強みとは自分のスキルや長所のことです。お店側がバイトの採用を検討する際には、まずこの点から魅力のある人材かどうかを判断します。したがって、志望動機を書く際にはいかにして自分の強みを伝えるかが大切になってくるのです。

しかし、そのためには自分の強みが何かを自分自身が理解していなくてはなりません。人は意外と自分のことを知らないものです。「あなたの強みは何ですか?」といきなり問われても答えにとまどってしまう人は多いでしょう。強みを見つけ出す方法としては、自分に関する過去のエピソードを書き出してみるというやり方があります。過去の印象に残っているエピソードを書きだし、その際の問題をクリアするために自分が何を考え、どのような行動をとったかを列挙していくのです。そして、その中から共通した思考や行動パターンをまとめてみてください。人から褒められたエピソードを思い出してもいいかもしれません。すると、次第に自分の強みが見えてくるはずです。

ただし、いくら優れた強みを持っていてもそれがお店側が求めている人物像と異なっていてはあまり意味がありません。そこで、募集要項をしっかり読み、店舗についてよく調べるなどして、どのような人物が求められているかを知る必要があります。それが分かれば、後は自分の強みと合致する部分を探して志望動機としてまとめればよいわけです。
同時に、志望動機がお店側の求める方向性に沿って書かれていると、相手の要望をくみ取る能力が高いことのアピールにもなります。これは販売職においては重要なスキルであるため、ピント外れの志望動機を書いてしまった人と比べると採用される確率はずっと高くなるでしょう。

さらに、最後の条件であるキャリアビジョンとは、バイトを始めた場合にそこで何をおこない、どういう風になりたいかという自分の理想像です。これを明確な形で書くことができれば、目的意識の高い人材だと評価され、バイトとしての働きぶりも期待できると判断されることにつながります。この3点をしっかりと押さえて選考を有利にすすめていきましょう。

 

販売職に使える志望動機の例文

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具体的にどのような志望動機を書くかは過去の職歴や何をアピールしたいかによっても変わってきます。そこで、志望動機を考える際の参考になるように、いくつかの例文を紹介していきます。

販売職の経験がある場合

まず以前に販売職の経験がある場合はそれをアピールするようにしましょう。たとえば、以下のような具合です。

「私が貴社のアルバイトを志望するのは以前にアパレルで働いていた経験があるからです。接客のアルバイトを2年間経験していますので、貴社でもすぐに仕事を覚えて戦力になれるのではないかと考えています」

販売職の経験がない場合

また、販売職の経験がない場合はそれに対する憧れが有力な志望動機になります。

「私が貴社でのアルバイトを希望するのは、以前、貴社の店舗を利用した際にスタッフの温かな対応に感銘を覚えたからです。元々、販売職に興味はあったのですが、それ以来、私もあのような接客ができるようになりたいと強く思うようになりました。貴社で働く機会を得られましたら、お客様が思わず笑顔になるような接客ができるように努力していきます」

なぜ同業の他の店舗ではなく、この店舗を希望するのかといった理由を明確に打ち出している点がここでのポイントです。しかし、店舗数の多いコンビニのバイトなどを希望する際には、単に家から近くて通勤が便利というだけの理由の場合もあります。内心はそうだったとしても、それをそのまま答えただけではプラスのアピールにはならないでしょう。そこで、家が近いという事実が店舗にとってどのような利益をもたらすかを説明することが重要になってきます。

「私が貴店のアルバイトを希望したのは以前にコンビニで働いた経験が活かせることと自宅から近いことが理由です。コンビニの仕事は一通り経験しているので最低限の導入でスムーズに業務ができると思います。また、家が近く、4年生になり大学の授業がない日も多いのでシフトの変更に対しても柔軟に対応することが可能です」

志望動機というのは抽象的なものでは採用担当者の印象に残りにくいものです。いかに具体性を持たせて他の志望者との差別化を図るかが大きなポイントとなります。その上で、企業が採用したいと思うような自分なりの強みを前面に押し出すようにしましょう。

 

志望動機欄は採用担当者の目にとまりやすい

履歴書にはさまざまな記入欄がありますが、その中でも志望動機欄は採用担当者の目にとまりやすいものです。つまり、自分の就労意欲やスキル・経験、人柄などをアピールする絶好のチャンスであることを意味します。この記事に書かれてあるポイントや例文を参考にしつつ、採用につながる志望動機を練り上げていきましょう。

 

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