まかないがある場合もある飲食バイトは、食費を節約しながらバイトしたいという人に向いている仕事です。ただ、それぞれの店舗によって、まかないの制度は大きく異なります。ここでは、そもそもどのくらい食べられるのか、また食べられるタイミングはいつなのかなど、飲食バイトのまかない事情についてまとめてみました。
【目次】
飲食店ならどこでもまかないは出る?
飲食店でバイトをする理由はさまざまですが、まかないをモチベーションに飲食バイトをしている人も中にはいるでしょう。しかし、まかない目的で飲食バイトを始めるなら注意しておかなければいけないことがあります。それはそもそもまかないがない飲食バイトもあるということです。まかないがあれば食費を節約できるので、時給以外で得られるメリットがあります。飲食バイトを始めるなら、まずまかないがあるかどうかをしっかり調べましょう。
また、同じチェーン店でも、まかないが出る店舗と出ない店舗があるので注意が必要です。それから、勤務時間によってもまかないが出るかどうかは変わってきます。そのため、求人情報を細かくチェックして、まかないの有無や勤務時間の条件を忘れずに確認しておくと良いでしょう。
バイトのまかないはいつ食べられるものなのか
まかないを食べられる条件は店舗によって細かく決まっていることが多いです。たとえば、昼間シフトの人のみまかない付きという条件の場合、同時間勤務したとしても夜勤シフトのバイトスタッフにはまかないが付かないことになります。
また、まかないが付くシフトに入っていても、条件次第ではまかないが食べられないこともあります。昼間シフトでも「ランチタイムをはさんで6時間以上働いた人のみ」などという条件が付くことがあるためです。それぞれの条件を満たしていれば、まかないを食べることができるようになります。
まかないを食べられる時間は基本的にランチタイムやディナータイムの休憩中ということが多いです。もちろん、食べられる時間はお店によって異なります。休憩中でも店内が忙しければ、お店が落ち着くまでまかないを食べられないということもよくあります。
まかないの料理ってどんなもの?
まかないに出される料理は意外と高級なものも少なくありません。その日にお店で使われた食材を使ってまかないが作られることもあるので、日ごとにまかないの料理も異なることが多いようです。たとえば、ちょっと高級な飲食店では、たまたま予約キャンセルになってしまった食材を使って豪華なまかないが出たというラッキーなエピソードから、インドカレーを提供しているお店では、いつもまかないがカレーだったというカレー好きにはたまらないエピソードまであります。
まかないはそれぞれの調理スタッフが当番制で作るというのが一般的です。その日の当番が経験豊富な調理スタッフで時間の余裕があった場合は、お店で出されていてもおかしくないようなまかない料理を食べることができるかもしれません。反対にお店が忙しくてまかないを作る時間をかけられないときには、簡単な丼ものになることもあるようです。何が出てくるかわからないのも、楽しみのひとつと言えるでしょう。
または、お客様に提供するメニューと同じものを、従業員割引で食べられるという制度の場合もあります。材料は同じだけど、自分で好きなものをトッピングしてメニューにはないものを食べられるというまかない制度も。いずれも、お客様に提供しているものを自分も食べることで、自店のメニューへの理解が深まりそうですね。
まかないの有無の確認方法は?
まかないがあるかどうかは基本的に求人情報に掲載されていることがほとんどです。そのため、まかないの有無を知りたいなら、求人情報をまずはチェックするようにしましょう。ただ、まかないの有無のみで詳細が求人情報には載っていないこともあります。その場合は、面接などで話の流れで自然に聞いてみると良いでしょう。ただ、まかないだけが目的で面接に来たと思われると印象がよくない場合もあります。もし面接でまかないの条件などの詳細を尋ねるときは、何気なくさらっと聞くというのがポイントです。「まかないはどういう場合に食べられるのでしょうか」などの直接的な聞き方は避け、「ピーク時には休憩やまかないをどのように回していくのでしょうか」など、話の流れの中でうまく触れるようにして聞き出すと良いでしょう。
飲食バイトをするならまかないもチェックしておこう
飲食バイトにおけるまかないは、バイトスタッフへ時給以外の付加価値をつけることでモチベーションの維持を図ろうという意味合いがあります。ただ、まかないを提供する意味はそれだけにとどまりません。まかないがあることによって、スタッフがそのお店の味を知ることができます。そうすることで、料理の説明を求められたときに、より詳細な紹介をすることができるようになります。まかない付きの飲食バイトをする際は、まかないを食べている最中も仕事の一環だと思って、しっかり味わいながら食べることを心がけましょう。
飲食店はお昼時や夕食時は特に業務が多忙になります。まかないは、いわば多忙な時間帯を乗り切ったごほうびのようなものです。それは忙しい仕事を続けるモチベーションにもつながるでしょう。皆で一緒にまかないを食べれば、それを通じて同僚と仲良くなることもあります。
飲食バイトをする人は、そもそも食べることが好きという人も多いのではないでしょうか。食費の節約の他に、好きなお店の好きなメニューを毎日食べたいという判断基準でまかない付きアルバイトを探すのも、楽しいバイト探しのひとつの方法と言えるでしょう。