突然ですが、フロム・エー読者のみなさんはTwitterの「ハッシュタグ」を使ってますか?
何気なくタイムラインを眺めていると、思いもよらぬ爆笑ツイートを目にすることが多々あります。そのせいで、公共の場でスマホを片手に肩をプルプル震わせた経験があるのではないでしょうか。
そんなツイートを量産する役割を果たしているのがハッシュタグです。
最近では気になっている場所やお店、モノなどをサクっと調べたいとき、Google検索ではなくハッシュタグを使ったサーチのほうが便利に感じちゃうことも……。
というわけで! 今回はクスッと笑えてしまうものからお腹を抱えて笑ってしまうものまで、「休み時間に見てはいけない」ハッシュタグとおもしろツイートを大賞別に紹介しちゃいます!
もしもの話大賞『#意識の低い童話』
筆者は学校の休み時間の暇つぶしとして、友達と教科書に描かれたイラストで大喜利を楽しんでいたのですが、Twitter上でも至るところで、「大喜利大会」が繰り広げられていました。まずはそんな大喜利系ハッシュタグの中から「意識高い系」の対義語として生まれた「意識低い系」を、童話のキャラクターで例える『#意識の低い童話』をご紹介します。というか、童話のキャラクターって意識高い系だったんですね……。
桃太郎「きびだんご忘れた…」#意識の低い童話
— 伊織(cv:久保ユリカ) (@logfile0327) 2016年4月17日
準備不足で上司に怒られてほしい。バイトだったら時給が下がるレベル。
そもそもおばあさんは洗濯なんてしないので桃と出会いませんでした#意識の低い童話
— いおり (@Iori1025) 2016年3月31日
家事を放棄するおばあさんと働くおじいさんの話でしたっけ?
桃太郎はあっという間に大きく成長しましたが、安定と平和を求める桃太郎は鬼退治には行かずに、お爺さんとお婆さんと幸せに暮らしましたとさ。
— けるちゃん (@cer_chan) 2016年4月1日
そうだ。僕らが望んでいたのは、そんな平和な世界だったのかもしれない……。
竹の中には、大きさが三寸(さんすん→約九センチ)ほどの、ぽーっと光り輝く可愛くて小さな女の子が入っていたのです。
おじいさんはそれをスマホでとり、そのままTwitterで拡散した結果、瞬くまに有名人になりました。#意識の低い童話— 女神凜もこ (@MokoMokoFine) 2016年4月1日
「竹から女の子でたwww」なんてツイートするデジタルネイティブおじさんは嫌だ。
おもしろ大賞『#警察に言われたこと』
次に紹介するのが、警察官との記憶に残る会話をネタにした『#警察に言われたこと』。「警察」と聞くと、特にやましいことはなくても、なんだかビクビクしてしまうのは筆者だけではないはず。このハッシュタグでは、お堅いイメージとは真逆のおもしろエピソードに心がほっこり。警察官だって、人間なんだ!
都内の某公園で花火してたら
警「こんな時間に花火?早く帰りなさい」
私「この子が失恋して…慰めの会です…(笑)」
警「ああ…、…おじさんも、妻に逃げられたんだ」
私・友「……線香花火、いります?」
警「…ありがとう」帰り際、飴もらいました
— 白っ虎@佐久間さん、それ罰金な (@ByakkoNicochuu) 2016年6月28日
警察官の方、とりあえず涙を拭いてください。
#警察に言われたこと
我「(トルコアイス復活と聞いて日跨いでから夜道歩いてファミマへ)」
警「なにしてん」
我「トルコアイス復活と聞いて」
警「気をつけてな」20分後
我「(なかったのでたまごアイスちゅっちゅしながら帰る)」
警「駅前店にあったで」
我「マジか、いってきます」— 狼鋼/竜武者 (@319Saikyo) 2016年6月27日
さすが、本職の捜査能力の高さは紛れもなく本物だった……!
6年前の話
警察「ごめんねえちょっとトランク見せてもらえる?」僕「散らかってますけどヘヘヘ」
警察「ん?何この人形?」
僕「御坂美琴ちゃんですねヘヘヘ」
警察「あー超電磁砲ね。これは?」
僕「鈴ちゃんですね」
警察「あーリトバスね」
— 隊長♨️iQOSはじめました (@suzaku2san) 2016年6月28日
いろいろと理解がありすぎだろ! むしろなぜ警察官を職業に選んだのか、逆に職質したい……。
警官「ちょっと良いかな」
自分「職質ですか?良いですよ」
警官「ごめんね、ナイフとか武器になりそうなの入ってる?」
自分「無いで・・あっ!」
警官「あった?」
自分「プリキュアのピーチロッド入れたままだ。棒状ですが武器ですかね」
警官「それは法的にセーフ」#警察に言われたこと— Hound (@Hound_7) 2016年6月28日
「法的にはセーフ」でも成人男性としてはアウト。
斬新なネタ大賞『#みんながもう忘れていること』
続いて紹介するのが『#みんながもう忘れていること』。このハッシュタグでは、幼い頃の思い出やちょっと前に流行ったブームなど思い出すツイートが続出! みなさんの古傷を痛めない程度に紹介します。
激おこぷんぷん丸
— れいしー (@R_Marseille14) 2016年1月26日
もしバイトの先輩が使ってたら、間違いなく二度見します。
「レイバンのサングラス¥2499」 #みんながもう忘れていること
— 渡辺ケイタ (@sawadawatanabe) 2015年4月3日
一時期スパムツイートとしてSNSに出回りましたね。ブランドのとばっちり感ハンパない! マジメにサングラスを売ってる店員さんの身にもなってほしい。
純真無垢な子供心 #みんながもう忘れていること
— スパッツ (@nyanbotto) 2015年4月15日
その話はやめよう(察し)。
経験談大賞『#元カレ元カノを思い出してツイート』
最後に紹介するのが、元カレ・元カノの淡い思い出が反響を呼んだ『#元カレ元カノを思い出してツイート』。切なく悲しいハッシュタグかと思いきや、おもしろエピソードが満載でした。比較的若い世代が中心となって発信しているのもほほえましいですね。
彼女、(たいちんたいちん)
俺、(なに?)
彼女、(たいちんじゃなくてちゃんと名前で呼んでいい?)
俺、(いいよー!)
彼女、(たいち❤)それでは聞いてください
my name is たいき#元カレ元カノを思い出してツイート— ☞たいちん☜ (@TAICHINKOwww) 2016年6月6日
ハンドルネームが「たいちん」なら、本名が「たいち」だと思っても無理はないと思います。
#元カレ元カノを思い出してツイート
中学2年のころ10ヶ月付き合って別れて
俺絶対待ってるからと言われ
高校1年の1月また付き合って
おかえり遅かったねと言われたそれでわ聞いてください
「今でわ旦那で一児のパパ」— しおりん (@m0519s0503) 2016年6月6日
パパ……! お仕事がんばって!
まとめ
ざっと紹介しましたが、上記はハッシュタグを通したSNSならではの新しいコミュニケーション方法といえます。「デジタルネイティブ」という言葉があるように、今後もハッシュタグはどんどん新しい価値観のもとで用途が広がっていくでしょう。
たとえば、筆者は旅行のアルバム感覚で「#〇〇の旅2016」とオリジナルハッシュタグをつくり、旅の思い出をまとめるために使うこともあります。
大喜利もよし! 時事ネタもよし! 思い出共有もよし!
ハッシュタグの使い方は人それぞれ。
思いついたネタや出来事などにハッシュタグをつけてみると、意外や意外に広がって、トレンドに入るかもしれません! あなたも自由にハッシュタグをつけて、さらに楽しくSNSを使いこなしてみてはいかがでしょうか。
文:石川優太