有名人が語る思い出の街 青春プレイバック
竹中直人の青春の街、国分寺
竹中直人
作家志望の父の憧れが
竹中少年を国分寺へ
20歳の時に多摩美術大学に受かって、一人暮らしを始めたのが国分寺。それから27歳でデビューするまでの間、7年くらい住んでいたので、かなり思い入れは強いですね。国分寺に決めたのは、学校が八王子にあったのと、子供の頃から“武蔵野”という場所になんとなく憧れがあって。父親が昔、作家を目指していたこともあり、よくその名前を聞いていて、行ってみたいというのが無意識にあったんでしょうね。そんな文学的な匂いが、国分寺には残っていたんですよ。
竹中直人
くだらないこと大好き
いたずら発明の天才
いまだにくだらないことは大好きですけど、多摩美時代はよくいたずらをして遊んでましたね。羊のフンを拾ってきて、飲み会のお菓子に混ぜたり。それを陰で見てるんですけど、本当に食べようとする奴がいるので、それを「待て待て!」って止めて。ギリギリまで待つのがね、本当におかしくて(笑)。あと電車の中でじゃんけんをして、負けた奴が隣の車両のドアをバーンと開けて「呼んだ?」って言うとか(笑)。そういう小っちゃいことで遊ぶのが大好きだったんです。
竹中直人
今の竹中にも息づく
Soul of 国分寺
すぐ弱気になっちゃうタイプなので、かなり国分寺という街が自分を支えてくれたと思いますね。よく行ってた定食屋の親父さんなんかは、僕が肩を落として歩いていると、「竹ちゅう(=竹中のあだ名)、平気か? 寄ってけよ」とか声をかけてくれて。「金ないんですよ」って言うと、タダでご飯を食べさせてくれたり。とにかく国分寺は濃い時代で、国分寺がなければ、今の自分はいないってくらい。お金はなかったけど、その時代なりの自分の人生を楽しんでいたと思います。
profile
たけなかなおと●56年3月20日生まれ、神奈川県出身。83年、テレビ朝日系『ザ・テレビ演芸』でコメディアンとしてデビュー。その後、演劇ユニット「ラジカル・ガジベリビンバ・システム」に参加するなど、俳優として活躍。また映画監督やミュージシャンなど、その活動は多岐に渡り、今年7月にはワタナベイビーと『今夜はブギー・バック』をカバー。07年には1月20日(土)公開予定映画『それでもボクはやってない』、1月27日(土)公開予定『あなたを忘れない』に出演。
information
NODA・MAP『ロープ』
人気放送作家・倉本美津留を招いての待望の第2弾
竹中直人が生み出す演劇らしくない演劇とは?
竹中本人が演出も手がける舞台「竹中直人の匙かげん」が2年ぶりに復活!「岩松(了)さんと10年間舞台をやってきて、ある程度やり尽くした感があったんです。それでちょっと距離を置こうということになって。で、岩松さんと離れるなら、演劇とはほど遠いものにしたいなと思って始めたのが、この『匙かげん』。前回は本当に大変でしたけど、それは楽しくもあり……。とにかく今回もがんばりますので、後生だ、観に来てくれよ〜(笑)」
竹中直人の匙かげん2『そう。』
12月7日(木)〜24日(日) 
本多劇場 問/03-3424-6833(中村ステージプロダクション)
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Text/Rumiko Nogami(SHOW BROTHERS)
Photo/Ryoji Fukuoka
Design/Chiyomi Ito
Edit/Yuki Saito
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