フロム・エー ナビ
  バイト探しの基礎知識 TOP
知ろう!所得税・住民税

いまさらあえて紹介するまでもない超有名な法律 「国民は、法律の定めるところにより、納税の義務を負う/日本国憲法第30条」。 バイトするにも避けては通れないのが税金!ここではバイトで得た収入にかかる税金“所得税”“住民税” “控除(こうじょ)”“確定申告(かくていしんこく)”について解説しましょう。


所得税
かんたんに言えば、お給料にかかる税金です。日本の場合は労働者を雇う側が、労働者に支払う給与の中からこの税金を天引きし 労働者に代わって納税しています。これを「源泉徴収(げんせんちょうしゅう)」といいます。アルバイトのお給料明細に“所得税○円” 等という記載があれば、それが源泉徴収額です
 1年間(1月1日〜12月31日)の総収入額が103万円以下なら、所得税に関しては 非課税(払う義務なし)となることが決まっています。「年に103万円も稼げるかどうかわからないのに源泉徴収されている場合は?」 と不安を声にする人がいるが、心配はいりません。「確定申告」をすれば大丈夫です。 

住民税
住民税とは、自分の住んでいる街(住民票の置かれている地域)に対して支払う税金のこと。 「どのくらいの額を支払わないといけないのか」については、それぞれの市区町村や収入額によって変わります。納税額を知りたい場合は、自分の住民票の置かれている市町村役場で訪ねてみよう。
ちなみに、収入とは「給与」「ボーナス」「残業や報償金などによる手当」これらをすべてのこと。ただし一般的な「通勤交通費」は収入に含まれません。

控除
控除(こうじょ)とは、支払うべき税金に、納税者個々の事情を加味しようというもの。 一般的に控除対象になる場合、そうでない場合に比べて納税額は低くなります。
 例えば“勤労学生控除”の場合、 1年間(1月1日〜12月31日)の総収入額が130万円以下なら控除対象となり、税金が免除され安くなります。
ただし、対象となるのは、学校教育法に規定する中学、高校、大学、高等専門学校などの学生のみです。 この他にも、扶養控除、配偶者控除、社会保険料控除、老齢者控除、等いろいろな所得控除があります(所得税法)。
※これら控除は個々の事情によって細かく規定されているため詳しく知りたい場合は、 所轄の税務署に問い合わせて見てください。
 

確定申告
確定申告とは、1年間(1月1日〜12月31日)の確定した収入額と、その間に源泉徴収された税金総額を比べて精算することを言います。 所得税の欄で取り上げた「年間収入額103万円以下」であった場合などは、これを行うことで、支払った所得税が“還付金(かんぷきん)” という形で戻ってくるのです。
 確定申告を行うには、源泉徴収額を証明する書類(源泉徴収票や給与明細) が必要になるので、これらをバイト先からもらったら大切に保管しておこう。 

税金関係の事柄は関係する法律が非常に複雑で、考え方も難しいため、簡単にわかったような気になることはとっても危険。 時間があれば、社会勉強のつもりで所轄の税務署や役場に直接出かけて相談することを、フロムエー ナビではおすすめします。

次の基礎知識「履歴書のマナーについて」へ
※バイトを始めてからの「困った!」「おかしい!」「どうなってるの?」は、こちらまで。
トラブルQ&Aコーナー


このページの画像、文章、データの無断転用、転載をお断り致します。
ご意見、ご感想、ご要望は リクエストBOXからお送りください。
アルバイト情報/フロムエー ナビ
リクルート